96.
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2013/11/19 22:00
意志 2015/11/19
人間だけが意志を持つのではない
好きなこと 好きな人 自分の味方 自分の敵と
誰もが意志を持つように
あなたも意志を持っていた
人間のように
人間以上に
嗅覚で
感覚で・・・・・
頑張ったね
素敵でした
忘れないよ
ありがとう。
人間だけが意志を持つのではない
人間だけが唯一じゃない
クリクリ瞳のあなたの思い出
そう そう そう そう
忘れない。
95.
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2013/11/18 22:06
ひとみ
2013/11/18
右手は肩のあたりを抱えるように
左手を膝のあたりに差し入れて
病の君を抱きかかえ
身体を宙に浮かせては 足場を失う君だけど
ひとみはずっと奥にひかり
大丈夫だからと ありがとうという
あはははは!!” 涙が溢れるね
ずっとずっとまだなのに・・・・・
あはははは!” なんだか可笑しいね
たった たった今なのに・・・・・
生きる勇気と
死ぬ力と
生きろと願うこころとが
額で通うと
あはははは!!”
力が零れる
零れて生きろっ!!”
94.
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2013/10/10 21:49
十三夜
2013/10/9
人恋しいと 陽水が歌った月は 十三夜
温帯低気圧となった台風に南風は巻きいれて
雲は今日の月を隠してる
十五夜にあと わずか二日足りない十三夜
なのに一年にたった一度だけ 十三夜を愛でる秋がある
今年は17日あたり
晴れるといいな
93.
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2013/08/09 21:21
君がいる 2013/8/9
ずっとずっと時が経ち
随分記憶も定かでなくて
昨日のことなら可愛いもんで
今朝のことさえ忘れても
この日の君は忘れない
来年も再来年も
5年後も 10年後も
たとえ明日が最後の日でも
きっと名前を呼ぶだろう
この日の君を探すだろう
時が経ち 時が経ち
人が逝き 人が逝き
町が変わり風が吹き
木の葉が舞い色が褪ても
この日の君を忘れない
92.
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2013/07/16 21:11
明日は 2013/7/16
月が出ていました
半月です
弓張りの月です
明日は八戸です
半月もひとつ月齢進みます
観ている場所はここから離れます
それでも 同じ月です
時が過ぎ 仰ぐ位置が変わっても
同じ月です
仰ぐ窓は違っても
瞳を透過する月は
ずーっとおんじままでいる
91.
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2013/07/02 19:03
7月の夕暮れに
2013/7/2
夏至を幾日か過ぎると
夕暮れもどうにか安定して
いつになく涼しげな風が吹く
東の空はなお青く
雲はすこし紫がかる
どうしているのか直ぐそばで
どんな風を受けている
どうしているのか直ぐそこで
風来る窓は開いてる?
東の空は日暮れと共に
青はずんと深まって
藍へと回帰するのです
2013/7/2
夏至を幾日か過ぎると
夕暮れもどうにか安定して
いつになく涼しげな風が吹く
東の空はなお青く
雲はすこし紫がかる
どうしているのか直ぐそばで
どんな風を受けている
どうしているのか直ぐそこで
風来る窓は開いてる?
東の空は日暮れと共に
青はずんと深まって
藍へと回帰するのです
90.
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2013/04/03 21:25
肩凝り 2013/4/3
肩が凝るのか 心が凝るのか
言葉に凝るのか 己に凝るのか
考えすぎて眠たくなる
走り過ぎてはむせている
肩が凝るのか 心が凝るのか
あなたの言葉を欲する夕べ
89.
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2013/02/25 21:40
おんぶ 2013/2/25
同じ時間なのだけれど
痛みに耐える時間は長い
同じ時間なのだけれど
愛しさに心苛む時間も同じように長い
人は人を思う
人は人に心奪われる
そうしたものなのだ
そうしたものなのだ
人生を背負おうとし
あなたを背負おうと心する
88.
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2013/02/05 21:45
父の背中は 2013/2/5
夕方だったかな
幼い記憶で 定かでない
でも夕方だったよな
車のうしろ景色飛ぶ
赤く照らされた父の横顔を
記憶の底で思い出す
少しづつ 少しづつ年老いて
少しづつ 少しづつ愛おしくなる
父の背中は大きくて
父の背中はいつの間に
父の背中はごつごつと
父の背中はいつの間に
シートにぴったり収まって
シートにぴったり丸くなる
87.
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2013/01/08 22:23
四辻の角で 2013/1/8
雪道の
四辻の角で
待っている
まだかなあって待っている
少女のような君がいた
夢のなかに現れた
淡い光に包まれた
来る道しり餅ついちゃった
少女のままの君がいた
いつのこと
それはね 遠い昔ばなし
いつのこと
それはね 遠い未来のはなし
いつのこと
いつのこと
それはね ほんの今のはなし