ソメイヨシノの復活を依頼されました。5
早速ですが、対象となるソメイヨシノの根の周辺に、写真の様に、大ハンマーと専用の穴開け機?を使用して穴をつくります。そうですね、やはり、ある程度の深さが必要となるのですが、根の周辺は硬い・・この硬さが結構、影響しているのではないのか?と考えます。本来は、この様な道具を使用することなく、作業を進めたいところになりますが、残念ながら・・いやー、本当に硬い、の一言に尽きます。袋の中身は被覆肥料、2枚目の写真のものは、樹木医お奨めのある意味、スペシャルな栄養剤、かなり高価なものになります。この栄養剤をジョウロなどで薄め、先程の被覆肥料と一緒に穴の中に注ぎ込む感じで注入します。この目的は、やはり根(細根、細かい根ですね)に行き渡らせることですかね?こちらも遅効性になりますが、効果は折り紙付き、何とか、復活して欲しいものですね。
ソメイヨシノの復活を依頼されました。4
先日の続きの第4弾、その後のシーン、ウレタンコークも結局、これだけ使用しました。かなりの量になりますね。1本で結構、使えますから、これだけでも相当なものを塗り込んだことになります。2枚目の写真は、樹木に必要な窒素、リン、カリを含んだ打ち込み肥料の紹介、プラスチックハンマーで打ち込みます。こちらは残念ながら即効性ではなく、遅効性になりますが、樹木医曰く、即効性を使うか、遅効性を使うか、この辺が難しいところだと・・正直、先日も紹介しましたが、かなり難しい局面なので、相談した結果、遅効性でいこう、と判断しました。効き目が速い分、樹木には、危険な一面もあるそうです。人間と一緒ですかね?
ソメイヨシノの復活を依頼されました。3
昨日の続きになります。このソメイヨシノ、結構、大木になりますが、幹の部分に大きな傷が・・この傷から雑菌が侵入したり、また雨が降った際に水が樹木体内に入り込む恐れがあるとのこと。早速、写真の様に、建築などで使用するシーリング剤(ウレタンコークと呼ばれるものです)を使って補修?を試みます。結構、広範囲に亘り、傷口が広がっている感じ、かなりの量を使用しなければならない状況にあることが、予想されますが、この話は次回に。色も出来るだけ合わせる感じで、「アンバー」という色を選択しました。昔は、よくセメントを練り、そのモルタルを直接、塗りこんだものですが、今は、樹木の治療も日進月歩、或いは考え方も常に推移しています。そうですね、どんどん新しいことは、取り込んでいかなければならないと思いますね。よくいらっしゃいますね、「お山の大将」が・・自分を信じることは大事なことになりますが、間違っていては、話になりませんね。 Do it, the right thing. 常に新しいことや、正しいことを心掛ける・・勿論、人に聞くことも、とても大事なことになりますね。性格的に聞けない方もいらっしゃいますが・・でも、その性格が原因で、いい加減な仕事は許されませんよね?いかがでしょうか??
ソメイヨシノの復活を依頼されました。2
早速ですが、今回、使用するもの、道具というか、ツール?でしょうか?最初の1枚は、緑化テープ、所謂、幹巻テープというものです。これは、樹木を植える際、必ずっていっていいくらいに使用されるものです。樹木の保護や日焼け防止、或いは寒さ避けなど、使用用途は、様々ですね。効果は、絶大です。2枚目は、樹木をある程度の箇所において、切断する際に必要な雑菌防止の塗り薬、特に、ソメイヨシノなどは、切り口に塗っておくのがベター、切り口から、枝枯れしてしまうケースが多々、あります。昔は、よく、木工用の接着剤などを一時的に塗布したものですが、やはり、我々はプロ、正規品?を使用したいところですね。
ソメイヨシノの復活を依頼されました。
さて、今回は、ある団体のシンボルツリーにあたる櫻、ソメイヨシノの調子が悪いとのこと。他の櫻は、春先に花が満開なのに、うちの桜は全く咲かない・・と、いうよりは、芽が黒ずんでいて、とても美しくない、何とかしてくれないか?と依頼を受けました。早速、私の友人の樹木医に相談、今回は、詳細な写真をメールで送付し、判断を仰ぐことに。回答の方ですが、残念ながら、手を施してもちょっと難しいとのことでした。この結果をお客様に報告すると、駄目でもいいから、最善を尽くしてくれないか?このサクラにとても愛情があり、何とか生き返って欲しい、とのことでした。この熱意に、是非応えたいですね。樹木医から、治療の方法を聞き、早速作業開始になります。