今年のゴールデンウイークは・・・2
昨日からの続き
今年のゴールデンウイークには 家族で 「はじめてのこと」をしてみようと 思い立った我が家。
「釣り」にチャレンジすることにし 庭でミミズを探し 釣り具屋で 道具をそろえ 釣り場所も教えてもらって準備万端!
「明日は 朝一番から じゃんじゃん釣るぞー」
朝 目が覚めると すでに すっかり 陽が 昇っていました。
長女は 今日 釣りにいくことを すっかり忘れているのか まったく いつもと同じ調子。
朝が 一番 釣れるもんだと 信じている僕は すでに もう本日の釣果を 想像してしまいました。
行く先の印旛沼までは 我が家から 30~40分程度。
目指していた印旛沼に注ぐ川は ホントに 道路から近かった。
女が3人もいると トイレの心配があるので 先に それを 確認した。幸い すぐ近くに コンビニがあり 一安心。
川は きれいに護岸が 整備されており 幅が 4mくらいしかなかった。
300m先には 印旛沼があるが そちらには 葦が 生えており なんか すごく魚がいそうな雰囲気。
こんな遊歩道まで整備されている川で ホントに釣れるのかな?
すでに7.8人の釣り人が 来ていた。
しかし 全員 リール付のかっこい竿(彼らは 竿と呼ばず ロッドというらしい)で ルアーを ビュンビュン投げている。
僕でも ルアーで フナは 釣れないことぐらいは 知っている。
「何だ? だれも フナ釣りなんてしてないぞ。 もしかして この川で みんな ルアーを投げる練習しているのか?」
教えてもらった場所を 間違えてしまったと 思った。
でも やはり 彼らは 練習ではなく 魚をねらっているみたいだ。 きっと 魚は いるのだろう。
①彼らは ルアーで ブラックバスか 何かを 狙っている
②ブラックバスがいるということは そのエサであるフナなどの小魚もいる
③したがって この川では フナも釣れる
このような三段論法によって 自分を納得させ 釣り場を決定した。
長男の道具から 作り始めた。エサのミミズは やっぱり僕がつけてやった。
「針もついているし 竿の先っぽで 目をつっつかないように 気をつけろよ」
注意を聞き終わらないうちに 飛んでいってしまった。
長女は 車の中から でてこない。次に次女の道具を 用意しはじめた。
「パパー 釣れちゃったよー」
長男が 開始まもなく すぐに 一匹 釣りあげた。ルアーを投げていたお兄さん達も 振り返る。
長女も 車から 飛び出てきた。
15cm前後のブラックバスだった。
「写真を 撮ってよ 早く 早く」
写真を撮りながら これが 最初で 最後の一匹でないことを 祈った。
次女 そして 長女の道具の準備が できた。
「キャー」
長女の悲鳴!
竿が 大きくしなっている
僕は 一瞬 思考停止してしまった。まさか 一番やる気のない長女に 魚が かかるとは 思っていなかったからだ。
「バカ そんなに 強く 引っ張るな!」 と いいかけた 次の瞬間 長女の糸は 切れた。
目撃証言によると 30cm強のブラックバスだったらしい。
長女の仕掛けを直し 自分の仕掛けを やっと作り始めた
「キャー! キャー!」
再び 長女の悲鳴!
今度は 釣りあげた
25cm程度のブラックバスだ。
「あー パパ 今度は こっちー!」
息子も 続けざまに ブラックバスを 釣りあげた
「いる この川には いる!」
すっかり 僕らは フナのことを忘れ ブラックバス狙いに なっていた。
明日へ さらに 続く