オープンガーデンの取り組み
ちょっと暖かくなってきたな~と思ったら翌日は雪。
その雪も夕方には半分消え・・・
そして今日はお天気もよくポカポカ 。
まさに三寒四温の日々で、薔薇の剪定も足踏みしています。
今日はオープンガーデンみやぎの総会が仙台駅前のアエル6階ホールで行われました。
総会の前は事務局長や会計、そして会長が最後の打ち合わせをし、いよいよ本番です。
今日は沢山の会員さんがホールに集まり、前年度の会計報告や今年度の行事等について話し合われました。
私が初めてオープンガーデンみやぎの会員になったのは10年前。ちょうど家のフェンスをどんなデザインにしようか考えていた頃でした。いろいろなお庭を拝見したことでイメージが具体的になり、自分がどんなお庭が好きなのかもわかりました。それまでは自分の好きな物すら漠然としていたような気がします。
総会を無事終えてから運営委員で遅い昼食を駅前の和食店「大原」で頂きました。終わってホッと一息で~す。
一の膳 二の膳 それにデザートとコーヒーも付いて1500円はお得かも。
食事後に2年の任期を終えた前会長に花束が贈られました。
オープンガーデンの運営は、庭を愛するからこそできることだとは思いますが、上に立つ方の責任は大変なものだと感じます。
「ずっと楽しい会であり続ける為、次の代に繋げることも私の仕事。無事に引き継げて良かった!」と、お話をしてくださいました。本当にお疲れ様でした。
15年前に花好きの主婦5人で始めた会も今では会員200名。(ガーデニングブームの一時期は会員がとても多かったそうですが、最近は人数も落ち着いてきました。)
初めはガイドブックもA4サイズの紙をホチキスで止めた手作りだったそうです。
これは10年前のガイドブック。
私はこのガイドブックもとっても好き。労を惜しまず活動する立ち上げの頃の勢いが伝わってくるからです。楽しそうだなあ~ってね。
そして、昨年から取り組んでいた2012年度のガイドブックも出来上がり、総会で配布されました。今回はガイドブック班の班長を仰せつかり、4人で活動させていただきました。
「今年は絆を大事にした表紙にしたい!」との意見が出て、「絆がリースのように繋がっていきますように・・・」という思いを込めました。
会長に許可を頂いたので表紙をご紹介しますね!
リビングに置いても絵になるガイドブックを目指して、中身はなるべくシンプルにわかりやすく庭をご紹介できれば・・・と考えて作りました。
同じ方向を向いて一つの物を作ることは大変だけど楽しいですちなみにこの写真の布は我が家の外用のテーブルクロス。(笑)リースは以前作品を拝見して惚れた(笑)フローリストさんにお願いしました。
撮影場所は新会長宅。「シワになってる~」と言ってはアイロンをかけ、「暗い~」と言っては大きなソファーを動かして明かりを調節?し、テーブルに足をかけつつ上からカメラ女子二人が(あくまでも女子です!)写真を撮り・・・・・皆で「あ~でもない」「こ~でもない」と言いながら作ったものです。 会長!あの時はわがまま言いたい放題で家を荒らして本当にすみません。
ここのところ目が疲れて赤目状態ですが、このような一冊の本に仕上がって本当にホッとしています。この本にかかわった沢山の皆さんに感謝です。
中身をご覧になりたい方やお庭めぐりをしたい方は、是非オープンガーデンみやぎの会員になってくださいね~。(笑)
そして、気づいたら18日でブログを始めて4年目になっていました。
ブログ講習会に出かけたことがきっかけでブログを始めてから 庭で思ったことや綺麗な時期の植物の姿を収めることができるようになりました。記録としてだけでなく、それを愛でていただける場ができたことはとても幸運だったと思います。
2010年7月
私の場合、ブログは仕事の一環ではない訳で、趣味として楽しめるのはどこまでなのか・・・?と、自分なりの線引きができるようになったのはここ一年でしょうか。
目がしんどいな~という時もあって頻回には更新できませんが、無理せず 見てほしいものや伝えたいことがあった時は思い切り書きながら(笑)細く長く更新していければ・・・と、思っています。
これからもよろしくで~す。 ( ^^) _U~~
薔薇の剪定
ちょっと暖かいと思ったらまた寒くなりました。仙台はしばらくこんな三寒四温が続きそうです。
最近、使い終わった豆苗の根に水を与えています。「水を入れるだけでもう一回食べれる」という宣伝につられて買い物カゴに入れたのですが、台所のカウンターに置いているうちにどんどん成長して一週間で食べれるくらいになりました。
いつの間にか水が綺麗になっていると思ったらパパさんが水を取り替えてくれたようです。園芸のアンテナゼロだと思っていたけど・・・しめしめ。こんな感じで芝を手伝わせて…褒めて煽てて・・・いつか庭ブロのアントンさんのご主人のように芝の係を任命しよう。(野望)
豆苗はその後ベーコンと一緒にクリームパスタとなりました。(あちゃぁ~写真撮るの忘れた)
外は今までよりちょっとだけ暖かくて雨も降り、ムフフと笑うRuiです。
そして雪を見ながら呪文のように独り言を言います。
~溶けろぉ~~~溶けろぉ~~(笑)
昨日は呪文が効いたのか(笑)雪もずいぶん減って、今年初めての庭仕事に出ました。
久しぶりに庭に出てよく見ると・・寒い冬だったことを物語る光景も。
今年は特別寒かったものね。
このコンビも寒さがこたえたんですね。
昨年の春はこんな様子でした。
昨年6月
コルジリーネは囲ったんですが、もちろんダメ。
ニューサイランもほぼ葉が枯れてました。もっとまじめに何かで巻けばよかったな。それにしても寒すぎだったよね。
そして春の片りんも見え隠れしています。今年買った薔薇は暖かい場所に置いていたので動きだしていました。
うわぁ。焦るぅ。
いくら寒がりでもそろそろやらなければなりません。薔薇の剪定を!
気合いを入れて完全防備。だるまのように着込んで薔薇の剪定開始です。冬に十分だるまになっているので、もうパンパンで~す。
西の玄関側から剪定をしていき、今年の難関の畑ラインに到着。丈夫なはずのスノーグースとアンジェラですが、昨年は花付きがあまり良くありませんでした。株元の宿根草が大きくなり過ぎたこともあるのですが、原因の一つは古い株を多めに残してしまい新しい株の更新ができなかった為だと思います。
昨年6月
本当は新旧が混じりながらじゅんぐり更新できれば一番良いのですが、それが上手くいかない場合もありますね。今年は株の更新を進める為に思い切って古い株を取り除いてみました。
見た目 かな~り寂しいのですが、これからの花付きと手入れのことを考えてスッキリさせました。
枝が古くなって太く木質化してくると、目の高さの位置に花が付かなくなってきますよね。太い枝は誘引時も硬くて持て余してしまうので、自分の庭の広さを考えても順番の株の更新は必須です。
枝しかないけど~私的には妄想と願望でこの場所の春の姿が見えるぅ~。(はい。変なおばさんです。)
このへんの昨年の様子は・・・。
昨年6月
あれ?去年よりちょっと切りすぎた気がする。
からまった長い枝を切って、どの枝を生かすかどの枝を取り除くかを考えるのはクイズを解いている感じに似ています。冬の間に全然使っていなかった脳の外付けディスクを起動させたらPCがうなってる感じ。(笑)
作業をしていると、途中でどうしていいのか解らなくて煮詰まって・・・はた?と手が止まってしまう時もあります。
そういう時は その場所からちょっと離れて遠くから見てみたり、少し違う作業をしてから改めてその部分を見ると、うまく自分の好きな形に収まったりします。ずっと目の前で枝だけを見ていると全体の姿が見えなくなっている時があるからです。
何だか自分にかかわるいろんな物事を見る時に似ているような気もします。
こっちもできた~♪ サマースノーとジェフ・ハミルトン
剪定や誘引は面倒だけれど、それでいて楽しい悩みです。庭主の好みが反映されるので、以前も書いたような気がしますが、それぞれの庭の環境や剪定で同じ品種の薔薇でも全く違った仕立てになっていて驚くことがあります。
もちろんどれが正解というわけではないので、本の通りでなくても自分が「こんな感じが好きだな~」とか「こうなればいいな~」と思う形を試してみるのが断然楽しいです。 結果、春に変だったら自分で笑っちゃいましょ。
作業途中に強風が吹いて枝がおでこに直撃あ~んおでこにトゲがぁ~~小さいけど刺さってるよぉ。痛いよぉ。
時おり雪のちらつく冷たい山風に鼻をすすりながら枝を切っていたら、あっという間にバケツいっぱいになりました。
「ただいま~」とRui子が帰ってきて ハッと気づけば半日が経っていました。
小さな春と共に、時間を忘れ夢中になれる楽しい時間がやっと仙台にもやって来たんですね。
細い枝のたい肥化はまだ寒くて無理なので、切った枝は全部指定ゴミ袋にまとめました。剪定作業はあと半分。
庭初仕事後の夜は顔がヒリヒリ・・・しまった!帽子をかぶってませんでした。寒くても紫外線に注意で~す。(^_^.)
早春の庭仕事は寒いけれど~ おでこもちょっと痛いけど~(笑)
気持ちがポカポカして嬉しい時間でした。
一年が経って
震災から今日で一年。
今日の夜も雪です。
昨日も雪が降りました。友人たちも「あの日も夕方から雪だったよね・・。」と言い、それ以上のことは語らないけれど、あの揺れとその後のこと などを思い出しているのだと思います。
それにしても3月なのに寒いです。
関東まで春が来ているというのに東北の春は何て遅いことでしょう。
仕方ないかぁ。遅くてもいいよ。必ず来てくれれば。
震災当日、余震が続く中運転して何とか家に帰ると、道路の真ん中に我が家の鉢がゴロ~ンと転がっていて・・・慌てて玄関の前に置きましたっけ。
庭にはいろいろな物が転倒していましたが、その時はどうでもよかったような気がします。
日常の暮らしを取り戻すことに必死だったこともあり、まだ揺れるから ということで、一か月以上そのままにしておきました。
冬の時期に鉢を保管しておいたシェルフも・・
しばらくこのままの状態でしたが、春になってから補強しました。
4月末に何とかガスも復旧して全てのライフラインが繋がると、震災当日吹雪だった周りの景色はいつの間にか春になっていました。
昨年4月
毎年見ているはずのこの当たり前の景色が とっても まぶしかった!
昨年の4月
春って不思議です。周りの景色が力をくれて後押ししてくれるんです。
元気な日常を取り戻して暮らせることこそ大事なのだと感じ、「大きな被害のなかった自分たちからまず元気になっていかないと。」と、思うようになっていました。
昨日は鎮魂の花火が泉ヶ岳から打ち上げられました。
ご存じの方も多いと思いますが、地元の若者も頑張ってるよ!
スコップ団 http://schop-dan.com/pg62.html
被災された方々にとっては本当にしんどい一年だったことと思います。
そしてこれからまだまだ解決していかなければならないことだらけです。
みんな 長く東北を応援してくださいね!
本当の春が来るまで。
備え
ほんの少し暖かいと思ったら今日はとても寒くて まだ春は先のようです。庭の雪はいつ頃消えてくれるかな。
もうすぐ3.11東日本大震災から一年が経ちます。
宮城沖地震は必ず来ると言われていて、宮城の人たちの地震への関心度は低くなかったと思います。しかし、誰も想定できない大きな地震と津波だっただけに・・・
改めて尊い命を亡くされた方々のご冥福を祈ると共に、今も大変な生活を送っている方々の状況が一日も早く良くなることを願って止みません。
今まで通りの当たり前の日常がどんなに有難く大切なことか・・・当たり前のことが幸せなんだ・・・と感じた一年でもありました。
元気に今まで通り暮らす。それが大事なんですね!
震災については、いろいろな話をお聞きするたびに心が痛く、良い方向に向く為のものでなければ安易に活字にできないという思いもあります。
なので・・・今日は私が感じた失敗も含めた等身大の主婦的小さな「備え」を思いつくまま書こうと思います。そして良かった事例なども教えて頂ければ嬉しいです。備えてもどうしようもないこともあります。でも備えないよりは無理のない範囲で備えた方がいい。
地震では近所の新しい家は全く被害がなかったそうですが、我が家の古い家の場合、置き家具はさんざんでした。壁の角は至る所でヨレるし窓の四隅はひび割れ・・はぁ。
ピアノも全体的に横に移動していました。どうやって移動したんでしょう。(汗)調律師さんのお話だと、今回はピアノが壁にぶつかって破損した事例がとても多かったそうです。
奥様方、嫁入り道具のタンス・・・どうしてますか?阪神大震災を経験した友人に「タンスにはとにかく気をつけなさい!私は本当に危ない思いをしたよ。寝室には置かない方がいいよ!」と言われていました。でも捨てる訳にもいかないし・・・
コレって効くのかしら~?と思いつつカッコ悪いけどタンスに2個ずつ付けていた転倒防止の突っ張り棒ですが、こんな物でも確かに効果はありました。どれも一個飛んでも一個は残り、今回は踏ん張ってくれました。でもこれからは金具で固定した方がいいかも。
寝室のテレビに付けた転倒防止の紐は「気休めだけど~」と、ハウスメーカーのメンテナンスの方が付けてくれたのですが、梁のある部分に止めてくれたので効果絶大でした。
オーブンの下に敷いた滑り止めのスポンジも良い仕事をしてくれました。
食器棚には転倒防止金具を付けていたのですが、見た目重視でまっすぐにチェーンを着けたので片側にしか梁が入っていませんでした。それで下のような状態になってしまいました。その後、斜めだけど付け直しました。この際見た目じゃないよね。
私がもし機会があってこれから家を建てるとしたら(ないけど)置き家具は本当に小さな物だけにして収納は全部作り付けにします。最近は振動するとロックされる扉が多いのですね。現実的にはすぐに作り付けにはできないけど、高さのある置き家具はとにかく止める。かっこ悪くても 小さなことでも備えはしないよりした方が絶対いい!!のですね。
いつもは当たり前に使っているライフライン。電気、ガス、水道 どれがなくてもとても不便なものです。それが一気に使えなくなった時は、どこからどうしたら?という状態でした。いつから使えるか全く分らないというのも不安なものですね。結果、一カ月以上も自宅のお風呂に入れなかった~。夏だったら・・・どうなっちゃっただろう・・。
水って思っていた以上に暮らしの中で何気なく使っているものなんですね。当たり前のように使っていた水がこんなに大切なものだったとは・・と、気付かされました。揺れの後しばらくは水が出る場合もあります。大きな揺れの後はすぐにお風呂に水を貯める!これでかなり助かりました。
そんな水のない暮らしの中で思いがけず便利だったのがラップやホイルです。食事の時はお皿の上にラップを敷き、水をなるべく使わないようにしました。油物の調理後に使う水の量は思った以上だったのでフライパンの上にホイルを敷いて調理しました。
トイレで一回に使う水の量がどのくらいかも覚えました。ケチすると流れなくて結局水を損することも。(汗)
地震の日は割れたガラスの処理をしている間に外はどんどん暗くなりました。ライトの電池が切れるのが怖かったので、ろうそくは何処~?と、家中のろうそくをかき集め、無駄にアロマの香りのする玄関で寝ましたが、ライトと一緒にすぐに取り出せる場所に常備しておけば良かった!
ろうそくはしばらく買うことができませんでしたが・・・どうして思い出さなかったんでしょう・・・・ 一度しか灯していない自分たちの結婚式のあのデカ~イキャンドルを。(゜o゜)
ソーラーライトはさほど明るくないのですが、真っ暗な中で足元を照らすには最適で、何より電池が要らない安心感があります!
震災後は小さくて明るい電池式ライトが人気ですね。これもかなり明るいです!ロウソクのように地震で転倒して火事になる心配がないので、電池さえあればこのような照明の方が安心ですね。
震災後、しばらく経ってから充電式の電池を多めに買いました。もちろん電気が来なければ充電はできないのですが、震災後かなりの期間単3電池が手に入りませんでした。多めに用意しておけばしばらくは使えるし、運が良ければどこかで充電して買わずにまた使えるかなと。
ラジオは必須。携帯電話の電池交換式充電器も持っていて助かりました。充電器は使い捨てではなく、電池の交換できるものを!
車のシガーソケットを使う携帯充電器にも助けられました。もちろんガソリンがあればこそですが・・。テレビが見れなくても、電話が通じなくても、ラジオ放送と携帯のIチャンネルのニュースやテロツプは活字で見ることができました。メールがすぐに届かないと思っても、とにかく送信して連絡しておくことも大事でした。
寒い中、「昔のカセットコンロがあるかも!」と気付いた時は嬉しかった~。暖かい食べ物って本当にありがたいですねぇ。カセットコンロ様様でした。
震災の日は夕方から吹雪でした。いくら灯油があってもヒーター等は使えません。電気がないと。
ライフラインがなくてもストーブさえあればあんなに寒くなかったし、鍋で調理もできたのに・・・という訳で、もしもに備えてストーブを買いました。
それからガソリン。ずっと買えませんでしたね。あれ以来、車のガソリンのメーターが半分になったら給油するようになりました。友人たちも言っていますが、ガソリンが減るととっても不安になるんです。あの時一人で4時間立ってスタンドに並んだ時の寒さと心細さは一言では言えないです。
震災一週間後に北環状線を悠々と走っていたのは・・・軽自動車、それにプリウス、インサイト。あぁ~ 燃費って大事だなぁ~~~~
思いつくままに書いたのでまとまりのないものになってしまいましたが、主婦目線であの頃のことを思い出してみました。個人単位で工夫したり準備すると便利な物はきっといろいろあると思うので、いろいろ教えていただけると嬉しいです。(^-^)
人って喉元を過ぎると少しずつ忘れてしまうものです。
良い意味で忘れることで救われることもあります。
でも忘れてはいけないことがあるのですよね。
あの時、心配してくださった皆さんのご厚意は忘れられませんし、お気持ちにとても励まされました。
被災地に向けては皆で細く長く心を向け続けることが私たちにできることなのでは・・と感じます。
まだまだ寒いけれどもうすぐ春です。
大崎市Kさん宅のカモミールとセリンセ
昨年より良い春になることを願って・・・
今回もまた言いますね。
春よ来~い。