造園連のブロック会議に出席しました。4
さて、門を潜るとそこは静寂?な世界が広がる感じ、奥には柚の木(ゆのき)型灯篭(オリジナルは平安時代末の作で、春日大社の柚の木の下にあったことからこの名称になったそうです。)が聳え、あとは延段(アプローチ)のみというシンプルなデザインですが、ごちゃごちした賑やかな庭に比べ、とても印象深いというか、心に残るというか、奥まで進んでみたくなる計算された巧みな演出がそこにある様な気が致しました。このデザイン、施工は我々の世界では有名な故・岩城亘太郎氏が創設した東京都世田谷区の岩城造園(全国から造園の門下生が集まる云わば庭師の養成所みたいなものでしょうか?私が東京農大の造園学科に進学しなければ多分、ここの門下生になっていたはずです。)さんが担当、流石ですね、私もこういう感じのものを東京在住時には随分と扱ったというか、携わりましたが、埼玉に戻ってからはちょっと・・って感じでしょうか?そう、こういう伝統的なものを継承させなければいけませんね。
2007年02月11日弊社HP掲載分