うれしー!プレゼント
僕あてに いつもと 雰囲気の違う宅急便が 届いた
「おっ 航空貨物? 福岡県太宰府から・・・・?」
太宰府天満宮のおひざもとのお店から 来ている
「あれ?受験シーズンだけど 学問の神である天神様に 何かお願いしてたっけ?」
開けてみる
「おっ 手紙が 入っている」
宛名をみる
「・・・・・・・・・ ああ あの人か!」
若い女の人らしい 少し丸みを帯びた字で お礼の言葉が 記されていた。
この女性とは 一度も 会ったことがない。
顔も 知らない
声も 聞いたことがない
でも 彼女の家のこと そして 家族のこと 今まで どんなことを不安に思っていて そして これから こんな生活をしてみたいということ みんな 知っています。
なぜって?
彼女は やりたい工事が あった。
その工事は 僕の得意分野の仕事。
でも 彼女の家は 福岡県太宰府。
僕は 工事にいくことは できない。たとえ 旅費などの経費を いただいて 作りに行くことはできても 後々のメンテナンスやフォローに たびたび いくことはできない。
したがって 工事や 設計は お断りした。
しかし メールで 何度も 何度も アドバイスを続けてきた。
きちんと 「このように進んでいます」との報告も 返してくれた。
だから 声もしらず 顔も知らないけれど 結構 知っているのです。
通常 ものぐさな僕は 明らかに お金にならない質問に対しては 正直 それなりの対応しかしていない。
メールというものが 流行って以来 全ての質問に対し 身分のわからない人に対し 必要以上に 付き合っていられないというのが 本音だ。
しかし 彼女の場合 情熱と礼儀正しさが 違った。
言葉使いが ただ 丁寧だ というのとは 違うのだ。
真剣さが 行間に 漂っていた。
メールのやりとりが しばらく 途切れた。自分も 忘れかけていたところに このようなお礼と自筆の手紙をいただいた。
太宰府の 有名なお菓子だ。早速 ごちそうになった。
天神様で 売っているだけあって ウメーわけだ。
ありがとうございました。お元気で