初対面
昨晩 武道具屋さんのご紹介で はじめての場所に 剣道の稽古に 伺いました。
12月に行われる 私自身の昇段審査会へ 向けて 現在 少しづつ 稽古量を増やしています。
今回 別の地域に稽古を頂きに 伺ったのは 一昨日 いつも 参加している稽古会で 先生に 「緊張感が 全然ない」と ご指導を受けたことが きっかけでした。
いつも 体が ガチガチになるほど 体に力が 入ってしまう私なのですが 知らず知らずのうちに 「あの人は いつも このように でてくるよな」とか「あの先生は ここで こうくるだろうな」など 先入観や余計な考えを持って 稽古していることを 指摘されたのです。
あさはかな考えかもしれませんが 「違う環境で 初対面の人と稽古したら なにか きっかけが つかめるかも知れない」と思い 誰ひとり知らない道場に 行ってみました。
道場に入る前が 緊張します。
ここの道場の事を教えてくれた武道具屋さんが そばにいてくれるわけでもなく まったく ひとりなので まず どのように 入っていこうか 考えます。
「頼もうー」なんて 時代劇にでてくる道場やぶりみたいな入り方は 決して できません。
道場に入ろうとしている方に とりあえず 声をかけ 代表の方に ごあいさつさせていただけるように手配をしてもらいました。
待つこと 数分。 道場の中では もう 稽古が 始まっており 同じ剣道なのに 道場や人が まったく違う為か 違うものに見えてきました。
「どうぞ どうぞ どんどん やってください」
許しを 頂き めでたく 稽古を させていただきました。
稽古終了時の整列の時 初参加の私に対し 若い人達が 上の席を 薦めてくれるのですが とても とても 恐れ多く 末席に 座りました。しかしながら どこにいっても 若い人達が このように 年長者へ いったんは 心配りしてくれることに 改めて 感動しました。
稽古が終わり 各先生方に お礼のあいさつに行くと 私が習っている先生を よくご存じの方や 先日 工事をさせていただいたお客様のお父様もいらっしゃって びっくりしました。
「世間は 狭いなあ」
今回 勉強した 「初対面の緊張感」や「初対面での礼儀作法」そして 「自ら飛び込んでみると 意外と世間は狭く そして 寛容であること」などを 日々の仕事の中でも 生かせれば 最高だな。
少し のぼせた体に 秋のひんやりとした空気が とても 気持ち良かったです。