かりすぎは ダメよ
本日 朝一番の仕事は コニファー(針葉樹)の剪定。
数年前 当店の店頭で 売っていた木を お客様が 育てたものだけれど いやー よく育っている。育ち過ぎている。
最近は 少し かげりが 出てきたけれど 一時 コニファーブームが起きて めずらしいコニファーが いっぱい売れた。千葉は 全国でも 比較的 コニファーの生産者が 多い地域なので なおさら ブームになった。
当時 コニファーは 「樹形が 整っており 手入れが容易」ということが うたい文句だった。
いまでも ある意味 正しいが ブームから 数年経ち この辺の気候や土に合わない種類などが わかってきて 「手入れが容易」という点は 完全に間違いであったのではないかと 思っている。
むしろ コニファーのほとんどは 「結構 手入れが 必要」なのである。
コニファーを 手入れする場合 大別して 「刈り込みすぎても大丈夫な種類」と「刈り込み過ぎると パアになる種類」が ある。これを 図鑑ではなく 実地で 経験し 体得するのに 一体何本のコニファーをだめにしてきたことか・・・・
今日 刈り込んだ種類は 刈り過ぎては ダメな方。
このタイプは 一度大きくしてしまうと なかなか元のような形に戻せないので 苦労します。
刈りこめるギリギリまで 刈って 通風と採光を確保し また 内側に 新しい芽が ふき出してくれれば また一年後くらいに 再度 小さくできるのだけれど うまくいくかどうかは なかなか難しい。
僕は コニファーの刈り込みに (修羅場を体験しただけに) ある程度 自信をもっているのだけれど 一度大きく育ってしまったコニファーの剪定は 「あーすっきりした 今日もグッドジョブ」って感じが しない。
うまくいったら また 来年 頼んでもらいたいな。苦労した木ほど かわいいものですから