今年のゴールデンウイークは・・・3
一昨日 昨日からの続きです。
釣り具屋のお兄さんに教えてもらった釣り場は なんの変哲もない遊歩道まである幅4mくらいの川。
「フナでも 釣ろう」と 糸を垂らした我が長男と長女
ブラックバスの入れ食いに すっかり 有頂天
まるっきり 素人の二人が キャーキャー言いながら次々に釣りあげるので 周りで ルアーを振り回すお兄さん達は 次々と その場から 消えていった。
長男・長女に続き やっと 僕と末娘の竿の準備が できた。
末娘は お兄ちゃんとお姉ちゃんが 次々に釣るので 「次は 自分か!」と すでに 興奮してしまい 「パパ 早く エサ つけてよー」と 急かしてくる。
「待てってば―」と 言いながら 自分も 「次は 俺だ」と 妄想しまくっていた。
子供たちが ワイワイガヤガヤしていたからか 分からないが 散歩していたおじさんが 「おい これ みっけたから あげるよ」と言って 10cmくらいのカメを くれた。
子供たちは しばらくいじっていたが カメには すぐに飽きて 川の中に 逃がしてしまった。
このカメを 逃がしてから 何故か 一匹も 釣れなくなってしまった。
午前中 僕と末娘と女房は 一匹も釣れなかった。
ほとんどの場合 釣りに来たら お昼は その場で のんびり お弁当 というのが 定番ぽいが なぜか 我が家は すぐ近くの「牛丼 すきや」に行ってしまった。
「午後も釣りをやるか どうか?」で 少し もめたが 「俺は まだ 一匹も釣っていない」ということで 強引に 午後も 釣りをすることにした。
午後は 100mほど 場所を変えた。
またまた 長女が 3分もしないうちに 「釣れたーーーー」
また ブラックバスだ。
「パパー 戻ってきてよ また 釣れたよーーー」
今度は ブルーギルだった。
再び 魚から針を外してやり 新しいエサをつけて 自分の釣り場に戻ろうと歩き出すと
「パパー 早く 戻って また 釣れたよーーーー」
また ブラックバスだ。
彼女は 結局 一度も エサのミミズにも 魚にも 触ることなく 7匹を 釣りあげた。
相変わらず 僕と 末娘のウキは ピクリとも 動かない
恥ずかしながら 僕は 長女の釣り場を 横取りした。
「おかしい 同じ仕掛けなのに・・・・」
「パパ ミミズが 生きているみたいに 動かした方が いいんじゃない それと 川の真ん中より 端っこの方が 釣れるかもよ 私は そうしてるよ」
長女が 僕に レクチャーしてきた。
「自分で エサも付けられないのに・・・・」と 思いながらも その通りにしてみた。
午後から 釣れなくなっていた長男も 釣れる方法を 僕にではなく 長女に 聞き始めた。親父の威厳も 釣果次第というわけか・・・・・・
長女に レクチャーを受けた長男が 叫ぶ 「あーーーー! かかった」
しかし 魚が 大きくて そのまま 川から 持ち上がらない。
「ひっぱり過ぎんなよ 糸が 切れちゃうぞ」 僕は 網を持ってきて 魚を引き上げる。
この日 一番大きい ブラックバスだった。
またまた 写真を 撮らされた。
女房は 「もう 寒くなってきたから 帰ろう」と 言ってきたが
「これから 夕方が 釣れるはず」と 僕はねばった。
しかし 時間は 流れ 4時半を 回っていた。
長女と長男は もう 満足しきって 釣り竿を 放って 遊んでいる。
「もうだめか・・・・」と思った矢先 ウキが 勢いよく 沈む
「キターーーーーーー!」
ブラックバスだった。
ついに 親父の面目躍如!
しかし 目撃者は 末娘だけ
長女・長男「へえー パパ 一匹釣ったんだ! よかったねえ!」
末娘 「あのね パパのブラックバスね レンガより 小さかった。それも レンガの長い方じゃなく 短い方の長さだよ」
長さのたとえが ブロック屋の娘だけあって レンガだったことは 感心した。
しかし
それが 僕を とても 傷つけたことは 言うまでもない