馥郁(ふくいく)とした香り
寒い日が続いていますね~。
外はすっかり雪景色です。
このへんは仙台市でも標高の高い地域なので、街に降りて行くと雪がない時も多いんです。自分の車だけ雪をかぶっていて、あれぇ~?私は何処から来たのかしら~という状態の時も。(笑)
貧血なのでもともと朝は苦手なのですが、最近は寒くてシャキ~ンと起きることができません。でも昨日はお弁当が3個の日。「ブロッコリー茹でてぇ~。あぁぁ~時間がっ」と、パタパタ。聞かれる前に言っちゃいますけど、モチロン冷凍食品もほどほどに使ってますよぉ。(笑)主婦生活で上達したのは手抜きですっ。(そんなことだけ自信たっぷりでいいのかぁ~)
冬は保温弁当ね~
長女スイーツは11月からパパさんと同じ職場で実習をしていて、今年もその近くで実習中なので お弁当を持って親子で一緒に出かけていきます。でも女の子は出かけるまでが長いんですよね~。
車の中ではパパさんが「仕事はまず時間を守ることが大事なんだよ。」と、仕事に対する心得を娘に語っているらしいですが・・・「はぁ~い!」と返事だけはいいけど スイーツは全然聞いてないもんね~~。とにかく自分の遅刻だけはどうしても絶対に回避したいパパさんでした。(笑)
さてさて、昨日はオープンガーデンのガイドブック作成の活動の日でした。今年Ruiはオープンガーデンみやぎのガイドブック製作を仰せつかりました。班の仲間4人で何回か打ち合わせをして作業に取り掛かっていますよ~。昨日は来年公開してくださる庭主さんの情報をまとめる作業を行いました。
ガイドブックは、庭巡りの為の庭主の公開日や連絡情報,イメージ写真などが掲載されている庭巡りの必需品です。それだけに会員さんがガイドブックを手に庭巡りをしてくださることをイメージすると 張り合いもあって頑張れます。
休憩しよう~と、みんなで休憩のお菓子タイム。食べておしゃべりしたらまた頑張るよぉ。
年齢も地域もバラバラの仲間で構成されたガイドブック班。庭の繋がりがなければ全く知らない人たちだったはずですが、楽しく活動しています。せっかく貴重な時間を使って集まるのだから作業は楽しくなければね!
会員さんのリビングに置いても絵になるガイドブックになることを夢見て・・あと少しで~す。
作業の帰りにガイドブック班の方から「お庭に咲いている枝を切ってきたから季節のお裾分けね。」と、蝋梅(ロウバイ)を頂きました。
我が家には蝋梅はないので、その素晴らしい香りにびっくり!
「春の先駆けとして咲くこの花の香りを 昔の人たちはよく馥郁(ふくいく)とした香りと、表現したのですよ。素敵な香りでしょ。」と、教えてくださいました。
さっそくメモメモ四季のいろいろなことを教えてくださる先輩がいてありがたいです。いい香りですねぇ~これがフクイクですねぇ~。(笑) 最近は薔薇にこの表現を使う場合もありますが、もともとはきっと梅の香りのことだったのでしょうね。早速、家で生けてクンクン。なるほどぉ~クンクン。(犬カッ?)
でも蝋梅の「蝋」も「馥郁」も漢字がサッパリ書けなくて、カタカナでグジャグジャっとメモしてしまいましたぁ~。是非覚えてちょっと脳を鍛えたいもので~す。
BISESガーデンチャリティ 復興の庭作り
先日、園芸誌BISESの「3.11ガーデンチャリティ」の活動に参加してきました。
花とみどりの力を信じて被災地に希望の種をまこうという活動はまだ始まったばかり。オープンガーデンみやぎのメンバーは朝早くバスに乗り、石巻に入りました。
高速道路を降りるとがれきがうず高く積まれていて、こんな様子の山がいくつも続いています。
海にそれほど近くない地域でもそれは同じです。
途中、缶詰工場の物だったと思われる大きな缶詰を横に見ながら現地に到着しました。
復興はまだまだ道なかば・・・いえ、初めなのかもしれません。
被災地に近い または被災者でもある私たちは、いろいろな実情を聞いたり見たりしているだけにその取り組みの難しさも感じています。
今回は復興を祈って あるお庭作りのお手伝いにやって来たのでした。
お庭はとっても広くて、雑木の美しさがまだ少し残っていました。
白樺の木々が塩害でダメになってしまったのが本当に残念!以前は美しい庭だったことと思います。
BISESの活動と庭についての詳細はBISES No,74の紙面130Pをご覧くださいね。
BISESホームページ http://www.bises.co.jp/index.html
総勢40人のガーデナーがお庭に集合し、4つのコーナーに分かれて作業することになっていて、庭作り体制もバッチリです。
Ruiはクジ引きでメドゥガーデンのフラワーコーナーのお手伝いをすることになりました。
管理のしやすさも考慮し、まず小道を作っていきます。花壇スペースからは沢山の石が出てきましたが、それらは道に使いました。
この部分は道路に面した庭の顔。長方形のかなり長いスペースです。この地域の人たちが見て楽しめる景観の一つになってくれればいいのですが・・・
※メドウガーデンとは
草原や野原の風情、雰囲気を演出するガーデンスタイルで、草丈が高めの一・二年草や宿根草、球根植物などを組み合わせて作る。
できるだけ世話をせずにその土地に合う植物を育てるガーデン。
がれきの撤去の為にかなり作業をしていたそうですが、初めて土を見た時は一日の作業でワイルドフラワーの種を蒔ける土までたどり着けるのか?かなり心配でした。
しかし、一人でやったら気の遠くなるような作業もガーデニングに熟練した人たちがこんなに集まると・・・まるで魔法にかかったかのように仕事はどんどんはかどっていきました。
皆が夢中で汗をかき、作業をしました。
Ruiと一緒に写真に写っている一輪車で作業をしている方は地元のおじいちゃん?ではなくて~~~
何と私たちが乗ってきたバスの運転手さんでした~。
あぁぁ~運転手さん。皮靴がぁ~~。
今回は仙台からバスでやって来ましたが、そのバスの運転手さんもいつの間にかお手伝いしてくださり、大きな戦力になってくださったのでした。
土も順調に仕上がり、いよいよ緊張の種蒔きです。
ワイルドフラワーは何種類もの花の種をミックスして作っていきます。
一つ一つの花もどれも魅力のある物ばかりですが、これらを調合を少しずつ変えながらスペシャルな(笑)用土に混ぜて蒔いていきました。
そして土をかけ~
最後に水まきをして~
完成~~!!(かもしれない~)
うるうる・・綺麗なラインだわぁ~!
ここにワイルドフラワーが咲いたら本当に美しいと思う!!
皆の労働と熱意で何とかここまでは形になってきました。
BISESガーデンチャリティの発起人のお1人の内倉さんがチャリティへの思いを話され、 お昼には美味しいコーヒーを皆にご馳走してくださいました。
オープンガーデンオブ北海道の内倉さん
個人的な感想としては こんなに熱中して自分の庭以外の場所で作業したのは今回が初めてでした。メドゥガーデンは限られた敷地の自分の庭では作る機会がないので、違ったスタイルの庭作りは大きな刺激となりました。
かなりの重労働ではありましたが、手応えのある庭仕事でした。きっと作業された皆さんも同じ気持ちだったのではないでしょうか。
私たちの活動は被災者に向けての直接の支援ではないけれど、まかれた小さな種たちが育って いつの日か小さな励ましや癒しとしての役割を果たしてくれたら・・・
ワイルドフラワー・・・・
咲くといいなぁ~~~
手仕事の楽しみ
昨日の台風は凄かったですね。
皆さんの地域は大丈夫でしたか~?
先日、庭ブロのkituroさん宅にお伺いしました。
kirutoさんとはブログで知り合ったのですが、行っている美容院が一緒だったり、好きなパン屋さんやカフェが同じでビックリしました。どこかですれ違っていたかも。
さて、そんなkirutoさんのお庭は昨年テラスをリフォームしてますます素敵になりました~。でも写真撮ってなかったぁ~~!(大ポカでした。汗)
リビングに続くホビールームがまたイイ感じで そちらに視線が集中してしまったんです。今日はそのホビールームを少しご紹介しますね。
沢山のファブリックに囲まれた空間で、キャビネットには綺麗な生地がいっぱい
伺った頃は 作品展で出品するキルトを制作中でした。
拝見すると、とにかく細かい作業で気の遠くなるような工程なんです。しかも仕事が丁寧で丁寧で~。
キルト作業のグッズも凝っているんです。仕事の道具がお気に入りだと作業する時に楽しいですよね。
よく見ると布の押さえはバラ模様、それにメジャーはルドゥテ(薔薇)柄なんですね~。
それからこちらは何かな~?
これはフルートマットです。
大人になってからフルートを始められたそうです。(^-^)
フルートのバックも製作中でした。大人可愛いデザインですね。
どんなレースを使うか。持ち手の素材を何にするか?素材選びで雰囲気はガラリと変わりますから迷いますよね。
でも何て楽しい迷いなんでしょうね。
今頃きっと素敵なバックが完成していることと思います。
作品の数々を拝見してとってもあったかい気分になったRuiでした~。
最近目が疲れることを理由に 手仕事からめっきり遠ざかっていましたが、せめてミシンでも出してみようか・・と、思ったりして。
出しただけにならないといいんだけどね~~(笑)
お知らせです
オープンガーデンみやぎでマルシェを行います。(手作り品の販売)
マルシェ・ド・ヴェール 2011
9月23日(祝) 24日(土)
11:00~17:00
サンモール一番町アーケード内
(仙台市青葉区一番町)
マルシェの売上金の一部をビズガーデンチャリティと3.11大震災の河北義援金に寄付致します。
お近くの方は是非おいでくださいね~。(^-^)
BIGなお客様
毎日暑いですね~。
昨日も仙台は32度。こんなに暑いとお弁当も心配なので保冷バックに保冷剤も入れてお弁当を持たせています。
一昨日は朝から庭仕事を決行!暑くなる前に終わらせるつもりだったのですが、ここも~あそこも~と、気になるところばかりで ハッと気付くと自分はゆでダコのようになっていて、あまりの暑さにクネクネ・・・。(笑) 服は雨に打たれたように汗ですっかり濡れていました。
おぉ~こんな時間!と、ゆでダコおばさんは慌てて 支度をしてRui子の参加する学校行事の会場にダッシュです。
まだ湯だったままの顔で汗だくで到着したのは東北福祉大の「けやきホール」。初めて入りましたが、とても綺麗なコンサートホールでした。
今年は震災による破損でいつものコンサートホールも使えず、福祉大のご配慮でけやきホールを使わせていただけることになりました。
暑さの汗の後は Rui子の伴奏に冷や汗をかく母。
ピアノの練習は一人の作業でけっこう孤独です。上手い下手は別にしても(汗)練習は小さい頃からずっと「一人で楽譜と向き合う時間」だったからです。でも今回は友人たちとの共同作業だったので 歌で繋がる楽しさを感じた時間だったようです。
人のリズムを理解することや 少しでも人の為に役に立ちたいと思う気持ち。これからまたいろんなことを経験して みんなそれぞれ大人になっていくんだろうな~。
と、茹であがった後に 冷や汗とクーラーで冷たくなったゆでタコおばさんは思うのでした。
そして、その後 庭で BIGなお客様をお待ちしました。
オープンガーデンは終わったのですが、今年最後のお客様をお迎えすることになりました。
何と我が家にBISESの八木編集長がいらっしゃいました。
素敵な笑顔ですね~。
初めは少々緊張しましたが、八木編集長はとても気さくにお話をしてくださいました。
お庭を見学された後、庭のお話をしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
2年前の蘭展でサインを頂いていたので・・・
今回はその隣にまたサインをお願いしました。
BISESは「私の部屋ビズ」の頃から読んでいる雑誌です。
まだ行ったことのないイギリスの美しい庭のページはガーデナーの憧れでした。お気に入りのページを何度も見る楽しい時間も過ごさせていただきました。
花のほとんどない季節だったことが残念でしたが、自分が長年見つめてきた本を作った方が自分の庭に来てくださる・・・こんなことがあるなんて・・嬉しいですね~。
今回来仙されたのは被災地支援の活動の打ち合わせの為とのことです。
これから私たちもガーデナーとして小さな支援ができるといいですね。
ちゃっかり2ショットも。(●^o^●)
蔵王の風景
毎日暑い日が続いていますね~。
東北もあっという間に梅雨が明けていよいよ夏本番です。お庭に出る時は熱中症に気をつけないといけませんね。
さて、今日は先日のバスツアーの続きです。
まんさくの庭からバスでほど近い場所にある 蔵王ペンションビレッジに到着しました。
あれぇ~~何かこのへん見た事ある~
もしかして 昔パパさんと来たかも~あはは~~(汗)
歩道の緑は山の植物と庭の植物が仲良く混在していました。
おしゃべりしながら少し歩いてペンションあっぷるに到着しました。
何はともあれ まずは腹ごしらえですよ~。
皆でチキンカレーをほおばりながら また話に花が咲きます。
オット、昼ご飯も食べたことですし、森の探検をしなければ!
あっぷるさんには400坪のイングリッシュガーデンがあり、自由に散策することができるんです。
背景は美しい山目の前の視界が広がっているので解放感もあり、風が通って気持ち良いお庭でした。
でも植物を見たり話をしたりするのが忙しくて 写真は二の次になってしまいました~。家に帰ってから確認したら気合いの入ってない手ブレ写真続出。(汗)
植物はオープンガーデンで実際に見て 自分の庭に植える物も少なくありません。本やカタログはどうしても関東中心に書いてあるので、やはり自分で確認するのが一番です。
本当に越冬するのか
花期は薔薇の前か後か
高さや幅はだいたいどのくらいなのか
そして秋の様子 ・・・等
庭主さんにお聞きし、その植物や木の特徴を教えて頂ける良い機会でもあります。
今回「いいな~」と、思ったのはコチラです。
カンパニュラ ラクティフローラ
薔薇が終わる頃から咲き始める 立ち上がりの良い宿根草を探していたのですが、これは幅もとらずにすっきりとした姿でとても気になりました。
こちらは散策が楽しくなる小道。
自然な植栽でとってもなごみますねぇ。
このペンション村のオープンガーデンは「あっぷる」さんや「ビートル」さんだけでなく他のペンションも参加するようになり、緑の相乗効果のようになっていました。途中で休憩することもでき、この日は他のペンションにも入ってケーキセットをいただきました。
このペンションの生垣もいいですね~。
「コレ何かなぁ?」と言うと「それは草藤だよ~」と、庭友ののりちゃんが教えてくれました。自分が知らないことを友人たちに教えてもらえるのも お庭巡りの嬉しいところです。
枝垂れる習性を上手に使っていますね。下がコンクリートなのでお掃除もしやすいしこの場所にぴったりです。
あっぷるさんにオープンガーデンを始めたきっかけは?と、お聞きしたところ
BISESのガーデンコンテストに応募した際に、イギリスのBBGLのような会を作ってみませんか?との提案があり、「愛する庭のある宿BGL(ベッド&ディナーグリーンラバーズ)」の会ができたのだそうです。それをきっかけにオープンガーデンも始めたのだそうで、今では日本のBGLも岐阜、長野、北海道・・・いろいろな場所にあるのですね。
ところでイギリスのBBGLって何の略かご存知でしたか~?
ベッド アンド ブレックファースト フォー ガーデン ラバーズ
朝食付きで美しい庭も見ることができる宿のことです。さすが本場の文化という感じですね。いつか行けたらいいな~と思ってしまいますねぇ。それにはまず貯金しないとね~~(笑)
この蔵王のオープンガーデンの取り組みはクレマチス、薔薇、紅葉の四季の違った風景を見ることができ、スキーシーズン以外のお客様を呼ぶ為にもとても良い発想ですね。
今回は泊まりでなくてもゆっくり森林浴ができ、ビレジの自然を満喫することができました。
大満足の庭クラブバスツアー。日帰り旅行もいいものですねぇ。
オープンガーデンはせっかく日本にも広がってきた新しい文化ですから(日本しか経験ないですけど~)マナーを守って楽しく交流の輪が広がるといいですね~。ヽ(^o^)丿
人生の楽園
薔薇のシーズンも終わり、いよいよ本格的な夏です。
身近なところでは 大きなダメージを受けた給食センターが稼働するようになり パンと牛乳の簡単給食だった学校給食も徐々に改善されてきました。今までずっとお弁当(捕食)を持たせていたので親も一安心です。
去年はオープンガーデン若葉マークだったので 他のお庭を拝見する余裕もなく終わってしまいましたが、今年は しっかりお庭見学もしています。(^o^)
先日はオープンガーデンみやぎの庭クラブのバスツアーに参加させていただきました。
地震以来、平日の遠出は少し迷うところがあります。仙台は 未だに毎日のように小さな余震があります。もし大きな地震があった時は あらかじめ記載された保護者が学校に迎えに行かなければならず、どうしても遠出には慎重になってしまいます。
でも今回は是非拝見したいと思っていたお庭だったので、(家族で緊急時の打ち合わせをして)参加することにしました。
お出かけ先は・・・
山形市西蔵王高原の「まんさくの庭」。
数年前に「人生の楽園」でも放送された約3300平方メートルの広大なお庭です。
転勤で訪れた山形市を気に入って2000年に東京から移り住み、以来、原野だった自宅の周りを開墾しつつ 手入れしながら暮らしてこられたそうです。
残念ながら伺った日は雨でしたが、アジサイの綺麗な季節になっていました。
薔薇、宿根草、木、山野草 様々な物たちが共存していて畑も作られていました。
朝に ゆったりこの庭を歩いたら幸せでしょうね。
「でもお姫様気分で庭の階段が降りれるようになったのは つい最近のことなんですよ。それまではずっとしゃがみこんで下ばかり見ていたの。」 とのことでした。
植栽だけでなく小道もご自分たちでコツコツと作られたそうです。
でも何しろ広大なスペースですから・・道を作ることも土を作ることもそれはそれは大変だったことでしょう。
良く見るといろいろなバリエーションで変化に富んだ小道たち。広いと どうしてもシンプルにザックリ作ってしまいがちですが、それぞれの小道や踊り場は場所によってデザインや素材が違いました。
気の遠くなるような労力と時間をかけてきたことがわかり、妥協のないこだわりを至る所に感じました。
広大なお庭なのですが、歩いているとちょうど良い場所に休憩できるベンチが。
庭仕事の後にこのベンチに座って一息・・・そんな感じで使われているのかな。
バーバスカムがスッキリと立ち上がり、このお庭にとても良く似合っていました。
(庭ブロのleonさん。コレね~。)
本当にいろいろな植物が混在しているのですが、もはやコレとコレを組み合わせるという空間ではなくて、一つ一つの大きな景色が繋がっているようなお庭です。
庭の奥は園芸種と野生種が入り交じる場所で 庭と山の中間のような不思議な心地よさを感じました。
ここまでが庭! という感じでもなくて 自然に山になっていくような空間です。
家からは素晴らしい景色が一望できました。
これからの人生をどう生きるか?今までつきつめて考える機会はありませんでした。
ここで新たな人生を と、望まれて移り住んだ山形。
強い思い入れは 汗と共に自然に溶け込み、目に見える形になっていました。
大変なことも 楽しいことも こだわりも含めて
ここはまさに庭主さんの「人生の楽園」なのだと思いました。
※「まんさくの庭」は5月から10月まで曜日や時間を区切って公開されています。
詳しくは HP 西蔵王から ~まんさく便り~ にてご確認ください。
オープンガーデン最終日は
昨日は本当に暑い一日でしたね。
オープンガーデンの最後のお客様はこれからの時代を担う若者たちでした。
32・7度の気温の中、農業大学校の学生さんたちが庭にいらっしゃいました。
でも もう薔薇も終わりかけの時期・・・こんな庭でいいのかしら。
さて、若者軍団は先生のお話を聞きつつ・・・
質問しつつ・・。メモしつつ・・
次のお庭に移動されました。
これで今年のオープンガーデンは何とか終了です。
\(^o^)/
さて、庭の様子ですが・・・
つる薔薇は今が満開ですが、その他の薔薇はいよいよ終わりかけの物が多く、2番花の為にも早く切ってスッキリしたい時期にさしかかっています。
風が吹くたび薔薇はバラバラ~。
くぅ~~!(しまったぁ~!の声)
花首を握って切ったら3秒の作業も下に植えてある宿根草にバラバラ落ちたら作業は何倍かになってしまいます。
そう言っている間に雨が降り、またバラバラ~。
くぅ~~!訳=(ここの花はまだ大丈夫だと思っていたのに!温情をかけた自分が悔し~い! )
こういう景色も他のお宅で見ると 「いいなぁ」と思うのですが、自分の庭だとそうもいきません。梅雨に入ってしまったので そのままにしておくと宿根草が傷んでしまうからです。とにかく落ちる前に そして次の花の為にガッチリ切りた~い!
アレを切って~そしてコレも切って~と、切るモード全開です。
ギラッ 。
咲くまであんなに可愛がられていた薔薇は きっと今ごろ人間不信ね~。(笑)
さて、切った薔薇たちはその後どうなるか・・・。
今年は薔薇の花で腐葉土を作っています。切った時に硬めの枝は除いて花びらと葉を少し乾燥させて・・・
その後、腐葉土BOXに投入~~。
米ぬかと合わせてマゼマゼ。数日後にはもうホウセン菌がっ感動するぅ~。
おかげで毎年この季節に出していたゴミ袋の数も半分以下になりました。毎年花摘みの頃は疲れてきて作業が苦痛になってくるのですが、新たな刺激のおかげで花摘みもちょっと楽しい作業になりました。
ふふっ。(ちと怖い?)
私の怪しい笑いの足元でスキャボロ・フェアーがフワンと咲いています。
少し遅咲きの 優しい花形の薔薇です。
白い花にも目が向きます。これは・・・
明日も咲くのにアスチルベ(汗)
kikiさん。苗ありがとう!大きくなったよ~ !これは何かって?これはね、
私あなたがズッキーニ。(大汗)
あぁ・・・変だなぁ。オープンガーデンが終わってホッとしたのか 何だかちょっと壊れてきました・・。
これ以上書くと○○○ギャグを繰り出すおじ様のパクリようになってしまうので
今日はこのへんで~~。
初めてのオープンガーデン
こんにちは~♪
寒い日が続いていますね。こんなに寒いと体調管理も大変です。お互いに気を付けましょうね~。
テラス工事が終了した二日後の今日。
我が家の前にこんな看板を出しました。
え?良く解らない?
ではアップにしてみますね。
今日はオープンガーデン初日なんです。
公開日はまだなのですが、今回は特別編です。
オープンガーデンは初めての経験で、しかも いきなり特別編なのでちょっぴり緊張してました。
その理由は・・・・
オープンガーデン若葉マークのRuiの庭に 大きなバスがやって来ました。(汗)
今回いらしたのは岩手県奥州市の「おうしゅうオープンガーデン」の皆さんです。
オープンガーデンみやぎにバスツアーの申し込みがあり、仙台のオープンガーデンの数件の庭を巡るというツアーなのです。
初めてのオープンガーデンなのにハードル高いっ
「まだ全然咲いていないんですけど~」と、お話はしたのですが、咲いてなくてもいいのだそうで…薔薇と宿根草との組み合わせ方等をご覧になりたいとのこと。
マニアックツアーですね。
次々と降りていらっしゃり、
「では庭主さんに庭のことをお話ししていただきます。」と、突然振られ、ビビリます。はは~。
それで、いつもRuiが庭で思っていることをお話ししました。
薔薇と木と宿根草を自然に取り入れて庭と付き合っていきたいと思っていること。
少しずつでもいいからそれぞれの季節の花を入れて季節を感じられるようにしたいと思っていること。
キッチンガーデンは小さいので薬味を中心にしながらほんの少し野菜も入れて、楽しみたいと思っていること。
などをお話ししましたぁ。
お話が終わってから・・
皆さんがどんどん庭に入って行き・・・
小さい庭は満員御礼 楽天イーグルス状態です。
写真をバシバシ撮るお客様。
そして、その姿を撮る庭主Rui(笑)
さらに「ブログに後ろ姿を載せていいですかぁ?」と聞く 変な庭主Rui。(大笑)
あっという間に時間が過ぎて・・・
本当は来てくださった皆さんを撮りたいところですが、時間がないので代表の方をパシャリ。
帰るバスを見送ります。
住宅地を通るバスにしてはちょっと・・・いえ、かなりデカイ。
手を振っていると なんだかお友達を見送っているみたいな気分でした。
花好きという時点で ある意味 お友達なのかもしれませんね。
とにかく、オープンガーデンのバスツアー 1回目は終了しました。
6月に大型バスがもう2台やって来ます。(+_+)
最近やっと体調も良くなってきたので、久~しぶりに庭の写真を撮ってみました。
熱くならない程度に(笑)今日の庭の様子をお伝えしますね。
キャットミントはもうすぐ満開です。
白薔薇(スノーグース)が咲く頃にブルーロードになる予定です。
白花フウロは今が満開。
あぁ~~デルフィニュームさん。
お願いだから薔薇が咲くまで待っててねぇ~。
今年は白薔薇とブルー系のデルフィニュームのコラボにしてみました。
薔薇満開まで たぶんあと2週間。(長っ)
コデマリは今が満開です。
花期が同じなので黒花フウロとコデマリで黒と白を合わせました。
反対側から見ると道路側で、花が終わった頃に 今度は薔薇の「ミサト」が咲き始めます。
寒かったので今年は何でも花が遅めですね。
日陰のグラウンドカバーとして使っているリシマキアとアジュガ。
アジュガは花の季節です。
シェードガーデンでRuiが好きなのが西洋オダマキ「ブラックバロー」。
今が一番綺麗です。
こちらは セリンセ。大人色ですよね。
庭ブロのkikiさんに頂いたユーフォルビアと合わせてみました。
他にもいろいろ咲いていますが、また夢中になりそうなので目の為にもこの辺で・・・。
薔薇が咲くまでもう少し。
春はやっぱりいいですねぇ~。(^-^)
次回は完成したテラスのご報告をしますね~。
クりスマスローズの世界
やっと雪を脱出したRuiです。
今年は寒い
全然痩せないっ(それは自分の問題~)
でも、いよいよオープンガーデンの季節がやって来ましたよ~。
先頭を切るのはやはりこのお庭です。
玄関の横からお庭に入ると、道路側からは伺い知ることができない花のお庭が現れます。
えぇ~
ここは仙台~~花満開なんですけど~~
Rui の庭は花どころかまだ冬なのに。
よ~くご覧ください。
咲いているのはクリスマスローズなんです。
ここはクリスマスローズで有名なYさんのお宅。
先日、オープンガーデン信州との繋がりで庭ブロのtoledoさんをお連れしたお庭です。
今度はクリスマスローズの勉強にやってきました~。(●^o^●)
斜めに立っているフェンスで逆に奥行きが感じられ、庭の様子はどうなっているのかな~と、ワクワクします。左手は川が流れていて かすかに水の音が・・。
フェンスを過ぎるとそこは
クリスマスローズの世界です。
何はともあれ、まずは花の様子をごゆっくりご覧ください。
糸ピコ
ピコティー
ピンク ダブル
パーティドレス
ライムイエローのイギリス人らしいです。(笑)
素敵なドレスですね。着てみた~い!
いえ、嘘です。(汗)
オドルス
何と柑橘系の香りがしてびっくり。
香りのクリスマスローズだそうです。
シナモン・スノー
上を向いて咲くクリスマスローズです。質感があって大人色。
ポジティブですね。人生もかくありたい。
(^u^)
ルーセブラック
株立ちの樹の足元に白のクリスマスローズと混ぜながら群生させたらきっと素敵ですね~。
もっとお姉様になったら(笑)そんな雑木のお庭にして ゆったり過ごすのもいいですね。
原種の パープラッセンス
不思議な色ですね。原種ならではのニュアンス色。
原種系のグリーン
終わりかけに色が変化してくるんですね。
さとちゃんに聞いたところによると、クリスマスローズは薔薇のように品種として分類するのが難しい物が多いのだそうです。
確かに我が家で育てている花も色が変わったりダブルがシングルになったりしています。
かわいぃ
美人さんでしょ~。
Yさんがクリスマスローズと出合ったのは子育て真っ最中の頃だったそうです。お母様が小さな鉢をくださり、地植えにしたら翌年大きくなって季節はずれの花が咲いて・・・それがクリスマスローズとの出会いだったということです。
現在は 主役がクリスマスローズ。宿根草がそのお手伝いをしてくれています。
クリスマスローズ以外にも庭作りのヒントがいっぱいです。
クリスマスローズと黒の越冬パンジー、エリシマムの寄せ植え。
大人の寄せ植えですね。秋~春までずっと楽しめていいですね。エリシマムはユーフォロビアのように見えますが、この品種は枝垂れる性質があり、ピンクの花を咲かせるそうです。 是非、真似したいな~。
寄せ植えは長い期間楽しめる物でければ・・・と、最近 凄く思います。花もお高いし、しょっちゅう作るのは大変ですものね。(笑)
原種の小さなチューリップも可愛い
樹の根元のバイモユリ。風情があって優しい雰囲気ですね。ユリのこういう使い方も参考になります。
リーフ柄のオブジェ。通路の目隠し効果があって取り外しも楽。お値段も優しくて気軽に楽しめるアイテムですね。
お庭のサイドスペースにさしかかると何やら気になるコーナーが
こういうスペースいいな~
水の蛇口をひねる時、ががみながら思うんですよね。どうして台所の流しは高いのに外の水道は低いのか(この話になるとkikiさんは熱いです)
こんなスペースがあればお手入れも水やりも楽チンで楽しいだろうなぁ。
これはニッカウイスキー工場で(ここから25分)買ってきてご主人が取り付けされたワイン樽の雨水利用でした。場所さえあればすぐに真似したい
可愛いコーナーが目に入ってきましたよ~。
ここは手作りのナーサリーコーナー。
植え替えた鉢を養生したり、小さな苗を育てたり。
作業の為には必要だけど日常はあまり出しておきたくない物ってありますよね。プラ鉢や肥料、コンポストなども見えないように上手に収納されていました。
綺麗なお庭は一日にして成らず。
花に触れて 土に触れて 好きな花とかかわり、成長を愛でる。
そんな手作りの庭とのシンプルな付き合いを見せて頂きました。
Yさんは今年の3月までオープンガーデンみやぎの会長さんをされていました。
庭は人そのもの。本当にそうですね。
Yさんのお庭に向かう途中、友人が言いました。「Yさんってクリスマスローズみたいな方だよね。」
本当にそうだな~と、Ruiも思いました。
私の知っているYさんが 寒さに強い芯のあるクリスマスローズと重なりました。
去年、このお庭を観に行かれたヘリテージさんが言ってましたっけ。
カーペンターズのイエスタディ・ワンスモアが聞こえてきたって。
原種 アトロ・ルーベンス
そのメロディが 確かに
聞こえてきそうでした。
オリジナルの楽しさ
朝から ボタボタみぞれ雪が降っています。 (゜-゜)
開き始めた新芽はどうなっちゃうんだろう・・・ (T_T)
でも、暦の上では4月。
4月は新しい出発ですね。
オープンガーデンみやぎのガイドブックも会員の方々の手元に届きました。
今年はこのような表紙です。
Ruiは昨年初めて ガイドブックの作成の係になりました。
全然お役に立てていないのですが、(汗)完成するとちょっぴり感動。
今までは届くのを楽しみにしていたガイドブックでしたが、担当になってみて初めて「こうやってできるんだ~」と、今までの先輩たちの仕事の緻密さに脱帽でした。
以前もお話ししましたが、このガイドブックは「リビングテーブルに置いても絵になる本のように」というイメージで制作しています。
う~ん
Ruiは表紙が かなりお気に入りです。(自画自賛)
この写真は、ガーデンフォトクラブの会員さんの写真なんです。ブルーに合わせて正解だったかも。
とても良い経験ができました。
それからもう一つ。
ガーデンフォトクラブ「花写人」(カシャット)で4月始まりのカレンダーを作りました。
コレは自分の写真を使った自分だけのオリジナルカレンダーです。
それぞれが撮りためた12カ月の写真をカレンダーにした まさにオンリーワンです。
Ruiはカレンダー制作の「係」でして、(笑)
こういう“つくる”作業は楽しいですね。
サイズ、紙の選定、字体など、初めてなので迷いながらの作業でしたが、自分だけのオリジナルって嬉しいですよぉ。
お恥ずかしながらRuiのカレンダーを・・・・
な~んか見たことあるって?
ははは・・・縦構図の写真があんまりなくて・・・ブログ用の写真を使っちゃいました。ブログカレンダーになっちゃった。(汗)
自分の庭のカレンダーの他にも、野の島の風景を綴ったカレンダーとか 海外旅行の写真でまとめたカレンダーにされた方もいました。いいなぁ。
Ruiのカレンダーは縦ですが、お好みにより 横構図の方や 紙質を薄めにした綴らないタイプのカレンダーにした方もいます。
手元に届いた時に喜んでくださり、制作した担当も嬉しいデス。(^o^)丿
オリジナルだからこその楽しさを痛感した体験でした。
これも一人ではとてもできませんでしたが、もう一人の担当さんと二人でそれぞれの知恵を出し合いました。
一人ではできないことも同じ気持ちの仲間がいれば・・・
何だかそんな貴重な経験が続いたこの3~4月でした。