夏の風景(2)
ここのところ雨が降っては止み、またすぐに雨が降る天気が続いています。
湿度の高いこの季節に備えて、植物の足元の葉を落とし ボーダーの後ろの通路(のような隙間)の枝もバシバシ切って、枝や葉の重なりを減らして風の通り道を確保していました。
クロッカスローズ
土も一昨年前から米ぬかで作ったボカシを蒔き、腐葉土や燻炭を今までより多めにすき込みました。
どれが効果的だったのかはわかりませんが、植物もバラも今年はとても健康に育ちました。
しかし、我が家は山を切り開いた住宅地にあるので、この時期は夜になると霧に包まれます。その為、もともとウドンコ病になりやすいフロックスの葉はとうとう白っぽくなっきました。「もうウドンコでも黒点でもいいよ。花が咲かない訳じゃないし~。」と思っていたのですが・・・
何と!ネグンドカエデ(オーレア)にアメリカシロヒトリが出没!!
ギヤァ~~!!
本当は消毒はしたくない。でもご近所にも迷惑をかけたくないし、大きな木だけに このまま卵を産ませる訳にはいかない!絶対にっ!
でも私は咳こんでしまうので消毒できないし・・・。では消毒は誰が・・・?
「お願いしま~す!!」
と、こういう時だけは食卓をいつもよりちょっと豪華にしてパパさんに頼むRui。(笑)
「せめてこういう時くらいは役に立って!」と、完全に言い込められたパパさんは、帽子をかぶってマスクをしてしぶしぶネグンドカエデの消毒作業で~す。家の横のかなり高さのある木なのでベランダからも散布。
ホーマックで買った麦わら帽子が「なんちゃって真島先生」っぽくて笑えるぅ。おっと、やってもらったので笑いません。ありがとね。
え?気持ちがこもってないって?はいはい。 ありがとさ~ん。
さて、庭は華やかなバラたちが終わり、初夏には白とブルーに変わりました。
自分の好きな色が庭に点在する ゆったりした季節です。
デルフィニュームが終わった後、その隣に植えていたエキナセアが次々に咲き始めました。
この花が咲くと夏を実感します。
花びらが少し下がった花形が何とも可愛い。
モコモコと茂り過ぎたミントを切ってハーブティーを頂きました。これはこれで美味しいけど、やっぱりワタシはコーヒーが好きカモシカ~。(本音)
庭を歩きながら植物に落ちた花がらを取って・・・フグッ!毛虫っ!コガネムシっ!騙されないよ~尺取り虫っ!と言いながら捕獲します。(笑)
遅咲きのクリスタルフェアリー。
小輪の房咲きなので、この季節のゆったりした景色を邪魔しません。強くて花持ちも良いので、アレンジにも使える美しい薔薇です。
でもトゲトゲが手ごわくて・・・剪定をする時にどこかしらに小さな傷を作ってしまいます。
クレマチスのメアリーローズも可愛い花を付けていました。
見過ごしそうな小さな花ですが、よ~く見ると細かい花びらが八重になっていて 繊細なロングネックレスのようです。
そして ラベンダーを切って吊り下げ、部屋に香りのおすそ分けをしてもらいます。
湿気を含んだ暑い陽射しの中、
蜜を求めてやって来た蜂の羽音が庭に響いています。