春が来て
暖かい風が庭を包み、春を感じるようになりました。
配達のヤクルトさんに「クリスマスローズが綺麗ですね~!」と言われ、自分の庭のクリスマスローズの開花を教えてもらいました。(笑)
外に出て見てみると・・・ホントだぁ。
クリスマスローズが次々に開花しているではありませんか!(^^♪
でも春一番の美しい花たちはどれも恥ずかしがりやさんです。
綺麗なお顔を見る為に地面すれすれにしゃがんで足も開いて接写。通りを歩いている人が見たらちょっと笑える体勢になっていました。(笑)
結局、手でお花を持ち上げてパシャリ。
あぁ、いいよねぇ~!
うなだれて咲くなんてもったいないなぁ。
植えっぱなしで開花に気づかない私が言うのもナンですど~。(笑)
さて話は変わり、先週息子の大学院の卒業式に参加してきました。
東京日帰りだったので、少々慌ただしかったのですが、思い出深い一日となりました。
途中、四谷駅のトイレに立ち寄ると、コーチの三つ折りの財布の忘れ物が・・・あらあら・・・この女子は今頃さぞや困っていることでしょう。
交番は駅を出てすぐ近くにある訳ではなさそうで・・息子との約束の時間も迫っているし・・・サイフは個人情報のかたまりのような物なので、中は開かずお任せして預けるのが一番良いと判断し、駅の窓口(公安室に情報が行く)に預けることにしました。
息子の卒業式の日にちょっとだけ良いことができたように思われ、足どり軽く大学に向かいました。
思えば息子も豊洲の駅に財布を忘れ、届けてもらったことがありました。仙台の国見駅ではお小遣いの入った青い封筒を届けてもらったこともあり、とても助かりました。日本って素晴らしい国です。サイフや現金入りの封筒を落としても出てくるんだもの・・・。
その時のブログです→青い封筒
東京の風は仙台よりも優しく暖か。
三分咲きの桜が学生たちの卒業を祝福してくれました。
息子の案内で恩師の皆様にご挨拶し、いつも過ごした研究室を見学した後に「お母さん、もう一人お世話になった人がいるから」と言われて向かったのは、大学の裏門を出てすぐの小さな中華料理屋さんでした。
大盛りで値段も優しく学生に嬉しいこのお店には、練習後にテニス部の皆でいつも通い、お店のおばさんに大変お世話になったとのことでした。
お会いしてご挨拶をすると、次々にいろんな話をしてくださいました。
「仙台のママよりずっと息子さんに会ってたね。」
「高校生で親元から手放して寂しかったでしょう。女の子は2人いても息子は心配なものでしょう。」
「キャプテンの時は苦労したけど頑張ったねぇ~。」
「震災の時は2日間仙台に連絡がつなくて本当に心配したんですよ。」
「面接試験の時は目をしっかり見て話をするんだよ!って話して聞かせたんですよ。恥ずかしがりやだからね。決まった時は本当に嬉しかった~!」
今までお店のことは一度も聞いていなかっただけに、我が家に詳しいことにビックリそして親が言いたかったことを代弁して教えてくれる人が側にいたことが分かり、とても有難く感じました。
もっと早く教えてくれれば良かったのに・・・と思いましたが、まぁ、そこが息子なんですが。
今回は、先生や友だち それにおばさん、様々な世代の方々に支えられて6年間を過ごしたことがよく分かりました。
人は一人では生きていけません。だから信頼できる仲間や大人に出会えて過ごせたことに とてもとても感謝した一日でした。
新しい場所でも素敵な仲間に出会えますように・・・
それにはまず自分がシャンと前を向いて歩かないとね。
三分咲きの桜が背中を押してくれているようでした。