総合造園土木業 有限会社 豊美園（ホービエン）

さて、シリーズ最終回、先日、このお宅のお隣の伯父さん宅に下見に出掛けた際に、玄関脇のサルスベリの確認にお伺いさせて頂きました。真夏に色を添えるサルスベリ、そうですね、個人的には、淡い色のものがいい感じに映りますね。この樹木は、正直、根の部分が貧弱だったので、枯れるかどうか？と随分、心配しましたが、問題は無さそうですね。ご主人も（女性の方ですが）随分と満足されている様子、それもそのはず、このサルは、祖父の方がとても大事にされていたもの、勿論、枯れてしまったら一大事でしたが、正直、ホッ、と胸を撫で下ろした感でした。他に移植した椿などもいい感じ、時期をみて剪定の依頼を受けた次第です。

飛石ばかりになりますが、今回は玄関周りのものをお届けしたいと思います。こちらも本当に狭い・・ご覧の様に、門扉も、こんな感じのものを使用しないと、残念ながらかなりの圧迫感（ちょっと昔の家屋では、よくありがちでした、何も考えずに・・）を感じてしまうのは必至です。この完全に見える扉は、正解かもしれませんね。今回の飛石は、残念ながら既存のものでは足りなかったので、弊社の在庫を数枚、運んできた次第です。正直、難しいんです、組み合わせというか、設置の仕方が・・お客様には喜んで頂いたみたいですが、正直、私としては満足のいくものではありませんでした。ただ、ここにもっと時間を掛けて、また、違った材料を使ったとしても、正直、満足のいくものが出来る保障はありません、この辺が難しいところになりますね。飛石の材質は白御影、まあ、無難な選択でしょうかね？

さて、先日の続きになりますが、他の場所の飛石設置の模様をお届けします。こちらは、丁度曲がり角って感じの場所、手前味噌になりますが、より美しく？なった様な気がしますね。水に濡れているからでしょうかね（笑）この数枚の飛石は、先日も紹介したかもしれませんが、元々、こちらの古いお宅に使われていたもの、リニューアルって感じになりますでしょうか？正直、材質の方は判りかねますが、昔からのもので、いいものには間違いがありません。こちらのお宅には、部屋の随所に、昔のお宅を偲ばせるものが、数多く使われています。こういうことは、とても大事なことだと思いますね、私も、無くなった祖父が使用していた古い腕時計を、かなりの額をつかって直したことがあります。何でも新しいものにする、ちょっと、この考えはいかがなものでしょうかね？

先日の続き、前回もお届けしましたが、今回は和風な飛石の並び替えの模様をお届けします。写真上は並び替える前、下は並び替えた後になります。違いがわかりますかね？「ただ、水に濡らしただけじゃん？」って言われてしまったらそれまでですが・・上の方は、本来裏に使うものが表になったり、また、石と石の繫ぎ目？の部分に工夫というか、うまく合わせることが考えられていない状態、ただ、並べただけって感じかもしれませんね、失礼ですが・・下は、手前味噌ですが、私が並び替えたもの、まあ、何とかまとめた？感じになりました。東京に住んでいた頃は、幸せなのかもしれませんが、こんな仕事が数多く、当時の親方に随分と直され、また、怒られもしましたが、今となってはいい思い出になります。随分と飛石を専用の刷毛で洗わされたことも・・本来は、コンクリート等で基礎を決めてもいいのですが、飛石に関しては、その様なことはしません、というよりも、他で使うことを考えてのことでしょうかね？所謂、土決めってやつですが、やはり、ちょっと時間が経つと少し落ちてくるのは仕方がないところです。落ち着いてくるのは、来年ってところでしょうかね？

さて、無事にサルスベリを植え込むことが完了しました。その後、根鉢の周りにちょっとしたダム？をつくり、水を入れ込んでいきます。そうですね、たっぷり、って感じかな？完全に水を行き渡らせる為に、樹木の幹を２～３回、上下、左右に振り込みます。これで完璧です。あとは、木の生きる力に１００％依存でしょうかね？２枚目は、無事に植え込み終了のシーン、こちらのオーナーの方は女性、普段はピアノの講師をなさっていて、こちらのお宅は、自宅、アパート、ピアノ教室と多機能？なつくりとなりました。その隣は、後輩の設計士、外構工事の最終的な打ち合わせの最中です。