レイクガーデンの朝
こんにちは。朝晩寒くなってきましたね。
この季節、庭では枯葉拾いが日課になっています。あっちにもこっちにも枯葉が落ち、掃いても掃いてもきりがな~い!まとめて掃除しようかとも思うのですが、庭を見ると気になって朝は見ないふりをしても結局夕方には枯葉拾いをするのでした。
そんな秋深いこの頃ですが、晩夏のレイクガーデンの景色をアップ致します。|д゚)今更ですがしばしお付き合いくださいませ。
いつもは早起きが苦手でも、ここに来たら早起きしない訳にはいきません。
レイクガーデンの閉館時間から翌朝の開館時間まで、この広大なお庭は宿泊者だけのプライベートガーデンになるからです。
ヴィラは5部屋なのですが、庭散策の時は私たちしかいなくてまさに景色の独り占め。なんて贅沢な時間なんでしょう。
みずみずしい空気の中、一人はランニング。私はデジイチを持って庭を歩きます。
出かけた季節の庭は、花の分量がちょうど良くて自然な感じ。
水が主役で、その周りを囲む緑の中に花がある景色。
自然に見えるように創ることは花を沢山植えることより数倍難しいことです。
夏の庭は手入れをしなければ荒れるのはあっという間ですが、
広大な敷地なのに庭はとても整っていました。
手間をかけている庭はそこにいるだけで心地よいもの。
景色だけでなく手をかけた人の息づかいも見えるから。
薔薇ゾーンは広いのに黄色い葉がほとんどなく、返り咲きや四季咲きのバラが沢山の花を付けていました。
写真を撮りながら「あそこに人がいて映りこんで邪魔だなぁ。」と思ったらウチのパパ・・。(笑)
庭の散策を楽しんだ後は朝食の時間です。
朝日が眩しくも心地よいテラス。
フワフワオムレツ 野菜 パン ジャム
朝のテラス時間はオムレツのようにフワフワした非日常でした。
庭好きには大満足のヴィラでしたが、今回はどうしても主人には私の趣味に付き合わせた感がありました。
ところが、帰ってから意外なことをよく言うのです。
「あのお庭は秋はどんな景色なんだろう。」
「冬は雪が深いのかなぁ。」
確かに、晩夏が過ぎて今はどんな景色が広がっているのか・・
そう思うと旅の思い出は深いものになります。
昨年の秋~冬、芝生の力仕事を手伝わせ・・いえ、手伝ってもらい(笑)土日仕事で毎週庭で過ごしましたっけ。自分で手をかけると、庭を見て思うことは変わってくるのかもしれません。
創った人の思いや美しさを保つ為の労力。それらも含めて見えた時、庭の感じ方は変わってきます。
自分の庭じゃないんだから綺麗なものはただ「綺麗~♪」と見れば良いのに・・といつも思うのですが、それが良くも悪くもガーデナーの習性なのですね。(笑)
晩夏のレイクガーデンの様子でした。
( ^^) _U~~
☆次回は秋の食べ物で~す。
ルゼ・ヴィラにて 2
こんにちは。
今回は8月の末に出かけた軽井沢のルゼ・ヴィラの画像、そして次回はレイクガーデンの様子です。
8月20日に「次回もルゼ・ヴィラの様子を」と書いてから一か月以上経ってしまいました。汗「ルゼのブログはまだかな?」と何人かの友人に言われ、「あはは・・」と冷や汗をかくRuiでしたが、忘れている訳ではありませんよぉ~。笑
パソコンも治ったことですし、今更の夏の風景ではありますが、是非お付き合いくださいませ。
入口の小さなアーチをくぐると芝生とボーダーガーデンが広がっていて、ここから玄関まで傘をさして歩いたのですが、その時のワクワク感はディズニーランドの入り口と同じテンションと思ってくださればお分かりいただけると思います。
庭も見なくちゃ!
建物も素敵!
あぁ、写真を撮らないと!
スマホでカシャリ。デジイチでもカシャリ。
なんか忙し~。笑
そして大人のホテルに到着~。もう汗だく。
フロントの家具だけでなく、エッチングガラスも素敵でした。
お部屋は201号室。
天井の高いお部屋にアンティーク家具が沢山しつらえてあり、まるでイギリスにいるかのようです。
そしてとにかく広い!
寝室の扉にもエッチングガラスが施されていました。
寝室はこんな感じ。
ちょっと写真が微妙だったのでHPからお借りしました。
う~ん。確かにこんなとこだった。笑
部屋に入っても寛ぐどころか写真撮影に忙しいRui。
そうだよそうだよ。庭も見なきゃいけないし。
そして「趣味のバスルーム撮影」
以前もお話ししましたが、お泊まりしたらバスルームの写真を撮るのが趣味!?自分の家の洗面所は超シンプルになっちゃったけどね~。
広くて美しい大人のバスルームです~。
おぉ、バスローブっ?着たら私も舘ひろし。
窓からはレイクガーデンが見える贅沢なバスルームでした。
ひととおり写真を撮ったら、もうすっかり暗くなってしまいました。
この時点でRuiはまだ全然寛いでおりません。はふ~!忙し~!
夜は一応お着換えしてレストランに。
この日は子供たちに不評のグリーンのワンピース。「マッサンのエリーみたい」とか、「ママっぽくない」とか、「どうしてソレ?」と、もう散々で、私もそう思うけど元を取るまでは着る予定~。笑
路地はライトアップされ、夜はまた違った大人の雰囲気です。
レストランはレイクガーデンの敷地内のnakagawa。
どのお料理も美味しくて、そして適量で、大満足でした。
いつもは早起きが苦手でも、
ルゼ・ヴィラにお泊りしたら絶対早起きしなくちゃ!
午前の入館時間まで広いレイクガーデンは宿泊者(5組)だけのお庭です。
さあ、カメラを持ってお散歩に行きましょうか。
☆次回はレイクガーデンの様子です。
早く終わらせないと冬になっちゃうね。笑
ルゼ・ヴィラにて
仙台は夏休みもそろそろ終わり。
娘の学校も今日から始まり、登校初日は実力試験だそうです。(笑)
母は久しぶりのお弁当作りでパタパタしました。
また日常の暮らしがやってきました~。
先日、一泊二日の強行スケジュールで命の洗濯に行ってきました。
仙台から車で高速道路を走って4時間半かけて到着。
ここは軽井沢にあるレイクガーデンのほとりです。
数年前にオープンガーデンみやぎでレイクガーデンを見学し、
その洗練されたデザインと景色に酔いしれました。
その時からずっと気になっていたホテルがあり、
今回、念願かなってやっと訪れることができました。
雨の日の夕暮れ時に 傘をさして
レイクガーデンの敷地内の噴水側から右に入ると
ルゼ・ヴィラ の入り口があります。
ここからはもう非日常の世界。
雨にけむる晩夏のガーデンは芝生が光り
紫陽花や宿根草も夏の痛みを感じさせずイキイキとしていました。
雨だというのにお庭の管理も完璧。
そして建物の中は・・・
フロントの重厚なサイドボードをはじめとする
ルゼ・ヴィラの家具たちはイギリスのアンティーク。
ここは一日5組限定のスゥィート・ヴィラ。
今回は何とか自分たちの予定ともかみ合い、宿泊することができました。
ウエルカムティーは薔薇ジャム付きで。
ティーにほんの少し垂らして薔薇の香りを楽しみました。
ティールームでは、ワインや紅茶を自由にいただきながら
庭の景色を楽しむことができるとのこと。
ホテルからの庭の景色も素敵なのですが、
私ははやる気持ちを抑えることができず、すぐに庭に出ました
数年前にレイクガーデンを訪れた時、
「この先は宿泊者限定のガーデンなんですよ。」
と教えて頂き、この庭がずっと気になっていたのです。
秘密の花園で雨に濡れる薔薇たちは、とにかく美しい。
晩夏だというのに花びらがチリチリにならず、
葉が黄色になって落ちることもなく咲いているのはどうして?
高原だから?それともお手入れと肥料の関係でしょうか。
どんな肥料をどんなタイミングで使っているのかしら・・。
まぁ、今日はそんなお手入れのことは考えずに、
ただ「綺麗~!」と薔薇を見て喜びましょう~。(笑)
庭を歩き、小さなゲートまで辿り着いて後ろを振りかえると
建物と植栽が一体となった景色を見ることができました。
そしてプライベートガーデンの小さなゲートを開くと・・・
雨にけむるレイクガーデンの景色が広がって・・・
息を飲む美しさとはまさにこのこと
ただただ溜息で、この景色に会えた喜びをかみしめるRuiでした。
はふ~♡
☆次回はルゼ・ヴィラの室内と夜景を!
ラ・テラス
先日、奈良にいる長女に会いに行ってきました。
娘の元気そうな顔を見るとホッとしました。
そう、Rui はちょっと親ばかなのよ~。笑
布団に入ってからも女同士の積る話は止まらず、
「おやすみ~」と言っても、また話が始まって
それを何回も繰り返して眠りにつきました。
翌日のお昼はずっと行きたかったレストランへ。
緑の美しい奈良公園の中を登って到着です。
ラ・テラス
前回は残念ながら予約が取れず、今回は二か月前に予約しておきました。
名前の通りの雰囲気と景色に驚くばかり。
http://laterrasse.jp/nara/index.html
春日大社のすぐ横にこんな景色があるなんて思いもしませんでした。
磨き上げられた銀のナイフとフォーク。
ナイフとフォークを見るとお店の心意気が伝わってきます。
デザインもシンプルで素敵・・・。家に持って帰りたい。(笑)
フランスパンとバターも絶品でした。
お料理も野菜の味をしっかりと感じることができる満足度の高い美味しいランチでした。
座って上を見ると、お店の中には桜の木がある・・というか、
桜の木を囲ってシースルーの屋根から桜が見えるというか、
どう言えばいいのか・・。
桜の季節に是非また出かけたいお店です。
☆次回はその翌日のお話で~す。
国際バラとガーデニングショウ Vo,2
前回のお約束だった国際バラとガーデニングショウの続きです。
個人的に好きな画像を載せてみました。
まずはバラの盆栽・・。
勿論、こんなに良い枝ぶりではないですが、私もバラを切り戻して元気にさせるつもりだったのに、シュートが出てこなくて何故かコンパクトにしてしまった・・・ということがたまにあります。(汗)
思いがけずもいいなぁ・・と思ったのはHONDAの植栽です。
ビタミンカラーの家に植栽のホワイトが効いていて、バランスが絶妙。カジュアルで取り込みやすい若い感覚でした。
こんなカフェがあったら入ってみたいなぁ。元気になれそう。
こんな小屋があったら、気分はフランス人~?
こんな椅子があったら・・・
きっとよだれをたらして寝てしまいます。
こんなドアのおうちに住めたら・・
毎日フランスパンを焼きます!
でも会場の中の溢れる花を見過ぎたせいか、花の少ない場所を見たらホッとしました。
こんな素敵なお店の店員さんなら、きっと水やりも楽しいね~♪
※庭シーズンにつき、コメント欄を閉じています。
ご用の方はメッセージ欄からお入りくださいませ。
国際バラとガーデニングショウ
庭シーズンまっただ中!
先週の木曜日~金曜日はオープンガーデンみやぎ主催の県外バスツアーに行ってきました。この旅は、会が行きたい場所や内容を提示し、クラブツーリズムとコラボしたオーダーメイドのバスツアーです。
一日目は国際バラとガーデニングショウを見学し、二日目は埼玉のオープンガーデンを廻るという一泊二日の旅でした。
国際バラとガーデニングショウは埼玉の西武ドームで開催されました。様々な花とガーデンで彩られ、熱気あふれる空間でした。
沢山のショーガーデンをウロウロ見学し、この日の万歩計の歩数は1万2千歩お菓子を沢山食べたからカロリー的にはチャラなんですけどね。
沢山のショーガーデンを見学したので、今回は個人的なチョイスでお庭の写真を載せてみたいと思います。
上野砂由紀さんの風のガーデンはおおらかにすくすく育った北海道のガーデンでした。でも、とにかく人が多くて熱気ムンムンなので、やっぱり本物の風の吹き抜ける北海道でゆっくり拝見したいな~。来年は是非行きたいスポットです。
世代がそう言わせるのか、それともそれに関係なく皆が思うのかはわかりませんが、吉谷桂子さんのガーデンは魅力的でした。
庭は近年人気のフランス寄りのシャビーでは決してなく、植栽は私達世代の求める王道でした。テクニックと色合わせも素晴らしいのですが、一番の基本は気品があるというか・・。それは勉強して覚える種類のものではなくて、たぶんご本人の育った環境とか、持って生まれたセンスなのかもしれません。
これは正面を外して庭の横から入る小道。
熱気ムンムンの会場でのメンテナンスも完璧で、妥協しないショーガーデンのプロ意識を感じました。
正面から拝見すると、小道の存在は気にならず あるかどうかもはっきりしないものなのですが、横から見ると小道の左側の足元には背丈のない日陰の植物が。
そして作業も出来る小道を作ったことでボーダーの奥にも光と風を取り込んで、左側のボーダーには高さのある植物は入れずに奥にあるデルフィニュームなどの花が咲きやすい環境ができていました。
多肉のグリーンネックレスを着けた~い!と数年前のブログに書きましたが、ホントに着けてる人(魚)発見
着け心地は本物のパールより軽いコットンパールみたいな感じかしら?
「自分の庭のオープンガーデンの日に着けてみるぅ~?」
「えぇ~?」
という会話で盛り上がりました。
他にも会場内の好きな景色を少しばかり撮ったので、また次回お伝えしま~す。
秋の京都
先日、久しぶりに関西にいるスイーツ(長女)に会ってきました。
夏に出かけるつもりだったのですが、実家のこともあってなかなか行けずにいました。今回は留守番を主人に頼み、ほんの数日でしたが関西の空気に触れて心の洗濯をすることができました。
初日は仙台の庭友と大阪で待ち合わせをして京都の紅葉の名所へ。
京都は今まさに紅葉のシーズン。
源光庵
一度は拝見したかった迷いの窓と悟りの窓。
残念ながら撮影はNGだったのでJRのHPから画像をお借りしました。
品のある窓のしつらえとモミジの枝の流れに見入りました。
光悦寺
いつも明るい庭友たち♪(^O^)
岩倉実相院
こちらも写真はNGなのでHPから画像をお借りしました。
米ぬかで磨き上げた床に紅葉が映し出されます。
翌日は大阪の友だちと電車で再び京都へ。
東福寺
素晴らしいモミジの嵐!そして、もの凄い人の波!(笑)
お昼は食通のtoledoさんお勧めのナガタケで。見過ごしてしまいそうな小さな路地を入って行き、繊細なフレンチを頂きました。
お互いの近況報告をしながら食べ、そして歩きつつまたおしゃべり。若い頃はもっと明るい話題が多かったのだけれど、最近の話題は身内の健康のことや親の介護などの話になってきました。
話をしてお互いの状態が改善される訳ではないのですが、こんな時間がとてもとても大切。(笑) そして一致したのは 頑張り過ぎずに でもしっかり向き合っていかないとね ということでした。
自分が後悔しないように・・という思いもあり、この夏は少々無理をして体調を崩してしまいました。まず自分自身が安定していることで優しい気持ちになれるし 心を強く持つことができる と、その時に感じたのでした。
あれれ・・・何だか旅とは違う話になってしまいましたね。(笑)
錦市場
高台寺
ライトアップと紅葉がマッチ。
高校生の時の修学旅行は京都でした。地図を片手にワクワクして京都を巡った記憶はあるのですが、あの頃の自分にはいったい何が見えていたのかなぁ。
残念ながら人はだんだん歳をとり、肌や視力が衰えることを身を持って経験します。でも、歳を重ねると共に 同じ場所がまた違った風景に見えることもあります。
次回京都を訪れた時も、また違う目線で景色を見ることができるかもしれません。だから生きてるっておもしろい。シミだらけになったけど、まぁ、おばさんも悪くないかぁ。(笑)
そんなことを思った旅でもありました。
アートな旅 (犬島編)
今日は昨日納まりきれなかった犬島の様子です。
もうアートの旅はいいよと言われそう。以前はしつこいくらい延々と書いていたのに、何で一気に一つにまとめて書けないかなぁ。
そういう訳で、もう一回だけお付き合いくださ~い!m(__)m
豊島(てしま)後に渡ったのは犬島。
港に到着するとすぐに犬島精錬所美術館が。
その名の通り、1909年に作られた精錬所跡地を利用したもので、かつての大規模な精錬所の様子も容易に想像できる、とにかく迫力のある外観でした。
精錬所は良好な形で残っている部分も多く、積まれたレンガの質感が素晴らしいんです。
太陽光や地熱の自然エネルギーを利用した建物は三分一博志氏の建築で、元精錬所らしい重厚感のあるアートが繰り広げられ、船で渡っても来る価値のある場所でした。
そして犬島でも家プロジェクトが行われていて、島をくまなく歩きました。
休憩スペースの椅子もちょっと可愛いね。
花モチーフの展示物とか、コンタクトレンズをイメージした展示物などが民家の間に点在しています。
隣の民家のおばあちゃんがお嫁に来た頃は、まさかお隣にアート作品がやって来るなんて思ってなかったでしょうねぇ~。
そしてコレですもん。
海の見える家の犬!?
宿泊施設と彫刻家のコラボとのことですが・・
宿泊施設だから実現できたアートかもね~。
自分の家にこのアートを飾るのはノーだよなぁ・・。笑
アートな旅 (豊島編)
春ですよぉ~。
仙台はまだ朝夕の暖房は欠かせませんが、いよいよ宿根草の芽が顔を出し始めました。
Ruiはやっと来た春が嬉しくて、友人と春を求めてお出かけしてルンルンです。そしてオープンガーデンの会議や家の事を済ませると、庭に出る時間があんまりない・・。(笑) 今日も庭日和で、さすがに気持ちが焦ってきました。雪が解けてから手つかずの場所がまだまだあり、そろそろ活動の優先順位を変えて(笑)土作りをしなければ~。
さて、前回は直島でのアートな空間の様子をお伝えしましたが、その翌日は豊島(てしま)と犬島を巡りました。
島から島への遊覧船はもちろん出ているのですが、夜には大阪に着きたかったので、時間短縮の為に海上タクシーを使いました。
直島では斬新な建築物に目を奪われるばかりでしたが、豊島(てしま)に着いて島を歩いているうちに前日より少し余裕が出てきたのか、温暖な島の暮らしの風景が目に入るようになりました。
果樹やオリーブ畑の景色も暖かさを物語り、島のゆったりした時間を感じます。
こちらは島の水をまつる場所とのこと。水の確保に苦労している島がある中で、豊島は大きな山もあり、水に恵まれた島なのだそうです。
そんな島の中の所々にモダンな作品が展示されていました。
実は一昔前までは豊島はごみを捨てる島のようになり、汚染で大変な状態だったとのこと。そんな状態を改善する為にかなりの努力を要したとのことで、今も完全に除去しきれずその処理作業が続いているとのことでした。
そんなゴミだらけの島を自然豊かなアートな島にしようという福武財団の試みはきっと莫大な費用を要したことでしょう。
自然を損なうことなく、それでも島を人の来る場所にする・・それはとても難しいことのようにも思われますが、アートな空間にすることで人の意識を変えることができた事例のようにも思われました。
島にある段々畑は以前の島の景色を再現したとのこと。
島の景色を見ながら到着したのは豊島美術館です。広大な敷地の中にある佐々木睦朗氏設計の水滴のような形の美術館です。
ここは受付
ここも撮影は禁止なので画像はないのですが、五感を満たす小さな水滴と水の流れが追える空間なのです。水滴のアートというか・・・・着眼点の面白さを感じました。
水滴の持つ魅力を堪能した後は、またまた面白い着眼点の美術館に到着です。心臓音のアーカイブという名前の美術館で、テーマは心臓の音。
クリスチャン・ボルタンスキー氏が集めた世界中の人の心臓音を聞くことができ、希望者は心臓音を採録して保存することができる美術館なのです。
中に一つだけ犬の心臓音があるそうで、理由は犬も家族だからどうしても登録したいとの要望があったからだとか。確かに一緒に過ごしている人にとっては犬も大事な家族ですからね。
人でもいろいろな心臓音があり、中には聞いているうちに病気の診断をしてしまう人もいるようです。笑
そして豊島で最後に行ったのは豊島横尾美術館。民家を改築した小さな美術館で、ここでもこの地域で多様されている火事に強い壁素材が使われています。
生から死へ。。横尾さんは死の世界の捉え方が個性的で、鶴がいたり亀がいたり俗っぽかったりと独特の空間が作られていました。
死は確かに怖くて恐ろしいけれど、その後は思っているほど怖いものでもないよって言っているような・・。勿論、この作者がその後の世界に行ったことがある訳ではないでしょうが(笑)まんざら怖い所でもなく捨てたもんじゃないと思うと、ほんの少しだけ気持ちが楽になるかもしれません。
鶴亀・・
水滴・・・
そして心臓音・・・
それらが美術館でアートとなって発信される。
でもどう受け止めるかは見た人の自由な訳で、きっと感じることはいろいろ。
芸術って何だろうね~~。
※次回はあまり空けずに投稿予定~♪ 笑
アートな旅 (直島編)
日に日に光と香りに春を感じるようになりました。
このワクワクした気持ちをどう表現したらいいでしょう。寒い時は億劫だった庭仕事も始めてしまえば夢中になり、時間がもっとほしいなぁ・・と切に思うこの頃です。
でもまずは旅のことを書かなければ!旅の思い出は忘れないうちに投稿した方がいいと思いつつ、どのように今回の旅を表現したらいいか分からなくて・・。とにかく、画像でこの島をご覧いただければと思います。
ずっと行きたいと思っていた場所は、自分の日常とはあまりにもかけ離れたアートな島でした。
前衛芸術家 草間彌生さん作の南瓜
草間さんの身近な作品としては、ルイヴィトンとのコレボなどもありますね~。
数年前に写メした銀座のディスプレイ
ここは瀬戸内海にある直島。
今回はベネッセ財団が繰り広げる直島、豊島、犬島の広大なアート空間を旅してきました。
余談ですが、「恋も部活も勉強も!」というベネッセの教材の赤ペン先生にはRui子も小学生の時からお世話になってま~す。(笑)
直島にある地中美術館は安藤忠雄さんの設計で、それだけで一見の価値はあると思われます。瀬戸内海の美しい景色を損ねないように建物全体が地中に埋没しているのです。
残念ながらここからは撮影禁止。コーナーごとにアーティスト空間があるのですが、この中の真っ白な空間で、まさか本物のモネの睡蓮に出会えるとは!
そこでは地中の空間でありながら自然光のみでモネの作品を鑑賞することができ、それら5点を一体化する為にデザインされた空間でした。
白い空間で 深い緑と青の織り成す美しさに目を奪われました。
そして次に出かけたのはベネッセハウスミュージアム。
こちらも安藤建築で、沢山のアートが点在していました。
HP より掲載
島は安藤忠雄さんの凄い建築物だけで構成されている訳ではなく、島で古くから暮らしている地域では「家プロジェクト」という試みが行われていて、民家を改装して様々なアーティストが家で作品を展示して、街並を残しながら等身大のアートが楽しめる場所になっていました。
こちらは名前の通り銭湯なのですが・・・
こんなビックリなアート銭湯でございました~!
名前は「I♡湯」!(アイラブユ)
Rui は入る気満々だったのですが、二人は「やめとく・・・。」とのことで。
確かにリサーチなしにこの空間で裸になるのは少々勇気が必要・・(笑)でも入った方にお聞きしたら、浴槽や脱衣所もこだわった作りになっていてなかなか面白かったとのことでした。
他に元歯医者さんの建物や神社も等身大で、大規模な建築だけが先行した島ではなく、地元も参加した形であることに好感を持ちました。
宿泊はベネッセハウスのビーチ棟です。
HP を見てすぐ目の前がビーチと言うことだったので、ちょっと気になっていたのですが、前回も書いた通り、瀬戸内海は波もなくまるで沼のようで、泊まった日は波の音も聞こえませんでした。
チェックインした頃にはもう夜だったのですが、美術館のホテルだけにビーチ棟に行くまでの渡り廊下では光のアートを楽しむことができました。
一眼レフカメラを持って行かなかったのでスマホとデジカメで撮ったのですが、どちらにしても きっと目で見たもののようには撮れないと思います・・。
夜の渡り廊下も幻想的だったのですが、
朝のキラキラも綺麗でした。
歩きながら気付いたのは、自分たちが持つホテルの概念とは全く違ったコンセプトのホテルに来たんだなぁ・・ということでした。
ビーチ棟のお部屋はシンプルで素敵なつくりで、プライベートビーチから瀬戸内海の景色も一望できました。
ふふ・・バスルームの写真を撮るのが趣味なの。付き合わせてごめんね~。(笑)
お部屋にはベネッセからのプレゼントも。ホテルの方から「このホテルと島をどこでお知りになりましたか?」と聞かれたのですが、(私は庭友に教えてもらいました)ここは一切のコマーシャルをしていない場所とのことで、ツアーもほとんどありません。美術館巡りの旅に時々登場するくらいです。
そしてホテルのお客様のほとんどは外国の方でした。ホテルの夕暮れのレストランでワイングラスを傾ける外人さんの何とカッコイイことでしょう。笑
一方、前日のホテルで美味しい和食をいただき、翌日は大阪の友人と夕食の約束をしていたこともあって、その日のRui 家の夕食は
数年前にやっとできたという島唯一のコンビニに行き
セブンイレブン食品を大人買いして
安藤さん設計のアートなホテルで
コンビニディナーを食べました~!(大笑)
日常はコンビニで大人買いをする機会はなかなかありませんが、少しずついろいろな物が食べれて、しかも思ったより美味しい!中でも「どん兵衛」がナイスで、素敵なホテルで食べたせいか味も違って感じました。はは。
帰ってからその話を関西出身の友人にしたところ、静岡あたりを境に「どん兵衛」は関西と関東で味付けが違うのだそうです。そうだったのかぁ~。
おみやげは関西のどん兵衛が良かった!と言われ、苦笑いのRui でした。
今回はアートな話のはずだったのに、最後は「どん兵衛」の話で終わってしまったぁ!(笑)
島の入口の赤かぼちゃ
次回は豊島と犬島の様子をお伝えしますね♪