あるプチ・ガーデンの制作です。6
最終回を迎える(工事完了の前)に、ちょっと寄り道?を致します。写真の様に、こちらのお宅の玄関前にゴールドクレストがあります。こちらのご主人が、自分で植えたものですが、小さかったものがこんなに・・って感じだそう。早速、剪定(こちらは無償扱いでした)を始めます。コニファー、特にこのゴールドクレストが正直、植木の中では一番、難しい部類に属するかもしれません。何故か?よく中を覗いていただければ分かりますが、中心となる幹から無数に、ランダム、って感じで伸びる枝、部分部分で枝が集まっているかの様に、幹から伸びています。この枝が集まっている部分をいかにすっきりさせるか、(そうですね、螺旋階段みたいに仕上げるのがコツでしょうか?)がキーポイントでしょうか?この仕事を始めた頃は、どの枝をどう抜くか?随分と考えさせられましたが、今は、何というのかな?体と手が覚えているというのか、瞬時?に反応してくれる感じです。本当に自慢?って感じになりますが・・でも、手に職を持つ、というのはこんな感じではないのでしょうか?大学の造園学科を卒業し、この仕事に就いて早や20年、今更、他の仕事に就けませんし、世の中そんなに甘くはありませんよね?まだまだ、私もこれからでしょうから・・・人生、「死ぬまで修行」とは、昔の人はよく言ったものですね。(2006年12月04日弊社HP掲載分)