御得意さんの黒松の手入れです。3
黒松その他の手入れの続編、最終回になります。ご覧の様にスッキリさせて頂きました。昔、東京での修行時代、同僚の方が、あるお客様に「随分とサッパリしたね!」と声を掛けられた際に、「こちとら、風呂上りじゃ、ねえんだ・・」と私に漏らしたことがありました。勿論、お客様には内緒で・・そうですよね?どうして「サッパリ」という表現になるんでしょうね??「スッキリ」なら分かるんですがね???まあ、どうでもいいことですが、いずれにしてもお客様に喜んで頂けるのが一番になりますかね?夕方に撮影されたものなので、写真がイマイチになりますが、よく分かって頂けると思います。
御得意さんの黒松の手入れです。2
先日の「黒松」シリーズの続き、1枚目は、紅葉の剪定のシーン、放っておくと、こんな感じで、ヒュンヒュンって感じで、枝が伸びてしまいます。こちらのお宅のものは、特別に伸びる感じかな?やはり、丸く仕上げなければならないと、思います。そういえば、よく、立派なお宅で、四角いキンモクセイを見かけますが、いかがなものかな?勿論、趣味の問題ですから、考えは、色々あると思いますが、私は、やはり丸く、自然な感じが好きですね。私が習ったところが、たまたまお茶庭専門の植木屋さん、本当にいいものは何か?ということを教えられた気がします。どんな仕事でも、そうだと思いますが、やはり拘らなければいい仕事が出来ない、と思います。2枚目は、こちらのお宅のわんちゃん、私も犬は大好きですが、このワン君とは、相性が悪いかも・・・
御得意さんの黒松の手入れです。
さて、今回は以前にお伺いしたお得意さんの黒松の剪定の紹介になります。こちらは、去年の暮れの模様です。よく、皆さんが考えるイメージ?植木屋さんは、年末が忙しい・・そうですね、確かに年末は忙しいかもしれませんね。でも、私が考えるには、年間を通じて忙しくなければなりません。どうして、去年のシーンが今頃に・・皆さんのイメージを少しでも変えたかったからです。今は5月、詳しい方はご存知ですが、今の季節は、黒松、赤松の芽欠き(この季節に伸びる新芽を短くし、形を整えることです)のシーズンですが、十分、今の季節でも、これからお届けする松の手入れ(古葉を毟り取り、全体を透かして形良くすることです)も可能です。よく、お客様から「今の季節に大丈夫なんですか?」という質問を受けますが、問題は有りません、勿論、ちょっとだけ手は変える必要がありますがね。
茶道の発表会、準備の模様です。4
茶道の発表会の最終回、写真の様にディスプレイ(展示)が完成しました。完全に和風な佇まい、それもそうですよね、茶道ですから・・ただ、やはり、和洋折衷ではないのですが、こういう奥の深いものでも、やはり現代的にアレンジをしていかなければいけないと思います、今後の将来というか、未来を考える上でも・・何かいいアイデアはないでしょうか?そう、僕がここで言いたいのは、「あの畳の上での正座、何とかならないものかな?」と、いつも思います。例えば、葬儀などもそうですよね、相変わらず、畳の上では正座・・もっともっと、体に負担が掛からない方法などを模索していかないと、今後の茶道にも影響しかねないかもしれません。特に女性が圧倒的に多い世界ですから・・
茶道の発表会、準備の模様です。3
以前に掲載させて頂いた分の続き http://blog.niwablo.jp/houbien/kiji/138304.html 今回は、2つのディスプレイの展示、こちらは、バックに四つ目垣を据え、蹲を置き、樹木を並べ、最後に防草チップを敷き込みます。こちらは、ヒイラギナンテンが決め手になりますかね?後ろの垣根はうちの社長のオリジナル、こういう催し物の為にわざわざ誂えたそうです。やはりこういう場所で使用するには天然物が一番かな?最近は、めっきり本物の竹を使用する機会が無くなりました。時代の流れでしょうか?私自身も、この流れにどっぷり浸かっている感じ。即ち、偽物?が本物に変わっています、頭の中では・・たまに見るとハッ、とする感じです。色が段々、変わっていくあたりはいい感じなのですがね?