薫陶を受ける
先日 学生のころから お世話になっている 金田重興先生 (剣道教士七段 現在 山武市教育長 山武剣道連盟会長)より 直に 教えを頂いた。
「おい お前は 「半段の教え」という言葉を知っているか?」
「いいえ 初めて聞きました」
「それは まずい。子供たちを指導する者は すべからく この言葉を知っていなくちゃだめだ」
「半段の教え」とは 剣道の稽古で 相手が 初段なら 初段半、二段なら 二段半、三段なら 三段半、というように 教える者より 半分だけ 強い力で 相対し 相手の力を うまく引き出してあげることなのだ ということだった。
なるほど 確かに 自分も 上の先生方と稽古するとき 圧倒的な力で 押さえこまれるのは とても つらいし 終わってみると 得るもの少なしということも ある。
昨日の 小学生との稽古で この言葉を 意識しながら やってみたが とても つらい。
相手に合わすのではない。
その子の力を 正確に見極め うまくチャンスを 作りだして 力を引き出すようしなければならないのだ。
こっちが へとへとになった。精神的に。
「教える」のではなく 「こちらも教わる」という謙虚さが 必要だ。
いま 流行りの「コーチング理論」も 言っていることは 同じことだ。
「半段の教え」は 仕事や家庭などあらゆる場面で 意識しなければならないことなのだ。
先生は このようにも おっしゃった。
「山岡鉄舟の本に こんな言葉が 書いてあった。「人生のすべての問題は 剣道の理合で 全て説明できる」 私も本当にそうだと思うよ」
下手の横好きと言われている僕の剣道ですが 大人になってから こんなご指導を受けられるだけでも 価値があるってものです。文字通り 有り難し
こんな日は 熱いお茶
朝から 本格的な雨。
しかも 予報によると 3日間ほど 続く。
月末に降られるのは とっても困る。人間の勝手な考えだけど・・・
このところ 作業服を半袖にしていたのだが 今日は 寒いので 長袖。
雨で 現場がお休みになると 気持ちまで ダレてしまい こういう時って 体調が 乱れる。
たまっている見積もりなどを 一気に仕上げていきたいが それも なかなか進まないので とりあえず ブログの更新を しよう。
久々に 長く机に座っていると なーんか 口が さみしくなり つい 缶コーヒーや お菓子に手が出てしまう。
でも なーんか おいしくない。
こんなときは あつーい「新茶」が 飲みたいなあ
誰か 入れてくれないかなあ
「おーい お茶」(by 伊藤園)
と いっても 事務所に一人きり
とりあえず お昼まで 我慢して それまでは 近くのお茶畑の画像で 癒します
開発の片隅で
おかげさまで 本日も忙しく仕事をさせていただいております。
近所で 売り出しのはじまった分譲地です。開発されたのは 10年以上前ですが 売主が 変わり 最近 盛んに 販売活動をしています。
開発されたまま かなりの長い間 放置されていたので 治安的にも また 家が建ち始まれば 商売的にも良いことです。
「あれ!」
分譲地内で 草が刈りはらわれ 舗装の準備が 進んでいるところを とことこ 歩く生き物がいます。
キジのオスです。恋の季節なのか 色が一層きれいに見えます。
そーいえば このあたりは よく「ケーン ケーン」と キジが鳴く声が 聞こえていました。
子供のころ パチンコ(Y字になった器具にゴムがついており 石粒などを飛ばして遊ぶ道具)で 追いかけまわしたこと等も思い出しました。
そこに 巣があったのか あるいは いつもの散歩コースなのか わかりません。
都会の人達より 動物たちと 共存している感の強い我々としては 考えさせられるワンシーンでした。
剣道 級審査会
いよいよ 剣道級審査会。
受験者も 緊張だが 事務局担当の私も いろいろ粗相がないよう 緊張しました。
これは (滅多に見られない)審査員側からの風景です。5人の審査員が判定をします。
最初は 実技試験です。時間は 1分。この中で 実力を発揮するのは なかなか難しいことです。
合格発表の瞬間です。盛り上がりは やはり すごいですが 落ちてしまった人への気遣いも ちゃんとできるところが 剣道関係者のすばらしいところです。
登録料の集金は その場で すぐ はじまりますので 事務局は このあと 大忙しです。
一級受験者は 実技判定で 人数がしぼられ その後 日本剣道形の審査を 行います。今日は 受験者が いつもより 少なかった為か じっくりと審査され いつもより すこし 厳しい感じです。
形審査の後は 学科審査になります。
本日の問題は「剣道における掛声について述べよ」と「剣道で礼儀を大切にする理由について述べよ」でした。
人のこと 言えないけれど 字が みんな ヘタ過ぎ。こちらの練習もした方がよさそう。
彼らは これに合格すると 次は 「初段 」ですから 当連盟としては 段審査会に 自信を持って 送りこめる人を 合格させなければ なりません。
なんとか 無事 審査会を 終了することが できました。この後処理も残っていますが ひとまず安心しました。前任の先輩方や 地元の後援会の方々からも ねぎらいの言葉を頂き 本当にうれしかったです。有難うございました。
夜から 場所を移して 今度は 「山武市剣友会」の総会に出席。
私は 会計担当だったのですが 会計報告の資料の用意が 少なく こちらも 冷汗。
こちらの会計は 今季で おわり。肩の荷が 少し 下りました。
懇親会での ビールが おいしかったです。
誇りをもって挑め!
明日は 剣道の級審査。
雨の予報だが 室内競技は こういうとき やきもきする必要がなく 助かる。
審査事務局として 事前準備は 整えたつもりだ。
地元の後援会の父母も 明日は朝早くから手伝ってくれる。
また 今日になって 高校の先輩で 現在は 中学校の剣道部顧問をやっている先生が 「大丈夫かあ?がんばれよー 明日は 手伝うから遠慮なく 指示だせよ」と わざわざ 電話をくれた。
ありがたいなあ
そう思いながら ネットの新着ニュースを見ていると「剣道」の文字に 思わず 反応してしまった。
「森田健作 千葉県知事 剣道2段は 自称だった」 という記事を 見つけた。
なるほど 森田知事は 嘘をついていたわけだな。
思うに 剣道や柔道などの 武道に限らず 「道」のつくものは 「段位が すべてではない」
「段位」に挑戦しながら 日頃 自分を律し 人格を高めていくところに価値があると思う。
他の詐称も 政治家としては マイナスだが 「道」のつくものを 詐称してしまったのは さらに まずかったかな。しかも その弁明を プロダクションにさせたのは もっと まずかったかな。
明日 全員が 合格することは ない。
しかし みんな 胸を張って チャレンジし その結果を 指導者ともども 誠実に受け止めていきたいと思う。
審査前日に 実に良いネタを 提供してくれた森田知事。「千葉県のため」に がんばれ