チェリッシュ
昔は薔薇のあるお宅のほとんどはハイブリットティーでした。
薔薇も時代と共に流行があり、いつ頃そのお宅のお庭にやって来たか、なんとなくわかるものです。
このチェリッシュは薔薇にあまり興味にない頃になぜか買っていた・・らしい・・
タグがなければ名前も不明のままだったと思います。
なぜ我が家で生き残っているかと言うと、どうしていいかわからなくて手付かずの一角があり、そこが一番日当たりのいい特等席だからです。ハンデル(?)やニュードーンもそこにいます。
なんだか時代の変遷を垣間見れるコーナーになってしまいました。
シャンテ・ロゼ・ミサト
まだ遅咲きの薔薇たちが開いていないのに東北は梅雨に入ってしまいました。開き始める時に雨が降りませんように と願っています。
ミサトはベニカナメの生垣にサヨナラして、道路側に念願のフェンスを付けた時に植えました。
デルバールの薔薇です。
道行く人の目に触れる所なのでどんな薔薇にしようか迷い、青葉区愛子の園芸店の薔薇の担当さんに直撃インタビュー!
「今一番のお気に入りは何ですか?」
そしたら即答でした。
「ミサトです。私が北海道に行った時、一目惚れして見本に何本か持って帰りました。」
とのこと。
「私にその見本を譲ってください!」
と、いうわけでー、花を見ないでリサーチもしないで買ったのはその時が初めてです。
そして現在はかなり育ちました。
咲いてみたら私の好みよりも かなり華やかで幹もしっかりしていて、男の人が好きな薔薇だなぁ、と、思いました。
姿を見たら自分では選べない薔薇でしたが、遠目にもぼけずにはっきりと主張し、香りもいいので道行く人も楽しめて このくらいでよかったのかな。と、思っています。
マチルダ
マチルダは開き初めが一番美しいとRuiは思っています。
どの薔薇もそうなんですが、このマチルダさんは特にそう。
Ruiはその頃に買いました。
花付きと花持ちはすごくいいです。
葉もいいです。
おまけに花期も思っていたより長い。
うーんでもね。
開き切るとなんか違う雰囲気になるんですよね。
結婚前のあんなに美しい美女が・・・みたいな。
しかも強くてたくましい。
すぐにバラバラ落ちません。開き切って幅が出てから根性のある粘り腰のおばちゃんになるのです。
でも、丈夫な人は永く付き合えるから助かります。
えっ?おばちゃんになったらみんなたくましくなる?そう?
はい。Ruiもそうでござる。
だんだん幅も出て、おばさん根性アップして、コレステロールもアップして
自分のこと棚に上げて・・・マチルダさんすみませんでした。
リンゴ(津軽)の木の根元にいるマチルダさん
シャリファ・アスマ
15年来の とてもおしゃれな美しい友人がいます。
少しだけお姉さんなので、Ruiは教わることばかりです。
知り合った頃は、お互いにガーデニングが好きだと全く知りませんでした。
二年前に村田晴夫先生監修のつる薔薇の本を見ていたら彼女の家が出てきてびっくり。
彼女らしいとても洗練されたお庭に変身していました。
その彼女の家に遊びに行った際の彼女の言葉はいろんなことを考えさせられるものでした。
“薔薇は好きだけれどそれに振り回されないようにしたいね。
つる薔薇は見ごたえもあるけれど、剪定は大変。そして管理も必要。
母の世話も少しずつしなければならなくなった今は、負担を少なくしていきたいと思う。
これからどうやって楽しむかを考えると、つる薔薇はあまり大きくし過ぎないで 、適度な大きさにしていきたい。
少しの数の鉢で、好きな薔薇を楽しむのはこれからの自分でも出来そうだから、これからは自分の負担のない方法で楽しみたい。”
と、要約すると、そういうお話でした。
足すのは簡単。
でも、引き算をして、それでもおしゃれにセンス良く楽しむのはとても難しいことです。
生活スタイルが変わってきたら庭とのかかわりも変えて、自分に合わせていかないといけないんだな、と考えさせられました。
その彼女の去年のお気に入りがイングリッシュローズのシャリファ・アスマでした。
「開きはじめた時の姿がとっても好き」とのこと。
今度東京に行ったら彼女のお庭におじゃましたいな。
彼女ならきっと今頃、上手に引き算をしてると思います。
ラ・フランス
以前は地植えでしたが、雨の多い年に調子が悪かったので鉢上げして今は鉢で楽しんでいます。
我が家にハイブリット・ティーはほとんど残っていないのですが、ラ・フランスは花びらに特徴があり、香りも良いので、何だか可愛いがってしまいました。
今年は何やらデカくなって「どうしちゃったの?あなた?」という感じ。
馬糞がお気に召したようです。
ギヨー社の薔薇は華やかな花が多いですが、これもまさに「おフランス」の風が吹いてます。今年は太めのパリジェンヌですけどね。
「食べれるの?」と、家族に聞かれたことがありますけど、試したことありません。
山形のラ・フランスの方が美味しいと思うので。
アラン・ティッチマーシュ
Ruiが一時期、薔薇病にかかったきっかけがこの薔薇でした。
いわゆる感染元ですか。
花びらがとにかくいいんです。(そうなのよ~)
香りもいいんです。(いいよ~)
病気にも強いです。(助かる~)
ただ、首が重くてうなだれるので、オベリスクが必須かも。
素敵な薔薇は最後にバラバラ落ちるのが多いですが、花びらが落ちるのがいやだったら手と目の届くところに植えるのがいいと思われます。
その方が花びらが落ちる前に簡単に処理できるし。
Ruiは一年は鉢で育ててから地植えにするので、その性質をわかっていたはずなのに奥に入れちゃいました。あぁ~
うなだれる花の顔が見たかったので、高さを出す為に後ろに植えたのです。
もういいよ。下に落ちても。拾いきれないし。見なかったことにしよう~。
というわけで、アランの足元は今、ピンクのじゅうたんです。
ジ・インジニアス・ミスター・フェアチャイルド
「秋までよく花が付く」というカタログの言葉に魅かれて購入。
どうしてこんなにカタログの誉め言葉に弱いのかなぁ。
今の季節は花をもて余してますが、その時は秋で、花が欲しかったんですね。きっと。
ざっくりとしたラフな花型です。
枝もラフなのでかなり支えが必要です。
やたらと長いこの名前はヨーロッパで初めて人工交配をした育種家の名前だそうです。
ハンデル?
自分の家で咲いてるけど名前が解らないっていうことたまにありませんか?
これは、たぶん・・・ハンデル?
いつかも忘れるくらい昔に購入。
薔薇に興味がなかったのでタグもありません。
その後調べて、ストロベリーアイスだとばかり思っていました。
でも、他のお宅で見せていただくと何だか違うような・・・
やっぱり違うような・・・
しかも毎年切っても切ってもつる薔薇になっちゃうし。
華やか過ぎて気恥かしいけど。
ハンデル?でも「日本では希少」って書いてあります。それは違うよね。
だってダイシン(ホームセンター)で買ったんですもん。
シャポー・ド・ナポレオン
シャポー・ド・ナポレオンは ロゼッタ咲きで、本当に“オールドローズの中のオールドローズぅ~”という花型です。
鉢に入れて、けっこう大切に育てています。
香りもオールドローズぅ~です。
でも、Ruiがこの薔薇が好きな理由はこの部分
蕾を包むこの緑の帽子
昔、うちのおじいちゃんが帽子のことを「シャポー」と言っていましたが、まさにナポレオンの帽子みたいなんですよね。
名前の由来まで真のオールドローズなんだなぁ。楽しいでしょ。
でも、そのナポレオン君に、今年、事件発生
横から新しいシュートが出たと思ったら・・・葉が明らかに違う・・・
接ぎ木という やつですか?台木でしたっけ?
本当はすぐに切った方がいいんですよね。浸食されないように。
でもね、見てみたかったんです。何でできているのか???
もしかして結構綺麗な花が咲いたりしてっ
オールドローズの突然変異でいい花が出来たとか、デビットおじさんの薔薇の本で見たことあるしぃ。
うふふ・・と、思って楽しみにしていたら・・
ちょっとぉ~!
これ、ただのノイバラじゃないのっ。
しかも花を咲かせてしまったからか、肝心のナポレオンくんが元気ないんですけどぉ。おーい素敵な帽子のナポレオン君元気出して~
Ruiはデビッオースチンでも薔薇のナーサリーの人でもなく、やっぱりただのおばさんでした。(当たり前でしょ)
奇跡よ来いっ!
(まだ言ってるし・・・)
ブル・ドゥ・ネージュ
やっと昨日の午後から雨が止み、雨で乱れた花たちを整理しました。
花の命は短いですねぇ。
「だからいいのよ」 と、おしゃる方もいます。
確かに一年中咲いてたら薔薇も植えた人も疲れるかも。
適度が大事??
ブル・ド・ネージュは「雪のような白い花を付けます」というカタログ特有の表現に魅かれてお呼びしましたぁ。(そういうのに弱いかも・・・)
ブルボン・ローズの中でも人気が高いらしいのですが、しかし、ウチでは庭の奥に追いやられました。
花型が悪いわけではないんですよ。
思ったより高さが出て、前に植えておけなかったんです。
前にはやはり色つきの薔薇とか、手のかかる薔薇(すぐ手入れできるように)を植えたいんですよね。
でもいつの間にかちゃんと咲いてました。えらいねぇ
二度の移動に耐えられる薔薇なんてそうそうありませんよね。
しかも翌年に病気にもかからずちゃんと咲いてくれたし。
でも散るのも結構早かったような気がする・・・
奥だからよく見てなかった・・・
香りもいいはずなんですけど、奥だから今年は確認できてないです。
せっかく咲いたのに ホントごめんね。