突然に植木の剪定を依頼されました。2
このサワラの木、漢字では「椹」と書きますが、皆様が良くご存知の「檜」(ヒノキ)と大変、よく似ています。我々も正直、「どちらかな?」と迷うこともしばしばなのです、造園の技能検定という試験の出題内容に、葉や枝を見てその樹木の名前を答えるというものがありますが、このサワラとヒノキの見分け方もよく出題されました。針葉樹でヒノキ科、岩手県以西より四国、九州まで分布し、本州中部の山地が中心になります。産地は木曽、伊那などが有名です。人工造林も行なわれるそうです。サワラは日本特産の樹種で常緑高木、樹形は円錐形で、高さは最終的に30~40メートルまで大きくなるそうです。灰茶色の樹皮はスギに似ていて、縦に細く剥がれます。葉はヒノキに極似しますが、葉先の尖っている方がサワラになります。さて、切り落とし作業が終了、幸い、すぐ下が道路になるので下をあまり気にすることもなく楽に仕事が出来ました。結構な量にご主人も驚かれている様子でしたね。
2007年03月30日弊社HP掲載分