「なんか いい・・」の裏側
「店長ー なんか いい植木ないかなー」
「なんか(何か)いい・・・・」 この言葉は 実に 便利だが 実に 危うい言葉なのだ。
いっていること つまり してほしいことを 他の言葉の端々から 読みとらなくてはならない。
現場は この状態
この黄色い低木(フィリフェラオーレア)の中に 植えたいということだ。
お客さんのいう「なんか いい」の裏側には こんな言葉が 隠されている。
①道路から 見えちゃうから 目隠ししたいんだよね
②建物にマッチした木が いいんだよね
③手入れが あまりなくて 丈夫な木が いいんだよね
④できれば 安い方が いいんだよね
コンピューターの検索機能を 使っても この「なんかいい」というキーワードから 適切な植木を選び出すことは できないだろう。
もちろん
我々だって 唯一絶対の植木を 選び出すことは できない。
だから お客さんの「なんか いい」に 対応する言葉と現物を 用意するしかない。
今回 僕が 植えた木は こちら
「アカエゾマツ」という樹を 植えた。
似た木には 「ドイツトウヒ」という樹もある
また 形から 推察の通り 「モミ」の樹にも似ている
なぜ 「アカエゾマツ」を 選択したか?
当然 「なんか いい」と思ったからではない ことだけは 弁明しておこう