月光
昨晩 子供を背負って 同じ敷地内の母屋と我が家の間を 歩いていると 意外と 明るいことに気づきました。雲の切れ間から 月光が 射していたからです。
先日の台風が チリを吹き飛ばした為か あるいは 秋の空にすっかり 変わってきているのか 南の空に はっきりと 月が見えました。
「今月は 十五夜だからね もっと きれいにみえるようになるさ」
「明日は 雨だね」
「なんで」
「月に輪が かかっているから」
「ああ なるほどね。 それは 困ったなあ」
なんていう短い会話をして 家に入りました。
母屋からは 僕の大好きなブドウ「巨峰」を もらいました。
食べ物も すっかり 秋になってきています。
もうすぐ 新米の季節ですね。
田んぼの色が だいぶ 黄色に変わってきました。
ズボンのサイズが 心配な秋です。
「昨日こそ 早苗とりしか いつの間に 稲葉そよぎて 秋風の吹く」
古今和歌集