御正月を飾るアイティムの紹介です。3
今回、この正月を飾るアイティムのカテゴリーに属するか難しいところになりますが、うちの前の黒松の上に、雪吊(ゆきつりは、冬季、雪が付着することで、樹木の枝が折れないように、縄で枝を保持することです)を制作した模様をお届けします。雪吊といえば、石川県金沢市の特別名勝 兼六園が日本では、一番になりますが、兼六園内の雪吊は、所謂、リンゴ吊りといわれる、雪が多い地方の実用的なものですが、今回は、景観が主目的になる「吊り輪」を用いたものを採用しました。まあ、雪が降り、全く意味の無いものではないのですが、去年みたいな大雪などになると、この飾りの雪吊はちょっと無理かな?やはり、直接枝を引っ張って支える感じのリンゴ吊りには敵わないのかも・・ただ、見た目に問題があるのは事実ですね、やはり美的には、この吊り輪があるものがいい感じになります。見て頂ければ分かりますが、この吊り輪、竹を割ったものでつくるのですが、この曲線というか、うねり方がとても大事になりますね。そう、前にも話したと思いますが、いいものをつくる、最終的には、制作者の人格というか、性格がとても大事な要素を占めるのは間違いが無いと思います。いい加減な方や、面倒臭がり屋さんは決して素晴らしい、所謂、職人にはなれません。勿論、仕事を請け負うからにはお金(予算)が大事なことですから、この辺の線引きは大変、難しいところになりますが・・・(2006年01月04日弊社HP掲載分)