うどん屋にて
お客様との打合せで 千葉の 土気という町にいく
小腹が空いた僕は セルフサービスのうどん屋さんに 入った。
「」
同じショートカットの女の子の集団。 ジャージ姿。
そうです。典型的な 体育会系女子の集団です。高校生のようです。東海大学系の学校のようです。
とっても こわそーな監督(コーチ?)と うどんを 食べています。
僕が 店に入った2分後 「せーの・・・ ごちそうさまでした!」 と言って 店を 出て行きました。
なんとなく 雰囲気からして 陸上部です。
「ははーん なるほど」
この土気町には 「昭和の森」という大きな公園があり この公園を会場として「千葉国際クロスカントリー大会」が明日 行われる。彼女たちは それ目的できているようです。多分 県外でしょう。
すると 入れ替わりで 今度は 丸坊主の男の子の集団。その数 約15名。
「うーむ こいつら 強い」
高校生活を 部活に浸かって過ごした僕は 強い高校生かどうかを見分ける嗅覚を 持っています。
小者ならではの 技です。
僕が こいつら 強いと 思った理由を挙げると
①全員の体格が そろっている
②坊主頭の毛の長さが 全員そろっている(つまり 大会ごとに気合入れの為 みんなで 刈るのだ!)
③セルフのうどん屋なので 自分で並ばなくてはならないのだが 優先順位が どうみても 先輩優先
④おそろいのベンチコートを 脱ぐと それを きれいに畳んでいる(16.17歳の男子では なかなかできないことだ!)
⑤全員おそろいのジャージなのだが 遠目では 見えない位 学校名の刺繍が 小さい(強い学校は ジャージに でっかく学校名を書かなくても 注目の的なので よいのだ)
⑥高校生なのに とても 静かに 食事している (これは 性格が暗いのではなく 寄宿舎生活や合宿慣れしている学生に多いことなのだ)
お水のおかわりを 自分で 取りに行くついでに 彼らのジャージに小さく書いてある学校名を 見てみた。
「SAKUTYOUSEI EKIDEN TEAM」
おおー
いまや 高校駅伝の四天王 そして 箱根駅伝に最多の選手を 送り込んでいる長野の佐久長聖だ 。
彼ら位のエキスパート達が うどんを食べていると 「これも 作戦だな!消化の良いものをレース前は 食べるんだな」と 勝手に 思えてきてしまう。
彼らは 高校生らしく あっという間に食べ終わると 礼儀正しく 静かに 店を出て行った。
佐久長聖の選手みなさん!
君たちには やまかけうどんをすすりながら 陰ながら応援している人(つまり僕)もいることを 覚えてほしい。
明日は 晴れそうだ。がんばってね