僕の源風景
これ なんだか わかりますか?
これは 「落花生ボッチ」と言います。
当社のある千葉 八街周辺は 全国的にも 有名な「落花生」の名産地。
この時期 あちこちの畑で このポコポコとした物体が できます。
落花生を 乾かすために 作るのです。
几帳面な生産者の人は このボッチを 縦横高さを ぴたりと揃え 整然と 並べます。
さわやかな昼間に見るのも 良いのですが 朝もや や 夜露が 降りてくる夕暮れ時なども とっても 素敵です。
もし ぼくが 海外で 暮らしていたとすれば 最期に見たい風景と 言われたら 現時点では この「落花生ボッチ」を 挙げます。
僕の 源風景なのです。
ただ ここ数年 この「ボッチ」に異変が あるようで 不安に思っていることがあります。
正確に言うと 「異変」というより 「時代の流れ」というべきものなのですが・・・
ボッチの頭には 少し前までは 「わら」で作った三角帽子が かぶっていました。
しかし このごろ ほとんどが 写真のような ブルーシートになってしまいました。
確かに このほうが 生産者の方は 楽ですし 雨も防げるでしょう。
コンバインの普及により わら そのものが なくなっていることも 原因の一つだそうです。
今年 わらの三角帽子を かぶったボッチを 道すがら 探していますが ぜんぜん ありません。
さびしいです。
この風景を 守るために ぜひ みなさん 千葉 八街の落花生を どんどん 食べてください
森田健作知事にも ぜひ 朝昼晩 食べてもらいたいです。