ゲームウオッチ
いつか 書こうとしていた「ゲームウオッチ」について もう 今日書いてしまおう。
当時 アナログな遊びばかりしていた僕らにとって このゲームの登場は 衝撃だった。
当時 電池をいれて遊ぶゲームは 大抵 単三か単二の電池を いくつも入れるので 大きく重い。
しかし ゲームウオッチは 軽い 薄い。
誰が 最初に 買ってもらったかは わからないが たちまち夢中になった。
僕が持っていたのは 「もぐら叩き」だった。2台も3台も持っている子は いなかったので みんなで 話し合い 誰が どのゲームを買うか 決めてから買った。実に民主的な 子供だった。
僕は 「パラシュート」というゲームが欲しかったが たぶん 民主的な議決により モグラたたきになったのだと思う。でも これも 相当面白かった。
ゲームウオッチが なぜ 人気があったかというと 時計機能が ついていたからだ。「ウオッチ」と名前についているのだから 当たり前だが 腕時計など もっていない頃なので とても 役に立ち お得な気分になった。
だが 困ったことは ボタン型電池が なかなか手にはいらなかったことだ。
いまのように コンビニなどないので 田舎の町では ボタン型電池が なくなると大変だった。
しばらくすると みんなにさらに 衝撃が走った。
「ドンキーコング」の登場だ。オレンジ色のボディーに それまでなかった 2画面。
「ニンテンドーDS」の「DS」が 「ダブル スクリーン」の略だというのを つい最近知ったが このドンキーコングのときは 驚いた。
みんなが 集まらずに 遊び始めたのも このころかも知れない。
僕は このころから ラジコンに ハマりだしだが 中には このゲームウオッチを きっかけにして パソコンに興味を持ち 小学校6年生ごろには 「ポケットパソコン」なるもので 自作のゲームを作りあげてしまった子もいる。
そのまま その道を突き進めば 彼が ビルゲイツになっていたかもしれないが 彼は その後工業高校を出て 東京電力に 就職した。
当時の夢中ぶりを 考えると 子供たちに DSばっかりやるなとは いいづらい
彼らが これに飽きるのは いつのことだか・・・