玄関前の目隠し考
僕たちが 門をプランするとき 一般的に 気をつけることとして 門から 玄関ドアが 丸見えにならないようにする というものが あります。
・門からアプローチの空間を 楽しく演出するという理由
・玄関の中が丸見えにならないようにするという理由
・そして 縁起を担ぐという理由もあるでしょう。
でも 敷地状況の為に すべての家で そのようにできないことが あります。
そこで いろいろな工夫が されています。
現在 ガーデンルーム ジーマを 工事しているお客様の周囲で 行われていた工夫を ご紹介します。
現在 多いパターンが これです。
縦格子のフェンスが 玄関ドアの前についています。
すきまは 結構あるのですが 少し斜めになると 写真のように 目隠し効果が 高くなります。
ここでは シャイングレー色ですが 最近では 木目調アルミなど 家に合わせ さまざまの物が あります。
次は 目隠しフェンスの代表的なスタイル ラチスフェンスです。
さらに 目隠し効果を 高めたり 演出の為に 花鉢をかけたり ツル植物を 絡ませたりすることも 多いですね。
モダン和風の家などは 色が 濃いめの縦横マス目格子を 選択することも多いです。
最近では 木製は 少なくなり 人工木材製が 多くなりました。
次は 今 お世話になっているお客様の家です。
建物の立地条件は 道路の角地なので 正面から まともに 玄関ドアが 見えてしまいます。
これは フェンスというより 建物に連結しているので 建物の一部ですね。ボリュームが魅力の商品なのでこの部分がないと 玄関周りは さびしい感じになります。
単純に目隠しだけでなく 天井部分には 屋根がはってあります。この家は 玄関ドアを開けると すぐ 外なので この屋根がないと すぐ濡れてしまうし ドアも汚れますよね。
また 縦格子両脇の中には 壁厚を 利用して 傘などを 収納することもできるオプションや ライトなどのオプションが 用意されています
僕は この選択は とても 良かったと 思っています。他のフェンスに比べると 断然高いですが この家の付加価値を 商品代以上に 高めていると 思います。
となりあった3軒ですが 三者三様の工夫が されています。
どのような商品を 提案するか ますます 私たちプロの責任が 問われる時代になってきました。
つらくもあり 楽しくもあり