HAYABUSA
はやぶさが 帰ってきた。
小惑星「イトカワ」の岩石を もしかしたら 持って帰ってきているかもしれないが それ以上に はやぶさが 戻ってきた意味は 大きい。
7年前に打ち上げられたこの衛星について 苦難の連続であったこと 戻ってくること自体が 奇跡的だったことが テレビ ラジオ 新聞などで ここ1週間ほど にわかにクローズアップされた。
今年になってから 山崎直子さんが スペースシャトルで 宇宙にいったり 野口さんが 宇宙ステーションから 帰還したり つい最近も 宇宙ヨット「イカロス」が 宇宙空間で 太陽の圧力を受けるための帆を広げることに成功した とか 興味深い話題が 続いていた。
話題が 続くと 次第に 興味が 薄くなり 宇宙空間という遠い存在だけに このHAYABUSAについても「ふーん」というぐらいにしか 思っていなかった。
しかし
聞けば聞くほど このHAYABUSAにまつわる話は 感動的
金属の塊とは 思えないような感情が 沸き起こってきた。
今朝 見たテレビコメンテーターが やっぱり 少し興奮気味に 「困難を乗り越えながら 主人のところに帰ってきた名犬ラッシーのようだ」 と言っているのを聞いて 「あっ これだ 僕も それが 言いたかったんだ」と 思った。
HAYABUSA本体は 岩石が入っているかもしれないカプセルを 守りながら 大気圏で 燃え尽きた。
カプセルの中に エイリアンや宇宙ウイルスだけは 入っていないことを 願います