伊能忠敬の居た町
日曜日に 行ってきた 佐原
千葉のスーパー偉人 伊能忠敬が 暮らしていた利根川沿いの町です。
小江戸 あるいは 江戸優り(えどまさり)と呼ばれ 江戸と銚子の中間にある要所として 発展しました。
いまでも 昔の建物が 大切にされ 風情ある街並みが たくさん残っています。
商売柄 町並みには 興味をもっていますが どんなに 立派なランドスケープデザイナーが つくった街並より よく見えてしまうのは なぜでしょうね?
結局 ここに 日本人は 帰ってきてしまうのでしょうかね?
木の格子戸が 素敵です。
最近の モダン住宅でも 縦格子が 人気です。もっとも アルミ製が 多いですが・・・
ちょっとした露地も素敵ですね。
右側に 隣の窓を隠す板塀が あります。
この露地が 落ち着いたものになる大きな要因が この板塀の存在です。
現代住宅で これと同じ手法を取ろうとすると 「圧迫感があるんじゃない?」とか 「暗くなるよね?」とか「風が入らないかも?」と 多くの人が抵抗します
もっと もっと この日本で 何百年も 普通の事として やられていたことを 受け入れましょうよ!
(遊びにきても ついつい このような目線で 写真を撮ってしまうので 家族に怒られました)
もちろん レプリカですが 伊能忠敬一行が 作り上げた日本地図です。
ほとんど 現在の地図と 変わりません。
それに比べ 僕の 現場測量は 良い道具を持っているにもかかわらず 幼稚なもんです
奮発して 船にのってみました。
ラッキーなことに 家族だけで 貸切状態でした。
はしゃぎまわる子供たちのせいで 船頭のおばさんは 途中で 街並の説明を 打ち切ってしまいました。 すみませーん。
視線が低くなるだけで まったく 違って見えます。
街を 高いところから 見降ろすことは あっても 見上げることなど 滅多にないことです。
保存地区のため 電柱や電線なども なく 雰囲気を 統一した街並は 同じ千葉とは 思えないほど 観光気分に 浸れました。
家の近くに こんな良いところが あったのに いままで 一度も来たことがなかったなんて 独身時代 どこでデートしていたっけ
そんなことも もう 思い出せなくなってきた 結婚記念日の一日でした。