ガーデンメンテナンスと軽井沢レイクガーデン
テーマ:ガーデン
2010/06/08 06:48
また少しブログの更新をサボってしまいました。
以前のことがあったので、心配してメールを下さった方もありましたが、今回は単純に忙しかったせいです。
しばらくの間、楽しい仕事に夢中になっておりました。
とても幸せで贅沢なことです。
申し訳ありません。
さて、仕事がひと段落して次の仕事までの間に、数軒のメンテナンスのご依頼を頂いています。
昨日は秩父市のO様邸の庭。
わたしが初めて本格的に取り組んだガーデンで、2003年から翌年にかけて設計・製作し、以後も手を加えさせて頂いたり、年に数度のメンテナンスをさせて頂いてきました。
それだけでなく、家族ぐるみのおつき合いも長く、医療関係のお仕事をされるご夫婦にはわたしの父親の心配もして頂き、子供同士も仲が良く、特にわたしが家内を亡くした時には本当に親身になって世話を焼いてくださいました。
それだけに手を抜けないメンテナンスなのですが…
今年2度目のメンテナンスをこの時期にお約束しながら、少しずれ込んでしまいました。
先に手入れを終えていたフロントはややラフな感じながらそれなりに風も抜け、ちょうど良い具合。
オリーブの下のバレリーナが見頃を迎えていました。
昨年手入れを怠ってかなり徒長気味のカシワバアジサイ…
すでに花の見頃が近づいてしまえば手の出しようがありませんが、この奔放さ加減は嫌いではありません。
もちろん株が弱るといけないので、今年の秋は大胆に切り戻しましょう。
ローズガーデンのアーチ・ゲートの足元もセダムに覆われて、うかつに歩けないほどになりました。
そして、ややピークを越えたバラたちもまだまだ美しい…
ここ秩父はいつになく朝夕が涼しく、乾いた風も吹くせいでしょうか、今年は長くバラが楽しめます。
しばし、そんなバラたちを眺めながら奥さまとメンテナンスの打合せをするうち、いつしか話は家族や健康や残りの人生の話題に及び、再びガーデンの話題に戻ったときには、そういえば軽井沢はそろそろバラの見頃だったかな、という方向に…
間もなく梅雨だし、仕事も忙しくなるし、そうなるとなかなか行けないし、何と言っても今日はとても天気が良いし…
なんだか今行かないと絶対後悔するのではという強迫観念に、二人同時にとらわれてしまいました。
そういえば、ついさっき、
そろそろお互い歳だし、やりたいことをするに当たっていちいち言い訳をするのはよそうではないか!
と話したばかり。
う~ん。
しばしの葛藤の末、メンテナンスは延期することにしました。
そして一路、軽井沢…
その気になれば確かに1時間半の距離ですので。
で、軽井沢レイクガーデンです。
が、期待に反してバラの開花はまだまだ先の様子でした。
それでも併設されたレストランで食べたリーズナブルで美味しいランチに元気を取り戻し、ガーデンへ。
昨年訪れたときより、当たり前ですがどのバラも株がすっかり充実してたくましくなり、
とても健康でいきいきとしていることに驚かされました。
なによりも真っ赤な若いシュートの美しいこと!
そして、新たに植え足されたと思われるアカンサス・モリスの膨大な量!
これはきっとバラのシーズンの彩りとして、イエローのフレームが欲しかったのだろうねと、
そんな話をしながら思いのほか楽しい見学が出来ました。
他のお客さんも少なくてゆっくり見られたし…
なぜかとても満足。
いくらか宿根草の花も咲いて色彩はそれなりにあったのですが、それでもここ数年でバラを見せるガーデンとしてマイナーチェンジした「軽井沢レイクガーデン」。
バラ以外のシーズンをどう見せるかが今後も大きな課題だろうとは思いますが、逆に言えば開花前のバラをこれほどたくさん、これだけ美しく見せて楽しませてくれるのも、他にはなかなか無いかもしれません。
併設されたホテル・ルゼの庭も、バラを多用したからこそ開花前にはこうしてとてもシックな風情を味わうことも出来ます。
…などと、まだバラの咲いていないガーデンを、こんな風に心から楽しむ客も少ないだろうと話しながら、後にした軽井沢でした。
もちろん、花の見頃の再訪をひそかに誓いながら!
(今月下旬から7月上旬が見頃となるみたいです)
ホームページもよろしければご覧下さい。
http://www.yui-garden.com/
以前のことがあったので、心配してメールを下さった方もありましたが、今回は単純に忙しかったせいです。
しばらくの間、楽しい仕事に夢中になっておりました。
とても幸せで贅沢なことです。
申し訳ありません。
さて、仕事がひと段落して次の仕事までの間に、数軒のメンテナンスのご依頼を頂いています。
昨日は秩父市のO様邸の庭。
わたしが初めて本格的に取り組んだガーデンで、2003年から翌年にかけて設計・製作し、以後も手を加えさせて頂いたり、年に数度のメンテナンスをさせて頂いてきました。
それだけでなく、家族ぐるみのおつき合いも長く、医療関係のお仕事をされるご夫婦にはわたしの父親の心配もして頂き、子供同士も仲が良く、特にわたしが家内を亡くした時には本当に親身になって世話を焼いてくださいました。
それだけに手を抜けないメンテナンスなのですが…
今年2度目のメンテナンスをこの時期にお約束しながら、少しずれ込んでしまいました。
先に手入れを終えていたフロントはややラフな感じながらそれなりに風も抜け、ちょうど良い具合。
オリーブの下のバレリーナが見頃を迎えていました。
昨年手入れを怠ってかなり徒長気味のカシワバアジサイ…
すでに花の見頃が近づいてしまえば手の出しようがありませんが、この奔放さ加減は嫌いではありません。
もちろん株が弱るといけないので、今年の秋は大胆に切り戻しましょう。
ローズガーデンのアーチ・ゲートの足元もセダムに覆われて、うかつに歩けないほどになりました。
そして、ややピークを越えたバラたちもまだまだ美しい…
ここ秩父はいつになく朝夕が涼しく、乾いた風も吹くせいでしょうか、今年は長くバラが楽しめます。
しばし、そんなバラたちを眺めながら奥さまとメンテナンスの打合せをするうち、いつしか話は家族や健康や残りの人生の話題に及び、再びガーデンの話題に戻ったときには、そういえば軽井沢はそろそろバラの見頃だったかな、という方向に…
間もなく梅雨だし、仕事も忙しくなるし、そうなるとなかなか行けないし、何と言っても今日はとても天気が良いし…
なんだか今行かないと絶対後悔するのではという強迫観念に、二人同時にとらわれてしまいました。
そういえば、ついさっき、
そろそろお互い歳だし、やりたいことをするに当たっていちいち言い訳をするのはよそうではないか!
と話したばかり。
う~ん。
しばしの葛藤の末、メンテナンスは延期することにしました。
そして一路、軽井沢…
その気になれば確かに1時間半の距離ですので。
で、軽井沢レイクガーデンです。
が、期待に反してバラの開花はまだまだ先の様子でした。
それでも併設されたレストランで食べたリーズナブルで美味しいランチに元気を取り戻し、ガーデンへ。
昨年訪れたときより、当たり前ですがどのバラも株がすっかり充実してたくましくなり、
とても健康でいきいきとしていることに驚かされました。
なによりも真っ赤な若いシュートの美しいこと!
そして、新たに植え足されたと思われるアカンサス・モリスの膨大な量!
これはきっとバラのシーズンの彩りとして、イエローのフレームが欲しかったのだろうねと、
そんな話をしながら思いのほか楽しい見学が出来ました。
他のお客さんも少なくてゆっくり見られたし…
なぜかとても満足。
いくらか宿根草の花も咲いて色彩はそれなりにあったのですが、それでもここ数年でバラを見せるガーデンとしてマイナーチェンジした「軽井沢レイクガーデン」。
バラ以外のシーズンをどう見せるかが今後も大きな課題だろうとは思いますが、逆に言えば開花前のバラをこれほどたくさん、これだけ美しく見せて楽しませてくれるのも、他にはなかなか無いかもしれません。
併設されたホテル・ルゼの庭も、バラを多用したからこそ開花前にはこうしてとてもシックな風情を味わうことも出来ます。
…などと、まだバラの咲いていないガーデンを、こんな風に心から楽しむ客も少ないだろうと話しながら、後にした軽井沢でした。
もちろん、花の見頃の再訪をひそかに誓いながら!
(今月下旬から7月上旬が見頃となるみたいです)
ホームページもよろしければご覧下さい。
http://www.yui-garden.com/