ウォーキングの知人
庭仕事をしていると、それをきっかけに人との繋がりができたり、コミュニケーションがとれる機会に恵まれることがあります。
今回はその中のエピソードの一つです。
我が家の前の道は、遊歩道がほど近くにある為、ウォーキングの方やスーパーでお買いものをする方がちょくちょく通られます。
二年前の春、薔薇が咲き始めた頃、「綺麗ですねー」とウォーキングのご夫婦が声をかけてくれました。ちょうどアブラハムダービーとヘリテージが咲いたところだったので4,5輪切ってお渡ししました。
昨年の春のヘリテージ
後日、奥さんが「これは先日のお礼です。」と言ってレース編みのドイリー(花瓶敷き)をくださいました。「こんな手のかかった物はいただけません。」とお断りをしたのですが・・・
「実はいつも散歩のときに手入れしているのを見てたんです。
薔薇をくれた時、薔薇はもちろんだけど、その手入れをした薔薇を 何輪もくれた その気持ちがすごくうれしかったの。
家で花瓶に入れたら、それぞれの匂いがとてもよくて、とっても幸せな気持ちになったんですよ。
だから私が手をかけた物も受け取ってね。」と言ってくださいました。
なんだかうれしかったなぁ~
「では、今回だけ、遠慮なくいただきます 。」と、言ってしまいましたが、(結局、ちゃっかりもらった) 何が嬉しかったのかなぁー・・・本音を言えばドイリーも嬉しいけど・・・・((*^^) 煩悩だらけですみません。)
知らない人なのに、今まで話もしたことがないのに、喜んでもらえたこと?!・・・・うまく言えません。
昨年夏のアブラハムダービー
薔薇を育てているかたはお解りだとい思いますが、薔薇は姿も美しけれど匂いも美しいです。(デビットおじさん、ありがとう~)
だから、咲いてくれると自分だけで味わうのはもったいないという気持ちになります。
そんな立派な庭ではないし、剪定は適当だし、葉はうどんこ病だったりしますが、薔薇の美しさはほんの一瞬なので、見てやってほしいという気持ちになります。喜びを共有したくなるというか・・・
それを受け取ってもらえた…共有できたことがうれしかったのだと思います。
昨年秋のヘリテージ
秋はアプリコットが混じって趣があります
その後も、その方とは小さな苗を交換したり、ウォーキングの途中に会うと植物のお話をしたりします。だんな様は、ヘリテージの匂いが気に入ってお買いになったとのことです。
あとでお聞きしたところ、レース編みというのはとても手間暇かかるものらしく、頂いたものは一週間かかったとのこと。パイナップルなんとか・・・という模様と薔薇の花びらが立体的です。
あぁ!!もうー!!どうしてこんなに写真が下手なんだろう
勉強しときます!!
私が子供の頃はよく見かけましたが、今はレース編みを趣味にする人が少ないせいか、とてもクラシックで懐かしい感じがしますね。
ご本人の許可を得て、自分でスワロフスキーを付けて大切に使っています。