家事室にタイルを貼ろう
「店長さん 家事室の床が 変になっちゃったんだけど・・・・・直したいんだよね 店長さんところでできる?それとも 大工さんの仕事なのかな?」
僕が 仕事をはじめて すぐに お世話になったお客様からのご相談。
「どれ 現場を 見せてください」
この床は クッションフロアーという素材が 貼ってある。水周りには とても 重宝する床材だ。
クッションフロアーは トイレ 脱衣場 洗濯場 キッチンなどには 適した素材なのだが これが この写真のように 悪くなる原因は 大きく分けて 2つある。
ひとつは 経年変化で クッションフロアーを貼り付けてある接着剤が 弱くなり シートの継ぎ目から はがれてしまうパターン。
もうひとつは 下地のベニヤが 悪くなってしまうパターン。トイレや風呂周りでは このパターンが多い。
この家は 約15年経つし また 洗濯機 そして 部屋干しするために 湿気が多い。どちらのパターンも当てはまる。
まずは 下地のチェックが 先決だ。
下地は 幸い 大丈夫だった。
「今度は どんな柄にしますか?」僕は 当然 また クッションフロアーにすると 思っていた。
「今度は タイルにしたいんだよねー」
「うーん ちょっと待ってくださいね。クッションフロアーは 厚さが 1~2㎜なのですが タイルは 約1センチあります。この高さの差を なんとか しなくちゃ いけませんね 工事費も高くなりますよ」
「うん ずっと タイルがあこがれだったから 今回 ぜひ やりたいの。 次に直すときは もう定年してるし・・・」
「そうですか!了解しました」
床の下地は 大丈夫。床下収納庫のフタと枠を タイルの厚み分高くし タイルが貼れるようにフタの下地ベニヤを 交換した。最小限の下地工事で 済みそうだ。
そして タイルを 貼って 完成
洗濯機前の扉を閉めて 隠してしまうと 家事室とは 思えない出来栄え
「おおー やっぱり 高級感があって いいですね!このせっかくのタイルが 荷物で埋まらないように してくださいね」 釘をさしておきました。