造園連のブロック会議に出席しました。8
その入口附近にあるこの境によく使うもの、そうですね、色々、解釈の仕方があるとは思いますが、私は「結界」(けっかい)と理解しています。本来、仏教用語で、清浄な領域と普通の領域との区切りのことであり、この境界線を示すために、神社・寺院などの境内や建築物では意図的に段差を設けたり、扉や柵、鳥居や注連縄などを用いたりするもので、一定範囲の空間に設定されたタブーを視覚化したものとも言え、また聖なる領域と俗なる領域という二つの世「界」を「結」びつける役割を持つそうです。また、茶道具の一つで、客畳が道具畳に接続している時に、その境界を表示するために置かれる物を「結界」と言うそうで、これは炉屏とも呼ばれるものだそうです。よく、苔の部分など境に設置されますが、やはりこういうものにもちょっとした拘りというか、気が廻ると実用的にも美観的にも素敵なグッズになるのは間違いがありませんね。2枚目は建物の中に入り、最初に目がいくのは中央に配置された池、左に見えるのは京都市山科区にある、睡蓮で有名な観修寺(かじゅうじ)に本歌(オリジナル)がある観修寺型灯籠でしょうか?この何というか、潰した感じがまたいい感じ、是非、個人的にも使ってみたいのですが、いかがなものでしょうかね?
2007年02月15日弊社HP掲載分