106.
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2014/10/03 21:40
見えている 2014 /10/3
月が雲に隠れてる
先ほどまでに輝く月が
少しこの目を離した隙に
僅かな雲の陰に隠れた
でも月は必ずそこにいて
君もきっとそこにいて
同じ笑顔でそこにいる
見えている
伸ばせば届くその距離に
あなたの指先見えている
ひと枝手渡す指先が
あなたに触れてもがいてる
ひと枝の恋
月が雲に隠れてる
先ほどまでに輝く月が
少しこの目を離した隙に
僅かな雲の陰に隠れた
でも月は必ずそこにいて
君もきっとそこにいて
同じ笑顔でそこにいる
見えている
伸ばせば届くその距離に
あなたの指先見えている
ひと枝手渡す指先が
あなたに触れてもがいてる
ひと枝の恋
105.
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2014/07/13 21:56
お地蔵様 2014/7/13
君のような 無垢の笑顔のお地蔵様
コロコロ カタカタ転んでる
君のような 笑顔の笑顔のお地蔵様が
カタカタ コロオロ笑ってる
ありがとう
ありがとう
ありがとね
君を見つけた時みたい
ただただ
ただただ 愛おしい

104.
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2014/04/21 21:59
雪が解けて
2014/4/21
土筆が伸びて
桜が咲いて
田に雪は解けて
なお水は温まず
雲は流れ
空は青く
軒に雪は解けて
二羽のすずめが騒ぐ
四月は 春の入り口
峠を越えて
君を探し
北向き沢の雪渓は
始まりの一滴を搾る
君が 春の一滴
君が 春の入り口
里の春
里の秋
里に夏
里に冬
そう
いろいろあるけど
雪は解け・・・・・。
103.
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2014/02/25 21:46
大丈夫っ? 2014/2/25
腰が痛い
とにかく雪が重い
だから腰が痛い
道幅狭くて広げるんだけど
とにかく距離が長い
なおさら腰が痛い
その痛さを糧に
また 雪を掘る
はははっ
ほんのちょっとの坂道だけど
今までなんど押したかなあ
坂道登れと 車を押して
晴ればれ笑った冬の日の
雪の白さと空の青
夢を見る
父や母や自分の手
もう直ぐ春の 冬の雪解け
102.
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2014/02/06 21:29
スノーランタン 2014/2/6
冷たく青い雪が マイナスの空気のなかで
赤々と燃える
たったひとつの半球の キャンドルに映る雪
赤々と燃える
窓ガラスの向こうの瞳はじっと外に向いていて
温かく 母のように包んでくれる
春も 夏も
そして秋も 冬も
空はいつも結んでいる
去年も 今年も
明日も 明後日も
夜空はいつも結んでる
冷たく青い雪が マイナスの空気のなかで
赤々と燃える
たったひとつの半球の キャンドルに映る雪
赤々と燃える
窓ガラスの向こうの瞳はじっと外に向いていて
温かく 母のように包んでくれる
春も 夏も
そして秋も 冬も
空はいつも結んでいる
去年も 今年も
明日も 明後日も
夜空はいつも結んでる
101.
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2013/12/28 22:11
春待月 2013/12/28
胸の奥にひとり手をあてて 波打つ思いをなだめては
それでもざわめく春待ちの 淡くナズナの月のいろ
今日を一期会と歩むひとの
笑う瞳を見てご覧
今日を生きて 明日は知れず
ただ 今だけを映す
遠く遠く遙か身際には やがて明け行く東(ひんがし)の
それさえざわめく君待ちの 手に取る近さの朝の月
夏に生きて秋を歩む空
笑う積乱の白い雲
君と生きて 共に明日を生きて
ただ 寄り添い生きる
胸の奥にひとり手をあてて 波打つ思いを確かめては
それでもざわめく春待ちの 雪山に昇る月のいろ
100.
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2013/12/16 19:12
結空 2013/12/16
ひと枝落として手渡せば あなたの笑顔にまた会える
朝日があなたを包むよに 笑顔に心が包まれる
秋風の空見つめ歩くふたり歩く 小路(こみち)
足音が聞こえる 直ぐ傍に いつも
遠き夜空に流れる星 あなたの声を探してみる
愛しさ重ねて名を呼べば 頬にふたつの涙の跡
ああ 胸の奥にいつもある 恋しさを抱いて
秋空の雲 見つめ歩くふたり歩く 小路
足音が重なる 直ぐ傍に いつも
結い
99.
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2013/12/10 22:28
年の瀬に 2013/12/10
確かアリスにそんな歌があった
『♪ページ99・・・・・♪』
哀しい歌だったと思う
きっかけは新聞広告
その年の5月の末日までの募集期限
20編の詩を書けば選考対象になる 本になる
はははははっ!” 必死に書いた 毎日毎日
20編を書き終えて
封書に入れて結果待つ
待てど暮らせど吉報ないままに
書き綴って99編
これだって証です
存在したことの証。
降りかえってのブイかな
そこに居たってことをしらせしむブイ
それが詩かも知れません!”
確かアリスにそんな歌があった
『♪ページ99・・・・・♪』
哀しい歌だったと思う
きっかけは新聞広告
その年の5月の末日までの募集期限
20編の詩を書けば選考対象になる 本になる
はははははっ!” 必死に書いた 毎日毎日
20編を書き終えて
封書に入れて結果待つ
待てど暮らせど吉報ないままに
書き綴って99編
これだって証です
存在したことの証。
降りかえってのブイかな
そこに居たってことをしらせしむブイ
それが詩かも知れません!”
98.
テーマ:詩のページ
2013/12/09 18:50
結月 2013/12/9
そう 思い出を持ち寄って 語り合う
自分じゃないのに自分のことのように
持ち寄って
持ち寄って
『6月6日に雨ジャジャ~♪』 そうそうそれってあったよね
時代を越えて昨日のように
空から降りてくる光
天使のハシゴは輝いて
みぞれの雲の後ろ側
幾筋の道 降りてくる
オルゴール箱開くよに
小さなハンドル回すよに
思い出クルクル回るよに
寄せては返す波のよに
夜気はピンと張り詰めて
清らかな師走の頭上には
いまも変わらぬ弓張りの月
明日も変わらぬ結の月
97.
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2013/12/01 20:58
時間
2013/12/1
慌てて 慌てて駆けつけて
夜も9時を過ぎたころ
月居ぬ暗く雨降る夜に
なにやら影を探してる
脱力感と筋肉疲れと未達成が入り混じり
あなたを探して空を見る
いるわけないよっ もう直ぐ新月
細い月は朝方にある
朝方見えてる月こそが
窓越し見えてる月こそが
全てであろうこともなく
細く傷照らすのだけれど
あなたにかなうはずも無い
そう
ただただ愛おしいばかり
2013/12/1
慌てて 慌てて駆けつけて
夜も9時を過ぎたころ
月居ぬ暗く雨降る夜に
なにやら影を探してる
脱力感と筋肉疲れと未達成が入り混じり
あなたを探して空を見る
いるわけないよっ もう直ぐ新月
細い月は朝方にある
朝方見えてる月こそが
窓越し見えてる月こそが
全てであろうこともなく
細く傷照らすのだけれど
あなたにかなうはずも無い
そう
ただただ愛おしいばかり