ガーデンルームを 嫁に出す
数年前に ガーデンルームを施工したお客様が お近くの方を ご紹介してくれました。
その庭が これです。
ここに サンルームを 取り付けたいとのこと。
ただ ご希望は TOEXのガーデンルーム「エクシオール」
でも 予算の折り合いが つかない
来店打合せの時 お客さんが 当社に 展示されていた「TOEX エクシオール フィリアⅡ」を 見初めた。
昨年から 展示処分の値札が 貼られていた商品だ。
まさに 適齢期
「よし 売った」
しかーし
重大な問題あり
色も 値段も 気にいっていただいたのですが 高さのサイズが 合わない・・・・・
写真をみても わかるように 窓サッシの上には 障害物があり 取り付けられるサイズは 限定されている。
「上が 決まっているならば 下にずらせば?」という話に 当然なってくるが そうすると サッシから 30センチも 段差が ついてしまい お客さんのやりたいことと 食い違ってきてしまう。
「展示品処分だから しかたないでしょ!」 と いうことは 僕のプライドが 許さない
それに 紹介してくれた方への想いもある。
お得意の 「どうすっぺ?」が はじまる・・・・・・
婚約は したが 嫁ぎ先で 恥ずかしい思いを しないよう 急いで 花嫁修業させることにしました。
その結果 こんな取付方法を してみました。
サッシのついている壁面には 取りつけない方法です。
これによって 床の位置は 上がり そして ずらして作った分 50cm 部屋を 広くすることが できました。
雨戸の部分の処理も この通り うまく加工できました。
床板も 奥行きが伸びた分 正規の床板は 使えず 別途 張替ました。
展示品処分 といいながら かなり オーダーメイド的な工事を してしまいましたが お客様は とても 喜んでくれました。
「多分 新品を 頼んでいたら この発想は なかったよね!そうでしょ 店長~」
我々の展示品は 電気量販店が 「展示品限り!ただし 箱は ありません!このまま お持ち帰りください!」というのと違い 商品販売後 どうしても 工事を しなくてはいけません。
できることなら 問題なく 楽に 取りつけられる(なおかつ 目立つ)現場に 売りたい気持ちが もちろんあります。
でも
それは 「人間の・販売店の・職人の」 わがままな気持ちです。
この展示品だった「エクシオール フィリア」は 一度は 解体を 経験しましたが 今後 ずっと この家につれそい おそらく この家と共に 最後まで運命を共にするでしょう。
再度 僕の手で 解体することが あるかどうかわかりませんが どうか その日まで この家の人たちと 仲良く過ごしてください。
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