久々にうれしかったこと
先日の羽田空港からの戻り道 電車に乗っていると 駅で 剣道の防具をかついだ高校生たちに出会った。
剣道の防具は 大きいし 竹刀袋もあるので サッカーやバスケの選手に比べて 見て すぐ 分かる。
その中の一人と 目が合った 。
向こうが ペコリ。 僕も 二コリ。
小学生の時に 剣道を教えていた生徒に 会ったのだ。
「おう! お前も いたか! 今日は なんだよ 練習試合だったか?」
消え入りそうな小さな声で
「・・・・今日は 昇段審査だったんです・・・・・・」
「ああ そうか!お前達の学校は こっちだから 俺たちのブロックと審査時期が 違うんだな・・・・・・・・・・で どうだった?」
このか細い声の大きさから 結果を聞いていいものかどうか 迷った。
「・・・・・・2段に受かりました・・・・・・・・」
「 おおおおおお そうか そうか 2段に 受かったか おめでとう おめでとう そうか そうか やったなぁ よかったなー」
「はい おかげさまで・・・・」
今 こいつの頭の中には 「」マークが ぐるぐる回っているに違いない。
「おかげさまで」っていう言葉も つかえるようになったかぁ 成長したなぁ
数年前 道場にきて 泣きそうな顔を しながら やっぱり 消え入りそうな声で「先生・・・・・ 僕 家庭の事情で 今度 名字が 変わるんです。僕 初段を 受けたいのですが 名前が 変わった場合 前回の登録と変わってしまうから どこに 言いにいけばいいのか わからなくて・・・・・」と 聞きにきたことを 僕は 思いだしていた。
「お母さんにも おめでとうございますって 伝えてくれな!また 武道館で 稽古やろうな! ぶっとばされちゃうかな 俺の方が・・・」
「ハハ それは ないですよ まだ ・・・・・はい それでは 失礼します」
「今 あいつ 「まだ」って いったような? まあ 多分 そうなるかもな・・・・」
同じ学校の仲間と その場を離れたが その仲間たちと比べても 身体も細く 頼りない感じだが 背も 伸びて 少しずつ それらしくなってきた。 このまま 進めば 立派な青年になっていく気配だ。
そんなに たくさん 指導した訳ではないが やっぱり うれしい瞬間だ。
剣道を続けていてくれて ありがとう
これからも がんばれ