埼玉県小川町 カクレミノなどの剪定です。5
さて、今回が終わりの日、ハナカイドウとオオデマリを紹介致します。手前にあるハナカイドウはバラ科リンゴ属、原産地は中国で、樹高:5~8m、開花期は4~5月になります。本来は一重ですが一般には八重咲きがよく栽培されています。和風庭園によく植えられていますが、大変綺麗な花木ですので、洋風の庭に植えてもいいかもしれませんね。耐寒性は強く、北海道南部あたりまで植栽が可能だそうですが、カイガラムシといわれる害虫には要注意ですね。もう一つはオオデマリ、スイカズラ科で、原産は日本、各地の山野にヤブデマリという木が自生していますが、オオデマリはその園芸品種です。樹形はほとんど同じですが、オオデマリがタマアジサイのような花序をつけるのに対して、原種のヤブデマリはガクアジサイのような花序を着けるという違いがあります。まあ、この辺は兎も角、皆さんには、以下のことを記憶して頂きたい、と思います。日本のオオデマリはジャパニーズ・スノーボールと呼ばれ、海外でも高い評価を得ています。また、コデマリも似たような花序を着けますが、これはバラ科の植物で、オオデマリとは全く別のもの。五月頃、白い花を手毬のような形に集め、それをいくつも重ねて咲き揃えるオオデマリ、皆さんのお庭にも一つ、植えてはいかがでしょうか?最もある程度の場所が必要になりますが・・・(2006年10月30日弊社HP掲載分)