がんばりました パート5
えー おかげさまで 今年度も TOEX全国施工コンクールに 無事 出品させていただくことが できました。(あいかわらず 今年も 締め切り日 7/31ぎりぎりでしたが・・・・・・)
このコンクールに出品することが 商売を始めるきっかけでした。そして 日々のモチベーションでもあります。
また このコンクールにお客様のご了解 ご協力を得て 出品できることが お客様との良好な関係の証しだと 思っています。
15年連続入賞を 目指した作品達を これから 数日間にわたり ご紹介いたします。過去のブログと重複もしますが 新たなアングルも ありますので 是非 じっくりと 見てくださいね!
わざと 毎日 同じセリフで スタートしています。
まだまだ 「がんばりました」シリーズ 続きますので もうしばらく ご購読願います!(あっ ブログだから 購読じゃ ないか・・・)
さてさて パート5は どんな作品でしょう!
問題点
新興住宅地にできた建物。建物のカラーは バラバラだが 門周りや庭周りも 最初から 統一されて作られているので きれいな住宅地という印象をうけた。販売の対象は 20~30代の若い世代だろう。もちろん この世代を対象とした分譲にお決まりのウッドデッキも 最初から ついている。
なぜ 「ウッドデッキが お決まりなのだろうか?」ディベロッパーの意図は 良く分からないが それでも 住宅は 売れていく。
しかし お客さんは 住んでから 気づく。「このデッキは 使えない」
今回のお客さんの家の前には 大きな店舗の駐車場が あり 人の往来が 激しい。その駐車場の敷地の方が 少し高いので 上から目線で 落ち着けたものではない。
でも
街並みを 崩すようなフェンスはつくりたくない。これ以上 大きな木も 植えたくない。
家族状況
若いご夫婦 子供3人(一番上の子は まだ 幼稚園)
施工前
まだまだ きれいな家ですね。でも リフォームって 古くなってから いよいよ やるものではないですよ
デッキも ついていました。ここだけを みている分には 「これもあり」 ですよね。でも やっぱり問題が あるんですよね。
内観です。道路をはさんで 向かい側に 大きな駐車場。その向こう側には 病院が 建設中。そのとなりには ドラッグストアが 建つ予定。新興住宅地は どんどん 周囲の条件が 変化していきます。
施工後
「上から目線」に対し背の高いフェンスでは 街並みにあわないので 建物と一体化したテラスを取付ました 「ココマ サイドスルー 腰壁タイプ」です。正面は 目隠し性のあるスリガラスをはめ込んでいます。街並みとの調和を図る為 道路際に植栽帯を設けることが キーポイントです。
腰壁の仕上げは 自由にできるので アンティーク調のレンガタイルを貼りました。
さっきの内観の写真と 見比べてください!どうですか?見えなくなったでしょう。背の丈まで フェンスを立ち上げるより ガラスの方が 威圧感を感じません。庭に置いてあったベンチやお子さんの自転車も レンガをバックにして置くと なんか かっこいいですね
床の仕上げが ウッドデッキから タイルになっています。ピンク系が好きな奥さんなので 色選びが いつもより 楽でした。
ベランダの先から テラスが 取りつけてあります。ベランダの分だけ 広い空間を つくることができます。屋根も その分 短くて済むので 値段が安いのに 広いという いいことづくめの方法です。しっかりと 構造体に ボルトを取りつけることが 重要です。
今回のツボ ココマの腰壁に連続して組み込んだガーデンシンクです。子供たちは 3秒間 目を離すと 手や足を汚します。すぐ 洗えることは とっても いいことです。靴を洗ったりするのにも とっても 便利です。これは お客さんのご要望には 最初なかったのですが お子さん達を見ていて たぶん こんなひと工夫があった方が この場所を使ってもらえるだろうな と思って 提案しました。
まだ 若いご夫婦 特に赤ちゃんのいる家に 手をつけるとき いつも 思います。
「これから この子は 僕が 作る庭で 育つんだろうな」
「このお客さんと共に 僕も 年を取っていき また いつか 呼んでもらえる日が くるのだろうか?」
新興住宅地の周辺状況は 目まぐるしく変化している。今回の工事で これから 起きるすべての問題を解決できるわけではない
この家の子供達が 少し生意気な口をきくようになったころ また 呼んでもらえるように 願いながら 完成写真を 撮らせてもらった。
ありがとうございました