御正月を飾るアイティムの紹介です。4
さて、昨日の雪吊の一番、天辺を飾るもの、それが藁(わら 藁とは稲・小麦等、イネ科植物の茎のみを乾燥させた物で、これを利用して様々な製品になっています。藁は古来より大切な副産物であって、様々な製品の原料として利用されてきました。農業地域の収穫期には大量の藁が発生するため、業者が大型トラックでその買い付けにやって来るという光景がごく当り前に見られましたが、今日の様にコンバインが収穫作業の中心となってからは、刈り取られたイネがその場で直ぐに裁断され圃場一面に排出されるため、かつてのような買い付けの光景を見ることはありません。今日では藁が貴重なものとして取扱われる傾向にあります)で作った所謂、ワラボッチと言われるものを飾りで付けてみました。このワラボッチも、先日お話した通り、様々なデザインのものが存在しますが、個人的にはどの様なものでもパッと見、問題が無ければそれでいいと考えています。2枚目が藁を一つずつ編み込んでいくシーン、この作業も垣根などで使用する棕櫚縄(シュロナワ)を結ぶときと一緒で、手袋などを使用するとどうしてもうまくいかないのですね、手荒れを覚悟で素手で仕事を進めなければなりません・・・(2006年01月05日弊社HP掲載分)
御正月を飾るアイティムの紹介です。3
今回、この正月を飾るアイティムのカテゴリーに属するか難しいところになりますが、うちの前の黒松の上に、雪吊(ゆきつりは、冬季、雪が付着することで、樹木の枝が折れないように、縄で枝を保持することです)を制作した模様をお届けします。雪吊といえば、石川県金沢市の特別名勝 兼六園が日本では、一番になりますが、兼六園内の雪吊は、所謂、リンゴ吊りといわれる、雪が多い地方の実用的なものですが、今回は、景観が主目的になる「吊り輪」を用いたものを採用しました。まあ、雪が降り、全く意味の無いものではないのですが、去年みたいな大雪などになると、この飾りの雪吊はちょっと無理かな?やはり、直接枝を引っ張って支える感じのリンゴ吊りには敵わないのかも・・ただ、見た目に問題があるのは事実ですね、やはり美的には、この吊り輪があるものがいい感じになります。見て頂ければ分かりますが、この吊り輪、竹を割ったものでつくるのですが、この曲線というか、うねり方がとても大事になりますね。そう、前にも話したと思いますが、いいものをつくる、最終的には、制作者の人格というか、性格がとても大事な要素を占めるのは間違いが無いと思います。いい加減な方や、面倒臭がり屋さんは決して素晴らしい、所謂、職人にはなれません。勿論、仕事を請け負うからにはお金(予算)が大事なことですから、この辺の線引きは大変、難しいところになりますが・・・(2006年01月04日弊社HP掲載分)
御正月を飾るアイティムの紹介です。2
さて、パート2、今回も門松の紹介、1枚目は、日本のある意味、中心に当たる東京都中央区銀座界隈の門松、ご覧の様に、頭の部分が、竹の節に合わせ水平に切られてあるもの、同じ様なものが数多く、同じ通りの幾つものお店の前に設置されていました。そうですね、こういうものもある意味、風情があるというか、統一性を感じることが出来ますが、個人的にはいかがなものかと・・想像するに、同一の業者がまとめて設置していくのだと思いますが、ちょっと個性を感じられないのも事実になります。まあ、裏事情としては、ここの商店会などの事前の申し入れなどがあるのでしょうが、ここはやはり、ちょっと違った感じを取り入れてみてもよいのではないのかな?という気がしますが、いかがなものでしょうか?と、いうより、個人的にこの門松は好きでないというか、シンプル過ぎる感がありますね。2枚目のものは、埼玉県の北部のあるお店に飾られていたもの、お断りして写真を撮影する際、お聞きしましたが、何でもここの社長が趣味で制作したものだそうです。正直、商品としては成立はしませんが、個人の趣味という領域では、大変、素晴らしい出来栄えですね。そう、やはり門松は、この様に竹を斜めに切らなければいけないと思います。この切り口をいかに綺麗に、美しく切るかが、一つの勝負どころ?ですから・・・(2006年01月03日弊社HP掲載分)
御正月を飾るアイティムの紹介です。
さて、今回からのショートシリーズ、門松などを紹介したいと思います。以前、ちょっとだけ触れさせて頂きましたが、昔に比べて本当にすっかり飾ることが無くなりましたね。ちょっと残念な感じになりますが・・1枚目の写真は、高速道路のあるパーキング・エリアにあったもの、門松も色々種類があり(今回は詳しく掘り下げませんが)、竹垣と同じ様に創作物(制作者が独自のデザインなどを織り交ぜることです)がかなりありますね。写真の様に、竹を斜めに切ったあとに、天辺をあえて平らにしたものとか、2枚目の様に、そのままだったり、また、全く切断せず、竹の節に合わせて平らに切断したものなど様々になります。どちらかというと、地方に行けば行くほど、見掛ける感じです。本当に、こういうものを飾らなくなり、この辺は大変、難しいところになりますが(車に飾るものも殆んど見掛けなくなりましたね、ちょっとカッコ悪いのも事実なのですが)、やはり日本古来の伝統、個人的には少しでも設置するところが増えてくれれば、と願うこの頃ですが・・・(2006年01月02日弊社HP掲載分)
地元の神社に初詣に出掛けました。3
さて、平成19年も幕を明けました。皆さんは今年一年、どの様に過ごされますでしょうか?そうですね、年頭に何か目標をよく昔は立てたものですが、私に限っていえば、まずは、忙しくて一度も受験に至っていない樹木医の試験を今年こそは受けて、晴れて合格したいことと、東京に住んでいた時に、約5年間、マンツーマンで習っていた英会話を少しずつでいいからまた始めてみたい、と考えています。最も、中々、難しいのも事実になりますがね?さて、早速ですが、初詣に出掛けた模様をお届けしたいと思います。そもそも初詣とは、年が明けてから初めて寺社(神社・寺院 )に参拝し、一年の無事と平安を祈る行事であります。初参り(はつまいり)ともいうそうです。元々は「年蘢り」(としこもり、としごもり)と言い、祈願のために大晦日 の夜から元日 の朝にかけて氏神 の社に蘢る習慣でありました。やがて年蘢りは、大晦日の夜の「除夜詣」と元日の朝の「元日詣」の2つに分かれ、この元日詣が今日の初詣の原形となったそうです。現在でも、除夜に一度氏神に参拝して一旦家に帰り、元旦になって再び参拝するという地方があるそう。二年参り というそうです。従来は氏神またはその年の恵方の方角の社寺に詣でること(恵方詣り )が多かったのだそうですが、近年では氏神や恵方とは関係なく有名な寺社へ参るのが一般的となっているのが現実です。 寺社へ参拝をし、社務所でお守り、破魔矢 、風車 、熊手 などを買ったり、絵馬 に願い事や目標を書いたり、おみくじ を引いたりして、今年一年がよい年であるよう祈り、また境内では甘酒 やお神酒 が振るわれ、飲むと厄除けになるとされています。今年は、拝殿が新しくなってから初めての年越し、ライトアップもされ、甘酒も振舞われました。ただ、これから長い時間、運転になるので、楽しむことは出来ませんでしたが・・・(2007年01月01日弊社HP掲載分)