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ストーブと猫とチョコレート

テーマ:暮らし
さて、閑話休題、です。

今朝は朝の5時から起き出して仕事を始めました。

事務所

そう。さすがにまだ暗く、しかも寒いので今季初めてストーブを使いました。

わが家の主、猫のチャックがまず、ストーブの前を占拠です。

チャック

このチャック。たぶんロシアンブルーが入っているのでしょうが、捨て猫で今から5年前にわが家で拾われました。
写真では分かりませんが、しっぽの先がかなり鋭角に曲がっているのが、捨てられた原因でしょう。
そうとは知らぬ娘がペットショップでロシアンブルーの値札を見て、
「ねえ、チャックって10万円もするんだよ」と騒いだのを忘れられません。
ほんの束の間、チャックの待遇が良くなった一瞬でした。

デスク

本日から新しいお宅の設計が始まります。
現場も休めませんから、基本的に早朝か深夜の作業となります。

で、基本的にCADは使いません。すべて手書きです。
うーん。
あくまでも手作業を大事にしていると言えば聞こえは良いのですが、単にCADが使えないだけという声もあります。
ただ、CADでは表現しきれない個性を大切にしたいし、CADで表現できる個性では大手に対抗できないという事もあります。
まあ、今日のプログは堅い話無しということで…

とにかく手書きの作図は大好きです。


ところで、昨夜新潟の友人から美味しいと勧められたチョコレートがあります。
寒い朝に頭を使うにはやはりブドウ糖を補給しなくてはと、今日の日中あちこち探したのですが見つかりませんでした。
見つからないとますます欲しくなるのが人の常…

明日も探してみます。

カラメリゼ

あ、これ、ロッテのマカダミア・チョコレート・カラメリゼだそうです。

以上、ある日のCOZYでした。

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ウリン材を使った施工例…みたい、な

テーマ:しごと
今朝の続きです。
ウリンついでにこれまでウリン材を使った施工例を、ウッドデッキと立水栓つながりで幾つか紹介します。

まず、ウリンの立水栓にはやはりウリンの水受けでしょう、と思って作りました。昨年秋の、熊谷のお宅です。

ウリン水栓A

そして、隣接するウッドデッキはグランドレベルにコンクリートの土間を打ち、そこから僅かに立ち上げただけのもの。足元の植物を楽しむためのデッキです。プライベートな空間を、タカショーのe-ウッドパネルが演出してくれています。

ウリンデッキA


こちらは昨年末の秩父市のお宅。
2本のウリン水栓と6本のダミー柱をL型に並べ、表からの景色と車庫側からの景色の、二通りの見せ方をしてみました。

ウリン水栓B

そして、同じお宅の道路側から見たウリンのスリットフェンスと、ウッドデッキ。

ウリンフェンス+デッキB


そしてこれは今年の春先です。深谷市のお宅。

やはりウリンのスリットフェンスを並べ、

ウリンフェンスC

背面から見た時に、そのうちの1本が立水栓になっています。
なかなかお洒落で気に入っています。
(製作は大変でしたが!)

ウリン水栓C

天然の素材だからこそ、いろいろ工夫が出来るし遊びも出来るし、
それでいてきっちり空間を演出してくれる…わたしが今一番はまっている素材がこのウリンです。


最後は取引先でもある花園町の植木屋さん、「ガーデン・ファーム」田中園の直売センターに今年春製作したウッドデッキです。

ウリンデッキD

いつも新しい樹種を見つけてきては紹介してくれる、頼もしいパートナーです。
関越花園インター近くの道の駅やJA直売所あたりに行けば地図をもらえますので、近くまでお越しの際はぜひお立ち寄り下さい!










ウリンのウッドデッキ 完成編

テーマ:しごと
さて、東松山のウリン製ウッドデッキも最終工程です。

床板張り

ウリンはすでにご存じの方も多いかもしれませんが、屋外のウッドデッキ材料としては最高の耐久性を誇る樹種です。
公称30年以上はかなり安い見積もりで、おそらく無塗装で50年近くは保つのではないかとさえ言われています。
それだけに大変高価であったため、これまで公共施設や一部高級層でしか使用されて来ず、わたしもしばらくは指をくわえて羨ましがるしかありませんでした。

それが近頃は比較的安く流通するようになり、購入量もロット単位ではなく一枚からでも届けてもらえるようになり、わたしも最近ではフェンス、アプローチ、門柱、水栓、そしてウッドデッキ、縁台といろいろな場所に使っています。

東松山のウッドデッキ1.13.-02

ウリンは別名ビリアンと呼ばれるクスノキ科の広葉樹です。
耐久性が抜群で重さは比重1.04と水よりも重く、釘やビスを寄せ付けない堅さ、曲げ強度1.84kg/cm2、圧縮強度911kg/cm2の強さを誇ります。樹液中に約14%のポリフェノールを含むために、バクテリアの繁殖を抑えシロアリを寄せ付けないと言われています。
それだけでなく加工性にもすぐれ、樹肌のきめが細かく色も美しく、唯一の難点は最初だけですが、樹液のポリフェノールがしみ出して周りを汚すことくらいでしょう。

今回はいくつか新しい工夫をしたのですが、その一つはこの立水栓です。

ウリン立水栓01

ウリン製の立水栓は山口県の業者さんに製作して貰っています。

デッキの基礎の間に排水孔を設けて周囲をコンクリートで均し、足元全体を大きな水受けにします。

ウリン立水栓02

その上から床板を張ると、デッキそのものが巨大なスノコとなり、ここで足を洗ったりペットを洗ったり、その他大きめの屋外用品も直接洗うことが出来るというすぐれもの。
水の跳ね返りが嫌なときは床板の一部を外したり、バケツやお洒落な鉢で受けたりも出来ます。
もちろん、排水孔の清掃のための点検口も設けていますので、ご安心を。

ウリン立水栓03

勝手口に近く、屋外の菜園に続くアプローチと直結する動線上に設置しました。

完成時には蛇口もアンティークなものに交換しますので、後ほどまたご紹介します。

昨日はこのようにして床板と幕板を取り付け、物干し、布団掛け、ステップを仕上げました。
ウリンはビス1本打つにも、皿錐で浅くて大きな下穴と、さらに細くて深い下穴のふたつを開け、それからスクエアビスをねじ込んでいきます。だからいつも3台のドライバーを使う気の遠くなるような作業です。
まさにやっと終わったという感じですね。

東松山のウッドデッキ1.13.-01

さて、お庭全体もこれから最終工程に向かいます。

また、紹介させていただきますね。















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向井康治

ガーデン工房 結 -YUI-は、埼玉を起点に植物を中心に据えたガーデンデザインと設計・施工を仕事とする会社です。
ただし、面白い仕事であれば時には利益も距離感覚も忘れ去る脳天気ぶり。
だから、この仕事にはいつも様々な出会いがあります。人、植物、もの、本、言葉、音楽…。

結 -YUI- はネットワークです。
それは多彩な技術や知識を持った人々が持てる力を共有し合うこと。
人と自然界の美とが満を持して出会うこと。

わたしが文芸、農業、インド、土木、外構、アウトドアと巡ってきた先の到達点は、おそらくそれらみんなの要素を遺憾なく結集することのできる、小宇宙 「ガーデン」でした。

ガーデンデザイナーとして、ガーデナーとして、これまでの、そしてこれから先の「出会い」を余すことなくお伝え出来ればと思います。

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