東松山のガーデン 植栽編

テーマ:植物
さて、東松山のお宅もお庭のアウトラインが固まってきたところで、第2期の植栽作業です。

ガーデンの仕事をしていて、何が楽しいと言ったらもちろん全部楽しいのですが、特にこの植栽作業には捨てがたい魅力があります。
一瞬にして景色が変わり、お客様が喜んでくださり、こちらはこちらで様々な発見の連続です。

シマトネリコ

発見のその1。

樹にはその樹がもっとも美しく見える、絶対的な表の顔がありますね。それを見つける喜び!
それは僅かに角度や傾きが変わっただけで、容易に崩れてしまいます。
とても繊細な表情です。
もちろん樹はこの先、際限なく成長をしていく訳ですから、その都度その表情は変わっていくことでしょう。
だから、精一杯その姿を想像して、それでいて今が一番美しくなるように位置を決め、角度を決め、傾きを決めます。
わたしにいま出来る、精一杯のことです。

トウネズミモチ・トリカラー

サンカクバ、オリーブ、ベイリーズセレクト

発見のその2。

単独で植える時のその表情が、列植したり、組み合わせて植える段になると途端に一変します。
全体のバランスの中で樹が生き始めます。
そのために傾きを変えたり、角度を変えてあげたりすることが必要になる場合が出て来ます。
わたしが分かる、のではなく、樹が教えてくれるというその感覚。
そんな発見です。

トウネズミモチ 実

発見のその3。

思わぬ季節の変化を知らされます。
トウネズミモチの実は、つい先日まで淡い薄緑色でした。
それがいつの間にか、紫に色づき始めています。
季節がさらに進めば、これが黒に近い深~い藍色に変わります。
だから、この一瞬にしか出会えない色がここにあるのだと、とても嬉しく感じました。

お庭の仕事はこれから門柱の仕上げ、アプローチ、車庫と進んでいきます。
ここで植えた樹木がこの先どれだけ居心地よく感じてくれるか、それを見極めながらの作業となります。


あ、ところでマカダミアチョコのカラメリゼ!

見つけてきました。
何のことはない。箱ではなくて小袋のパックなら、どこにでも有ったのでした。

もちろん美味しく頂きながら、今朝図面を仕上げたCOZYでした。

カラメリゼ 小パック







庭ブロ+(プラス)はこちら

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2009/10      >>
27 28 29 30 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック

プロフィール

cozy

向井康治

ガーデン工房 結 -YUI-は、埼玉を起点に植物を中心に据えたガーデンデザインと設計・施工を仕事とする会社です。
ただし、面白い仕事であれば時には利益も距離感覚も忘れ去る脳天気ぶり。
だから、この仕事にはいつも様々な出会いがあります。人、植物、もの、本、言葉、音楽…。

結 -YUI- はネットワークです。
それは多彩な技術や知識を持った人々が持てる力を共有し合うこと。
人と自然界の美とが満を持して出会うこと。

わたしが文芸、農業、インド、土木、外構、アウトドアと巡ってきた先の到達点は、おそらくそれらみんなの要素を遺憾なく結集することのできる、小宇宙 「ガーデン」でした。

ガーデンデザイナーとして、ガーデナーとして、これまでの、そしてこれから先の「出会い」を余すことなくお伝え出来ればと思います。

ガーデン工房 結 -YUI- のホームページ

フリースペース


ガーデン工房 結 -YUI- オリジナル・ホームページ

ガーデン工房 結 -YUI- オリジナル・ホームページ


RGCのガーデン工房 結 -YUI-

RGCサイトのガーデン工房 結 -YUI-



収穫の季節

「収穫の季節」~詩と小説とエッセイのページです。