一足早い春
先日、用事があって東京に出かけました。
普段は戸口から戸口まで車で移動する暮らしなのですが、東京に行くと電車や階段で結構な距離を歩きます。でも 暖かかったので街を歩いてもとても快適。歩くと体も暖まり、ロングブーツはここでは防寒の為の物ではなくオシャレアイテムの一つなのだろうな~と改めて思いました。
しかし、仙台に到着するとそこは凍結した路面と吹雪・・・。 新幹線で行けば2時間かからないのに、やはり寒さの質が違います。 慌ててバックから手袋を出して マフラーをグルグル巻いて家に帰りました。笑
外は吹雪で庭は雪で埋もれていますが、家の中でほんの少しだけ春の準備を始めました。
今までは小ぶりの麻紐を庭で使っていたのですが、麻紐が途中でなくなって庭仕事が中断してしまうこともあったので、大巻の麻紐を小分けにして庭仕事用に準備中です。どのくらいの大きさや形が使いやすいのかは分からないので、大小いろいろな大きさにマキマキしてみました。
この冬に部屋の中に庭の多肉植物を一部入れたのですが、乾燥気味のリビングの環境がとても合っていたようで元気に復活しました。
庭の吹雪をよそに、我が家にはとても綺麗な薔薇たちがやって来ました。
庭のテーブルにて。
雪が沢山積もっていて、テラスに出ただけで足が雪だらけに。笑
ヘリテージとジェフ・ハミルトン?セントセシリア?
でも中輪だからこれはオールドローズかしら。
いえいえ、これはキャンドルなんです。
昨年の春にある方の素敵なブログでスタンド型のレリーフキャンドルを拝見し、その作品を作るキャンドル作家さんのファンになってしまいました。
この薔薇形はそのキャンドルのついでに購入したはずだったのですが、手にしてその繊細さに目が釘づけになりました。
クォーター・ロゼットの花びらのクシュクシュ感が胸をキュンとさせてくれます。それにしても、ロゼット咲きの薔薇をキャンドルにするなんて素敵な発想ですね。女性ならではの感性とご本人のこだわりが伝わってくるようです。
春の薔薇の季節は崩れそうな薔薇たちを何個となく手で握って摘み取ります。その時に手にするカップのふんわりした感じをこの薔薇にも感じました。
2月の日常はとても気ぜわしく・・・心落ち着かず・・・外は吹雪だけれど・・・
キャンドルの繊細さと美しさにしばし見入り、薔薇たちに春のおすそ分けをしてもらったような気がしました。