「この町で」 山元町の歌を作り隊のみなさまへ

テーマ:東日本大震災復興
8.5.遊び隊



 CDが届きました。
 ありがとうございました!

 その後なんどもなんども繰り返し聴かせていただいております。

 なるほど、吟味に吟味を重ねた、というのが伝わってくる仕上がりでした。
 さぞやご苦労も多かったことでしょう。
 とても素敵な仕上がりだと思います。
 メインボーカルの声の美しさはもちろんのこと!、一人一人の声がとても生きていて、編曲とか演出とか構成とか、そのひとつひとつに意味を感じます。

CD「この町で」ジャケット


 曲全体が歌詞以外でも強烈なメッセージを発しているのですね。
 そのメッセージに圧倒されますし、なにぶんにも曲そのものがとても美しいメロディーとすばらしい歌詞を持っているので、8月のお披露目の時に感じたのと同じ感動が今も持続しています。一緒に歌っていてわたしなど未だに途中で声を詰まらせてしまいますが、みなさんも最初のうちはきっとそうだったのだろうなと、勝手ながら想像しているところです。

 どうもありがとうございました。

 わたしなどのために貴重な1枚を届けて頂きました。


 20日の再プレス後、少し落ち着いてからで結構ですので、お願いした20枚をお届け下さい。
 送金先をお知らせ頂ければ送りますし、送料が分からなければ発送後でも、あるいは着払いでも結構です。自宅にはいつも両親がおりますので。
 どうかよろしくお願いいたします。

 まずは17日の鎮魂祭ですね。
 いずれ冬前のメンテナンスに行きたかったので17日に行ければ良かったのですが、残念ながら娘の学校行事と重なってしまいました。
 どうか皆さまにはくれぐれもよろしくお伝え下さい。近いうちにまた、伺います。
 そして鎮魂祭の成功を心からお祈りしております。

 ありがとうございました。


 
CD「この町で」リーフレット




 山元町からCDになった「この町で」が届けられました。

 以前にも紹介したとおり、とても素敵な歌です。
 You Tube でも動画が公開されていますが、その後ずいぶん丁寧に手が加えられていることに驚きました。
 
 少しでも多くの方に聴いて頂きたく、紹介させていただきました。

 詳しくは山元町 子どもも大人もみんなで遊び隊のHPをご覧になって下さい。

 You Tubeの動画はこちらです。
庭ブロ+(プラス)はこちら

晴海フラワーフェスティバル2012

テーマ:イベント
 
 伝統ある晴海のフラワーカーペット(花の絨毯)。

 その仕事が舞い込んできたときは驚いたものでした。
 これまで10年間にわたって製作に関わってきた業者さんが今回撤退されるとのこと。
 

 わたしがフラワーカーペットという名でそれに関わったのは今からもう8年も前のこと。
 埼玉県で開催されたまごころ国体の会場を花で埋め尽くそうと、集まったボランティアのリーダーめいたことをさせていただき、100日前イベントと秋大会の本番でいくつかの花絵を製作しました。

01 国体フラワーカーペット製作01


 その時の素材は埼玉県中から好意で届けられ、あるいは県職員の皆さんが苦心して集められた花の数々。時季の合わない物は試行を重ねてドライフラワーにしたりして…
 川里町屈巣小学校のパンジー、チューリップ、サルビア。与野公園のバラ、小鹿野町のラベンダー、桶川のベニバナや他にハナカンザシ、カーネーションなどなど…

02 国体フラワーカーペット製作02


 国体会場の本番では多くの市民の皆さんが参加して下さり、ボランティアスタッフも県職員の皆さんも走り回り…
 そして完成させたのがこれでした。

03 国体フラワーカーペット




 その時に花絵製作のノウハウを教えてくれたのが、確かこの晴海フラワーフェスティバルのスタッフの皆さんだったように記憶しています。
 その際は確かに準備から製作、メンテナンスまでずっと通して関わりました。
 でも、だからといってその8年も前の経験が、果たして本家の晴海で通用するかどうか?
 まして肝心の準備段階はほとんど県職員の皆さんが奔走して築き上げたようなもの。
 ですから、当時お世話になった職員の方に電話を入れて相談などもさせて頂きました。

 今回の花絵のテーマは「未来へつなぐ、つなげるチカラ」。
 3メートル×4メートルの花絵を4枚つないでそれをさらに5つのゾーンの合計20枚からなる壮大な絵巻です。晴海から中央区、中央区から東京、日本、世界へとつながり、そして海、宇宙、地球…平和のメッセージ。素敵なデザインだと思いました。
 そして企業や地元の団体が参加する個別枠、晴海中学の先生や生徒さんたちが作る砂絵による五輪招致エンブレム。
 全長160メートルに及ぶ花の絨毯を、350人もの市民ボランティアが、カラーサンドと10万本のバラを使って製作するというイベントでした。

 何度も打ち合せや下見を重ねて、会場に乗り込んだのは11月2日。
 まずは下絵張り。

04 下絵張り


 覚悟はしていましたが、それだけで夜中の12時まで掛かりました。

05 下絵


 11月3日。
 本番当日の朝に10万本のバラが到着。
 市民ボランティアの皆さんに集まって頂いて、午前中はトリトンスクエア2階ロビーで花むしりです。

06 花むしり


 この間、わたしのしていた仕事と言えば、会場を走り回って備品を整え、ゴミを搬出し、出来あがった花びらを花絵会場に運び出すという…まさに花絵監修プロデューサーというその肩書き通りでした。

 午後からはいよいよ花絵製作開始。

07 花絵製作


 ここではもとよりわたしのチカラなど微々たるもので、花むしりもそうでしたが各チームごとに張り付いた経験者揃いの地元実行委員会の皆さんがとにかくがんばってくださり、また初めての経験だった筈の美大生を中心とした学生スタッフたちが思わぬ力量を発揮してくれました。

08 花絵製作


09 花絵製作


 ここでのわたしの仕事といえば…
 そこはプロデューサーですから、やはり不足資材の補充。つまりは追加の花むしりですね。

10 追加花むしり


 今回使用したバラはケニア産ということで確かにものは良いのですが、なにぶんにもまだつぼみの固いものも多く、午前中の花むしりだけでは足りませんでした。

11 フラワーアート


 しかし、それこそ市民ボランティアのみなさんにスタッフ合わせて総勢400名の力の結集の結果ですね。
 われわれにとっては初めての仕事だったにも関わらず、とてもすばらしい花の絨毯が完成しました。

 紹介します。

12 花絵


 東京電力の皆さんによるバラ。

13 花絵


 住友商事と東京学術大学の皆さんによるイルカと)人魚。

15 花絵


 住友林業緑化の皆さんによるご存じ、きこりん。

14 花絵


 NPO法人「水と緑と光に輝く中央区研究会」、「朝潮運河ルネッサンス協議会」の皆さんによる切り絵。

15 サンドアート(五輪招致)


 そして晴海中学の先生、生徒、父兄の皆さんが本当にがんばって美しく仕上げて下さったサンドアート、「東京2020五輪招致エンブレム」

 さらにここからが5つのゾーンに分かれる「晴海からつながり拡がっていく笑顔のリレー」。

16 花絵A


 晴海から中央区へ。

17 花絵B


 花で巡る東京の旅。

18 花絵C


 橋でつなぐ日本全国の旅。

19 花絵D


 虹の五線譜で結ぶ世界の旅。

20 花絵E


 海、宇宙、地球。

21 花絵E


 平和…


 これから開こうとするバラの花びらをむしることへの抵抗はあるかもしれません。
 もともとフラワーカーペットの起源でもあるスペインの小さな村で作られる花の絨毯は、単に花だけでは無く野菜や彩色した穀物なども使い、工夫を凝らしてオーガニックな素材だけで美しい宗教画を描くイースター祭の行事なのだそうです。
 でもこうして製作した400名の、400通りの笑顔が生まれ、そこを訪れるさらに何百、もしかすると何千もの感動を生み出せるとしたら、10万本のバラたちの生命は充分に活かされたと思うのですが、いかがでしょうか?

22 イルミネーション点灯


 来年のこの催しにわたしがまた関われるかどうかは分かりません。

 正直言って2日間で30時間、張り詰めた神経で動き続けるというのは今のわたしには少々過酷で、この報告もなかなか手が付けられず、なんとかギリギリ開催期間中に間に合わせたほどです。(本日7日にグランドフィナーレを迎えます)
 ですが、皆さんのあの笑顔にまた会えるなら、そしてよく働いたあの気持ちのいいスタッフの面々にまた会えるなら、来年またこの会場に足を運んでも良いなと思えます。


23 ライトアップ



 笑顔がずっとつながっていきますように。



 

 そういえば、ホームページを最近リニューアルしました。よろしければ、ご覧下さい。

 








































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向井康治

ガーデン工房 結 -YUI-は、埼玉を起点に植物を中心に据えたガーデンデザインと設計・施工を仕事とする会社です。
ただし、面白い仕事であれば時には利益も距離感覚も忘れ去る脳天気ぶり。
だから、この仕事にはいつも様々な出会いがあります。人、植物、もの、本、言葉、音楽…。

結 -YUI- はネットワークです。
それは多彩な技術や知識を持った人々が持てる力を共有し合うこと。
人と自然界の美とが満を持して出会うこと。

わたしが文芸、農業、インド、土木、外構、アウトドアと巡ってきた先の到達点は、おそらくそれらみんなの要素を遺憾なく結集することのできる、小宇宙 「ガーデン」でした。

ガーデンデザイナーとして、ガーデナーとして、これまでの、そしてこれから先の「出会い」を余すことなくお伝え出来ればと思います。

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