靴が ない
先日 商工会の友達が やっている食堂に 家族で 食べにいった。
腹いっぱい 食べて 帰る間際 長男が 店で売っている「
ラムネを飲みたーい」と ダダをこねた。
腹いっぱいで ラーメンを 少し残したのに さらに 腹の膨れるラムネが 入るわけない。
「
別腹なんだよー」と すがりつくが 許すわけにはいかない
駐車場にいっても まだ いっている。それをみた長女
と次女
も ラムネに入っているビー玉目当てに 欲しいと言い出した。
僕と女房が 怒っていると じいちゃんが 「こういうものは 飲みたいときに 飲んだほうが いいんだ」といって 買ってあげてしまった。
じいちゃんは どうも ラムネが いまでも 普通に売っていることを知らないらしい。
ラムネが 今では大変めずらしいもので ぜひ このめずらしい飲み物を 孫達に 飲ませてやりたい と思ったらしいのだ。
「昔は 店の柱に ラムネを開ける道具が ぶら下がっていたんだ・・・・」なんて 思い出話を しはじめてしまった。
子供たちは しめしめ と いったところか・・・
家につき 車から 降りようとすると 長男が 「
くつがない」という
「まさか・・・・ 座席の下も よく探してみろ」
「
やっぱり ない」
「だって 店から はだしで 帰ってきたわけじゃ ないだろう」
「
そうだけど・・・・(泣)」
「明日 明るいところで もう一回 車の中 探せよ」
次の日 携帯が 鳴る
「あのさー もしかしたら なんだけど ウチの駐車場のところに 靴が 落ちてたんだけど お兄ちゃんのじゃない?」
「そ そ そうです。 ごめん まったく 間抜けで・・・・」
「やっぱり そうか じゃあ 預かっとくよ」
「すんません・・・・
」
女房は はずかしくて 取りに行けないと いう
仕方ないので 長男を つれて 取りにいこうとしたら 「
やっぱり ついてく」という
結局 また 家族で 食べにいくことになってしまった。
食べにいくと 商工会の仲間が 4人も 店の中にいた。
「これこれ こういうわけなんだ・・・・
」
マヌケな長男の不始末を みんなに 説明することになってしまった。
長男は 今日は チャーハンを ペロリと食べて 姉妹達に 「
僕が 忘れたから また 来れたんだぞ」と 威張っている。 
「はいよ また なんか 忘れてってね
」 店のおやじさんが おちょくってくる
「
今日は ちゃんと 履いたから だいじょうぶ・・・・・・・・・ と 思う」
はずかしいやら なさけないやら・・・・
靴が 綺麗に 洗ってありました。
加藤さん ありがとね








