桜の季節
つい先日までは凍るような寒さだったのに、仙台にも春が突然やってきました。そして、あっという間に次々と薔薇の芽が出てきてしまいました。
そんな時期になってしまいましたが、Rui は庭には全く手をかけていなくて・・。3月はいろいろな団体の閉めの時期で、先週まで娘の学校の役員の仕事、そしてオープンガーデンみやぎのガイドブック作成の作業やホームページのデータ作業などに追われていました。やっと今週一段落しホッと一息です。
そんな中、3月ということで・・・長女スイーツもいよいよ卒業です。
卒業試験と国家試験に向けて必死の半年でしたが、滑り込みセーフで卒業で~す。(笑) 最後までスイーツらしいというか・・・何というか・・・。 卒業式の後は早速にイタリア~フランスの卒業旅行に出かけていきました。
本当に6年も頑張ったなぁ~親が。(笑)
そして今度は用事があって東京に出かけました。
新幹線の旅の小さな楽しみはお弁当~。Rui はいつもの「女将のおもてなし弁当 松島編」です。
あっさりしていて主婦目線では嬉しいお弁当です。(松島編の他に秋保編もあります。)お弁当のことはブログを始めたばかりの4年前にも書いています。もしお時間があればご覧くださいね。→☆
ブログを始めてもう4年も経ってしまいました。たった4年、されど4年ですねぇ。
さて、東京に出かけた時はこのプチホテルに泊まることが多いです。
新幹線とのパッケージの値段が良心的だということがここに泊まる一番の理由ですが、小さな空間がとても清潔で居心地が良く、東京駅に近いので荷物の管理も楽です。すぐ近くにスウィーツのお店「アンリ・シャルパンティエ」もあり、ちょっと嬉しくなります。
でもこれからは息子のところに泊まることになるのかなぁ。前回東京に行った目的は息子の引っ越し。今まで住んでいた豊洲はウォーターフロントの綺麗な空気がとても気に入っていたのですが、4年しか住むことができない決まりだったので 大学の近くに引っ越すことにしたのです。
学校の近くはとっても便利!でもちと高い。(笑)
引っ越しの日に久しぶりにそれぞれの近況を話しました。楽しいことだけでなく いろんなことを体験して、そうやって少しずつ大人になっていくんだなぁ・・・と、改めて感じた時間でした。
そして昨日は大学の卒業式。あと2年勉強するので実際はこれからも学生なのですが、一区切りには違いありません。
キャンパスでは卒業生を満開の桜が祝ってくれていました。
息子に学校の中を案内してもらうと、次々に仲間が声をかけてくれて、母にも挨拶をしてくれました。最後に案内してくれたのはテニスコートでした。
大学に入って所属したのは体育会テニス部。厳しい校則の高校の寮生活からやっと解放されたのだから、もっと楽で楽しい選択肢も沢山あったと思うのですが・・・・。体育会の厳しさは言うまでもありません。3年生まではほぼボール拾い。4年生で主将を仰せつかり、勝つことの厳しさや難しさを感じつつ 仲間との絆の中で 苦しかったり楽しかったりの4年間を過ごしたようです。
4年生の部員の皆で記念撮影。 みんな本当にいい笑顔です!
この日も後輩たちがコートの整備をしていました。いつも整備していた思い入れのあるこのコートに来れて良かった。
テニスコートの前の桜も満開でした。
息子を遠くの高校に見送ってから 桜にはあまり良い思い出がなくて・・自分の寂しい気持ちと桜の美しさが入り混じり、春に桜を見るたびに複雑な気持ちになっていました。
でも、月日は流れて・・・やっと桜の本来の美しさを楽しむことができるようになってきました。
春は新たな出発の季節。
子供たちは毎年少しずつ大人になっていきます。
それらを応援しつつ・・
これからも私たちなりの充実した楽しい時間を過ごしていきたいな~と、思いながら揺れる桜を見上げました。
Rui のお買い物
暖かくなってきましたね~。
ここのところの忙しさでブログもずいぶんご無沙汰してしまいました。次々と家族の用が続き、時間のやりくりに四苦八苦しています。投稿しない期間も沢山の方々に見に来ていただき、本当にありがとうございます。
先日用事があってまた東京に出かけてきました。
かなり急いでいたのですが、銀座のホテルの近くでカーテン生地が目に入り、通り過ぎたものの戻ってお店の中へ~。
Rui は生地を見るのが大好き。自分は暗い無地の服しか着ないのですが、自分の好きな織りや刺繍を見ると胸が騒ぎます。だから生地を扱うお店やカーテン屋さんを見つけるといつも吸い込まれそうになるのです。その辺のツボが主人には全く理解不能だそうですけど。(笑)
だったら家のカーテンはさぞや・・・と思われそうですが、予算と決断力がないのでリビングのカーテンはず~っとそのまま。このままだと穴があくまで替えないかもしれません。(笑)
今回もさんざん見て写真だけ撮って帰ってきてしまいました。いろいろ見過ぎて、もう自分がどれが好きなのかもわからなくなってきてますから~。でも決めたら迷う楽しみもなくなることですし、これからもずっと迷って暮らすかもしれません~。
そして帰りの新幹線までの時間を利用して、あるショップにも行ってきました。
明治神宮前で下車して明治通りを右に少し歩きます。ファミマから左に入って・・・目的のショップ「shade」に到着です。
ここはガーデンデザイナーの吉谷桂子さんが20 日にオープンしたお店。
吉谷さんのガーデングッズのお店・・・ではなく、洋服を中心にしたこだわりのアイテムが並んでいます。私が出かけた日はオープンの翌日だったのでご本人もいらっしゃいました。
それぞれが吉谷さんらしいテイストでこだわりの商品でした。そのテイストがお好きな方にはとても嬉しいお店になることでしょう。
店内には妖精のコーナーが数か所に設けられていました。
中でも気になったのが試着室前にいる妖精さん。
ヘアスタイルも洋服も吉谷さん風の妖精さんが鏡を見て試着中でしたよ~。
いつもは「見るだけ星人」のRuiも(笑)めずらしく一つお買い物をしたのですが、家に帰ってからじっくり見るとそのショッピングバックがなかなか素敵。
ご本人が広告デザイナーだったこともあり、この部分もこだわりのあるところなのでしょうね。
え?袋はいいから中身は何なの?って?(笑)
色に魅かれて靴を・・・地味好みの私にしては凄く華やかなデザインです。
ウエッジソールとは言え、自分、本当にコケないんだろうか?(大笑)
ここでグキッとコケたら春の庭仕事ができなくなるから・・・
たぶん6月中旬以降に履くことになるかも・・です。(汗)
もうすぐ春
あの日からもうすぐ2年が経ちます。
そのままやり過ごすこともできるけれど・・・花の写真を載せて庭の話をして終わることもできるけれど・・・やはり仙台に住んでいるものとして今思うことを少し書いてみようと思います。
震災前から「宮城沖地震は必ず来る」と言われていました。しかし、我が家を含めて震災後の皆の慌てようと暮らしの混乱ぶりは大変なものがありました。
あんな思いをしたけれど、今の用意は万端かと言うと・・・備蓄したものの一部は賞味期限が切れて捨ててしまったし、賞味期限前に食べてそのままにしてまだ補充していない物も。そして、あの時は水の大切さをひしひしと感じたものですが、今の自分の水の使い方はあまり関心できたものではありません。
昨年備えについて感じたことを書いています。
http://blog.niwablo.jp/rui/kiji/88738.html
しかし、あの時からそのまま忘れずにしっかりと残っていることもあります。
いつもはさほど交流のないご近所の方々といろいろな面で協力できたこと。お互いに譲り合って列に並んだこと。一か月後にやっとガスが開通した時は本当にありがたい気持ちでいっぱいで、我が家に来てくれた名古屋の東邦ガスさんとは両手で握手しましたっけ。
マンション住まいの友人のお風呂にも家族でお世話になりました。近所の友人に「洗濯機貸して!」と頼んだら、「いつでもおいで!うちは水が出るから!」と、言ってくれたので洗濯物を持って出かけると、法面に建つその家には全壊認定の紙が貼ってあって傾いていた・・・という出来事もありました。自分も大変なのに人にも優しくできる・・・そんな友人にお礼の言葉が見つかりませんでした。
優しくしていただいたことや親切にしていただいたこと、励ましてくれたこと。そういった行動や言葉は2年経っても全く色あせないものなんですね。
家族がそれぞれの団体でボランティア活動に出かけることがあります。小さな手で支援できることは本当に限られているし、それが実際どのくらいの手助けになるのかは分からないけれど、何かの形で少しでも・・という思いからです。でも2年経ったこれからは何が必要なのかを見極めて、お話を聞くことがますます大事になると思います。
支援は「役に立ちたいという気持ち」と「感謝の気持ち」 どちらが欠けても成り立たなくて・・何と言えばいいかわかりませんが、演出や押しつけでは本当の感謝はされないし人の心に届かないけれど、小さなことでも気持ちのあるものは何かが伝わるんだなぁ・・と感じることがあります。
Rui子の通う中学校のプールはまだ傾いたままですが、体育館の傾いた法面はやっと工事が終わり、強固なコンクリート壁ができました。
本当に少しずつですが、ゆっくりですが、自分たちの街が立ち直ってきています。
我が家は山を切り開いた住宅地にあるので、街に行く時に海まで見渡せる坂道を通ります。晴れた日は街並と海が光ってとても綺麗な景色だったのですが、2年前から海沿いに建物がない景色に変わってしまいました。
少しでも早く海沿いの被災者の為の高台の環境が整備され、地に足の着いた暮らしが取り戻せますように。心からそう願うばかりです。
お花屋さんで買った桃の枝にはいつの間にか花が咲いていました。
開花した桃の花はとても可愛らしく、ピンクの花びらを久し振りに見て嬉しい気持ちになりました。
春はもうすぐやって来ます。