隣りは 何をする人ぞ
今年は 夏が 暑く 庭仕事は 多くの方が 苦労 あるいは そもそも やらなかった方も多いと思います。
このところ 涼しくなり また 落ち葉も目立つようになってきたので 庭に出て 作業する方が 多くなってきました。
それが 原因なのか どうか わかりませんが 隣りとの境界が 気になり ご相談にくることが 多くなりました。 ありがとうございます
ある人は この夏 放りっぱなしだった生け垣を どうにかしたい・・・・・
ある人は この夏 暑くて パンツ一丁とTシャツで くつろいでいたいのに 隣りの視線が 気になって・・・・
ある人は この夏 ペットを飼い始めたのだが ペットが 逃げないように・・・・
ある人は この夏 枯らしてしまった植物を 片づけてみたら 既存の境界フェンスが みっともないことに気づいて・・・・・・
などなど 理由は それぞれです。
綺麗に刈り込んだ垣根越しに 「秋深き 隣りは何をする人ぞ」(芭蕉)と 想いにふけるのは 今では珍しくなってしまったようです。
当社でも 様々な境界付近の工事をやっておりますが 今日は 思わず 竹ぼうきをもって 掃除をしたくなるような庭になってくれることを期待している現場をご紹介します。
施工前
隣りとの間には ブロック+目隠しフェンスが あります。植木の入れ替えをしたいのですが 植木の背景が この状態では情けないだろうということで まず ここを どうにかすることにしました。
いつものように ここを こーして あーして そーすると こうなりました。
まだ 植木は 入れ替わっていませんが このような背景があると 植木も ぐっと 見栄えが違ってくるはず
この人工竹垣は オリジナルです。
基本的なデザインは 昔からあるデザインです。このような竹垣は 昔から 多くの庭師が 血のにじむような努力をして 編み出したデザインですので その伝統自体は 踏襲した方が たとえ人工竹垣だとしても 良いと 僕は 思っています。
ここで オリジナル部分は 竹の色です。通常 竹の色は 一色なのですが ある程度 距離があると 空間が ぼやけてしまう時があります。そこで この現場では 竹を 黄色だけでなく 「黒竹」を入れ ピリッと引き締まった感じにしてあります。
この位のオリジナル性は この竹垣の発案者も許してくれるかな?
ちなみに 既存のブロック+フェンスは 壊していないので 下部の四つ目垣は 風通しの役割は しませんが 見た目の軽さを 表現できていると 思っています。
いかがでしょうか?
以前に比べ 心豊かな庭に 進化していきそうな予感が しませんか?
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