街で見掛けたいい感じ?の風景です。19
さて、このシリーズも久し振りのアップ、今回は今の季節を彩る「葉牡丹」(ハボタン)をお届けします。この葉牡丹、植え方などで如何様にも綺麗に見せる(言ってしまえば、手入れが行き届いているかどうかなのでしょうか?)ことが可能だと思われますが、今回、「是非載せてみよう」と思ったまではいいのですが、中々、写真映りが良い被写体が無かったので、ずーっ、とそのままになっていました。ところが、ある日大変、綺麗なものを発見、早速、車を降りて撮影に至った次第であります。冬の花壇を飾る「葉牡丹」はキャベツの仲間です。キャベツは西ヨーロッパ原産で、ギリシャ・ローマ時代から様々な品種に改良されました。ハボタンは結球しないタイプの品種であり、英語ではflowering cabbage といい、学名はキャベツと同じです。ですから葉牡丹も食べられるに違いありません(ムラサキキャベツを食べていると思えば、何ともないはずかも?)。アブラナ科ですから、そのままにしておくと春には黄色い菜の花が咲きます。キャベツ(ハボタン)の渡来は古く、1700年代のはじめには渡来していたと思われます。当初は結球しないタイプであったらしいみたいですね。その後、日本では明治になるまであまり野菜としては広がらず、ハボタンとして改良されたようです。ハボタンは日本で改良されたという説があるほど江戸時代から多くの品種が作出されました。学名は、Brassica oleracea L.var.capitata(アブラナ科 アブラナ属)、知らなかったですね、どちらかというと洋風なイメージが強いものですが、日本で品種改良が行われていたとは・・そう、和風な庭にも以外とスーッ、と溶け込む感じはこの辺からでしょうかね?
2007年01月28日弊社HP掲載分