秋きぬと 目にはさやかに 見えねども・・・
秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどれかれぬる 藤原敏行
古今和歌集NO169
正確には 立秋の日の歌だが 古今和歌集の時代とは 温暖化の程度が違うので 少しばかり暦を ずらしても いいだろう。
本日は 「処暑」 暑さが 峠を越えて 朝晩に冷気を感じることができるころということになる
昨晩 近くのさんぶの森公園で イベントがあり 野外コンサートを 楽しんだ。イベント名は「山のおんぶ」。
ちょうどよい月あかりの中 広い芝生の上に 直に座り あるいは 寝転がりながら 子供たちと聞いた。
イベントのテーマそのものが 「スローライフ」を掲げたものだったので コンサートの出演者も 出店の人たちも スタッフの人たちも ゆるやかなリズムで 生きているような人達だった。
いろんなイベントに関わってきた僕は いつも オーバーヒートしてしまうことが多かったのですが このイベントの雰囲気は とても 心地よかった。
先日までの蒸し暑さはなく 時折 吹く風に そして コンサート会場から 少し離れた公園の林の中に響く虫の声に 夏の終わりを はっきりと自覚できた。
応援していた地元千葉の成田高校が 甲子園ベスト4になり 子供たちが やっと宿題に取り掛かり始め 近所の梨園の出荷がはじまり 「秋」の気配 そして 自覚は さらに 強まる。
ただ
相変わらず 僕の肌は 日焼けで 真っ黒。夏真っ盛りの見た目。
半袖部分で 色の分かれている腕のツートンカラーが 「目にさやかに」見えるほど 同じ色に戻るのは いつのことやら・・・・・・・・