海のガーデン
子どもの頃は子供会で行く海水浴が夏の楽しみでした。
何日も前から荷物を準備して、やっぱりタオルはもう一枚いるかな?と、迷って何回も入れたり出したり・・
夏にワクワクして海に行く・・・そんな気持ちは久しぶりです。
土曜日は ガーデンフォトクラブの撮影会でした。
子どもの習い事やオープンガーデンでほとんど出席できず、今年度は初めての出席です。(汗)
珍し~くパパさんがお休みだったのでRui 子は任せて~(最近はパパがRui子に遊んでもらっている感じだけど。)いざ、海へ~~
バス~電車を乗り継いで塩釜港へ。
(仙台駅から40分)
マリンゲート塩釜から4つの島でできている浦戸諸島へ船に乗って向かいます。
(船で約30分)
お天気にも恵まれました。
久しぶりに仲間に会い、船のイスに座ったら・・すぐにおしゃべり開始です。ここまで来ても海を見ながら庭の話~。(笑)
そして~ まだ何の仕事もしていないけど
おやつタ~イム
旅の達人のO先輩曰く、「夏の旅でどうしてもチョコが食べたかったらtoppoよぉ~」
「おお~~先輩目からウロコ~ぉ。」これなら確かに手がチョコで汚れないもんね。
お中元の高級お菓子も回ってきて、「う~ん~コレうまいぃ」と、喜びます。
「飲み物も飲むぅ~?」「えぇ~今からコレ飲むの~?」と、お菓子タイムはワイワイガヤガヤ。
「大人の休日倶楽部」よろしく「大人の修学旅行」のようです。
せっかく船に乗ったので汐の香りとかもめに会いに行きますよ~。
かっぱえびせん食べにおいで~
ぉぉぉ~~
やって来た~
食べて食べて~
と、カモメと遊んでいる間に桂島に到着です。
降りてすぐに目に止まったコレは何かなぁ?
皆さんはご存じでしたか?
よ~く見てみます。
これは牡蠣の養殖に使うホタテ。
ホタテで牡蠣を育てるんだぁ。この年で初めて知りましたぁ。
少し歩いて隣の海岸へ。
わぁ~綺麗~~
白いのは石でも砂でもなく・・・
全部貝でした。
次に野の島に渡り、本格的に活動開始です。
案内してくださるのは 島をこよなく愛する庭友のふぁんさんです。
まずはトイレね。(笑)
灯台の形のトイレなんてイケてます。
昔、公衆トイレと言えば「忍耐」と「勇気
」が必要で、「虫と友達になるしかない!
」と、呼吸を止めて入る場所だったけど、今は大丈夫な時代になったよね~などど話をしながら 散策開始です。
熊野神社のコケの美しい岩肌の道を歩きます。
陰影の美しい道が次に向かう明るい道への期待を~。
道を抜けるとそこにはまた海があり、そうだった、ここは島だったんだと改めて思いました。
歩いて数分。そこは島のガーデンです。
島を花いっぱいにしようという「フラワーアイランド構想」によって希望者に島の土地を提供していて、皆さんが島に思い思いの庭を作っているのです。
これはオープンガーデンの先輩のKさんのお庭です。
美しい宿根草。
島だからこそ似合う 濃い色の花たち。
咲き誇る紫陽花たち。
島の景色と花が自然に溶け合っていました。
ご自宅に素晴らしい薔薇のお庭があるのに 島にも庭
植物を持って船で渡って 土を耕して 花を植える・・・・そんなパワーがどこから生まれるのか・・・。
そう思っている間にベルガモットの花を揺らす心地よい風がそよそよとガーデンに流れました。
言葉にできない答えはそこにあるのかもしれません。
庭ブロのkikiさんのお庭は坂を下ったすぐお隣でした。
海に一番近い庭。
大きなタブの木の下に手作りのウッドデッキ。(タブの木はここが北限だそうです。)
緑のカバーはたぶん草刈り機。
kiki さんらしい いえ、kiki さんしか造れない作品でした。
風と海があれば何もいらない・・・そう思える気持ちの良い空間でした。
ラベンダー畑から良い香りが~。
刈り取り作業のお手伝いをしてくださる方を募集しているそうです。(お礼はラベンダー。)
お昼は 「瑞気庵 」というカフェで休憩させて頂きました。
カフェはオープンガーデンの会員だった方のお宅で、古民家をリフォームして作られたこだわりの建物でした。
中に入ると海が見下ろせました。
持ってきたおにぎりを食べて美味しいコーヒーを飲んで。
海の見える家っていいなぁ。
でも、島を肉眼で楽しみ過ぎて写真が少ないことに気付きました~。(汗)
今回久~しぶりに参加してみたらデジカメはNちゃんとRuiだけになっておりましたぁ。
でもお恥ずかしながら自分のデジカメ機能も 「なんじゃらほい」のナゾの記号とかあったりして、未だにデジカメも使いこなせてない訳で~。
取りあえずコレ(デジカメ)で勉強させていただきま~す。(汗)
あぁぁ、上達はいつの日か・・・
この海より果てしなく遠いな。
帰りの船で海を見ながら島のガーデンの様子を思い浮かべました。
この島で庭を作っている方は自分の喜びとして活動しているのでしょうね。
そこは仕事ではない・・はっきり言えば全く金銭の見返りのない場所。
それどころか交通費をかけて労力も使って皆さんがやって来る・・・・ 損得ではない世界でした。
損得に関係のない「何か」がそこにあるのだと思います。
島で汗をかく人だけが知る代えがたい何かが・・・。
島や花が好きだという「気持ち」が花を咲かせ、島の自然と入り混じって お互いが引き立っていました。
気持ちのいい旅でした~。
カモメ君~!
野の島さ~ん!
一足早い夏休みをありがと~!
また来年来るからね。