一年に一度
昨晩は 夕方 雲間から ほぼ丸い月が 見えていたかと思うと すぐに どしゃぶりになった→
チリが そのどしゃ降りに すっかり 洗い流されたように 今日は 朝から 抜けるような青空。少し冷たい風だが 家の外に 出てみたい衝動に駆られる。
文化の日に イベントを 企画している人達は 今朝からの青空を見て 成功を確信したのではないかと 思う。(どうしても イベントを 企画実行側から 見てしまう癖が ある)
文化の日には 楽しみにしているものがある
一年に一度 剣道が テレビで 放映される日 「全日本剣道選手権」
剣道ほど 見ていて良くわからない競技は ない
やっている人間ですら よくわからないのだから・・・・
ビデオにとって スローにして はじめて 「ああ そうだったんだ」 と思うものや それでも よくわからない試合も たくさん ある
ブラウン管(もう今は 違うか!)を 通すと わからないことでも 現場では はっきりと 勝負の決着が ちゃんとついている。そこが 剣道の不思議であり 魅力なのかも 知れない。
まあ そんなことを 気にしながら 食い入るように 見てみよう。
「一年に一度」
という響きも 人の感情に かなり 食い込んでくる言葉だ。
昨日の「夢の時間」と 同じくらい。
広告では 当たり前の手法だが 「限定的」ということが 良いのだろう。
日本人は 「限定的」が 大好きだ。
「○○年に一度 秘仏 大公開」なんて イベントがあると 長蛇の列
最近だと 「阿修羅像」なんか 社会現象にまで なったらしい。
僕も 「一年に1セットだけ」とか 「今年の仕事は 10現場だけ」とか 限定的にしてみようかな?
でも 企画が こけたら 会社まで こけるな。
やばい やばい
夢の時間
昨日の日曜日は 11月になったというのに あたたかい。
生ぬるい風だが それでも カレンダーが 一枚変わったことを 知っているかのように 裏山の木から 落ち葉が すごい勢いで 降ってくる。
午前中は 数件のお客さんと 電話やメールなどで 打ち合わせをし 午後 家に戻り なんとなく 掃除を始めたら 勢いづいてきた。
布団のシーツを はがし 冬用のあったかいシーツに 交換しようとしたら なんとなく うす汚れているので セットする気が 失せた。
ちなみに 「えー やっちゃんって 掃除とかシーツの交換とか やるの?」と 思った人も いるかと思うが 僕は 学生時代 ビジネスホテルでバイトしていて ベッドメーキングなども 時々やっていたので こんなことは なんてことない。ただ 家が 片付かないのは 物を 捨てることができないから(言い訳ですが・・・)
今夜 寝ることを 考えると いてもたってもいられず 掃除を中断し 新しいシーツを買いにいくことにした。
世の中 同じことを 考える人が たくさんいるもんだ。
学校の衣替えでもないのに なんで 今日に限って シーツ売り場や カーテン売り場が こんなに混んでいるんだ。セール品の「マイクロファイバー起毛 敷布団 掛け布団カバー」が よく売れている。
シーツを買い さっそく帰ろうとすると 子供たちが
「パパ ちょっと おもちゃ屋さんに 寄ってよ お願い」と 懇願する。
しっかりと 自分の財布まで 持ってきている。
「また すぐ 飽きちゃうじゃん。それに もうすぐ そのキャラクターの番組 おわっちゃうよー また 新しい番組始まったら そっち 欲しくなるだろう」
なんとか 理論的に あきらめさせる作戦を展開する。
「パパだって 今日 シーツが ないわけじゃないのに 気持ち良く寝るために 新しいの買ったでしょ。
子供だって おもちゃを買うことで 「夢の時間」を 買っているんだよ」
論破されてしまいました。
「夢の時間」「夢のひととき」・・・・・・恐ろしい言葉です。
僕が お客さんに 提供したいのは 商品そのものではなく それだったはず。
こどもに言われて グサッと 胸に 突き刺さりました。
子供たちが おバカなおもちゃを 買っている間 ずーーーーと そればかり 考えていました。
子供たちは 選んだものを 僕に反対されない ことが めずらしかったのか 「これ 買ってもいいよね!」と念を押しに やってくるが 僕は うわの空で 「それが あると 夢の時間過ごせるんでしょ」と 言うしかない。
暖かい シーツに くるまれながらも なかなか 寝付けない 夜でした。
幸せの一部
慌ただしい10月が 終わった。
保育園の運動会・市民運動会・祭礼・剣道級審査・少年剣道大会・地区ボランティア などなど 10月の土日は 毎年 すさまじい。
代わってもらえるものなら うまく根回しや 段取りをしておくのだが・・・・・
まあ そういう行事や 役割が回ってくる年頃なんだろう。考えてみると もっと すごい年もあったし・・・(消防団の大会訓練などなど)。
「仕事する気あるのかー」と 怒られても仕方ないような10月を 過ごしましたが
昨日の土曜日は この10月の終わりを 待っていたかのように 多くのお客様が お店に来てくれました。
本当に 有難いです。
しかも お客様から 「こども店長(ウチの子供たち)にあげてね」と プリンのお土産なども 頂いたり
かなり 遠くから ご夫婦のお休みを合わせて 「一度 展示場をみてみたい」と相談に来てくれたり(しかも カーナビなしで )
新規のお客さんばかりでなく リピーターのお客さんが ちょうど良いバランスで 来てくれるところが ウチの特色であり 絶対 守っていきたいところ。
春夏秋冬の季節の中に お客さんとの記憶を 刻み込みながら 仕事ができる幸せ。
それを 支えるバックボーンとして 季節季節の行事の忙しさも 幸せの一部なのだろう。