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今朝のわが家

テーマ:暮らし
今朝のわが家。
低温注意報が出ているというので温度計を見たら、なんのことない−6℃。
でも盛岡と並んで本州最低だった。

写真はその時のもの。
家を出る6時半が,感動的なくらい明るくなった!






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手術と入院と花冷えの日々

テーマ:暮らし
ああ、いったい今年はどうしてしまったのだろう!

もともと十二指腸潰瘍は持病みたいなものでしたが、元来、年に一度か二度風邪をひく程度の健康体の自分が年末には様々な病気を併発させ、その後もあれこれあって…
ここにきて手術と入院などという事態に立ち至りました。

そろそろそういう年代になったという自覚が足りなかったのでしょうねぇ。

作業の片づけの最中、すっかり古びてしまった木製の作業台の木くずを払っていて、トゲが一本入ったのが原因でした。
トゲはすぐに抜いたし消毒もしたのですが、思いのほか深く刺さっていたのでしょう。
その夜には刺さった左手の薬指を中心に腫れが拡がり、そこそこの痛みが伴うようになりました。
それが先週の火曜日のこと。
翌日には現場近くで病院を探して、仕事の切れ目を見つけて出掛けていきました。
抗生剤の点滴を受けましたが、一度ちゃんと診てもらった方が良いというのでさらに翌日、紹介してもらった病院に出掛けたところ…
その場で手術と入院が決定しました。
左環指可能性腱鞘炎、というのが病名です。
深く刺さったトゲのために雑菌が指を動かす腱鞘という筋にまで届き、その筋に沿って手のひらまで拡がってしまったのだとか。このままさらに拡がる恐れもあるし、抗生剤だけで間違いなく菌を殺せる保障もないと言うことで、緊急手術となりました。
そうと決まれば早い方がいい。翌週からキャンプ場の植栽も本格化するし…

手術は勿論ですが、入院さえも人生初の体験でした。

…あ、インドで破傷風になりかけてメスを入れて膿を絞り出したことがあったから、あれも手術といえるのかもしれませんねえ。足が丸太のようになって苦しんでるのに先生方がなかなか来ず、やっと来たから訊いたら、午後の沐浴をしていたという…ほのぼのとした思い出です。(その時はそのまま歩いて帰らされましたっけ)

その点、現代の日本は至れり尽くせり、でした。

日に3度の抗生剤の点滴の他、先生が回診で傷口をチェックしてくださり、あとは美味しい病院食を絶え間なく食べさせて頂き、あとは何もすることのない…3食昼寝付の優雅な毎日。
わたしはそれを強制的な休暇期間として前向きに受け入れることにしました。
毎日がとても良い天気でしたし…(皮肉なことに!)

そして5日目の18日。今週の月曜日に退院。

外の世界ではすでに桜は終わり、山の新緑が始まっていました。

長瀞の新緑01

長瀞の新緑02

知らないうちに、春が深まり…
何やら取り残された気分。

ただ、嬉しいことにわが家の近辺だけはまだ、桜も満開でいてくれました。

遅い桜たち

そして、わが家のベニバスモモも、主の帰宅を待っていたかのような満開で。

ベニバスモモ

その日に始まったフォレストサンズ長瀞キャンプ場の高木植栽でしたが、翌日は雨。
その後も花冷えの毎日が続いて、季節がいったん止まってくれたかのよう。

フォレストサンズ長瀞 高木植栽

キャンプ場の植栽は監修だけでしたので、今回はスコップも持たず図面片手の仕事です。

わたしの入院で仕事が遅れてしまい、植栽を待つ樹木たちのためにはこの季節の逆戻りはありがたいことですが、いつまでも甘えている訳にはいきません。

来週の抜糸を待って一日でも早く現場に戻りたいと、ひそかに企んでいる今日この頃です。



よろしければ、ホームページもご覧下さい。
 http://www.yui-garden.com/








花見

テーマ:暮らし
川越の現場に通い始めて一週間がたちました。
施主さんや奥さんのご両親、近所のみなさんに良くしていただきながら、相も変わらず楽しく庭づくりにいそしんでいます。

片道1時間30分から45分の道のりも、まあいろいろな道を通らせてもらっていますが、何せ今は梅に桜にモクレン、それからレンギョウやユキヤナギや菜の花が盛り…。あ、昨日の朝は山ツツジの鮮やかなムラサキも綺麗でした。
できるだけストレスを溜めずに経済速度で走れる道を選んでいくうち、昨日の朝はやはりこのコースしか無いだろうというのを見つけました。
のどかな山里ばかりを選んで走ることになるので、結果的にずっと花見を楽しんでいます。
なんだか、ありがたいことです。

そのうち、モクレンの中ではこの1本が一番見事でした。すでに散り始めているのですが…

モクレンの巨木

それにしても桜の花の下で酒を酌み交わすという、そういう花見を最後にしたのはいったいいつのことやら…

とんと縁遠くなりました。

まあ、花は酒を飲まなくても充分楽しめますからね。

どんどん花見をしてください。東北の美味しい日本酒を飲んでくださいと、被災地からのメッセージもありました。
たしかに自粛ムードが続けば日本全体の活力が失われて、結果的に被災地の復興を遅らせることになりかねません。
一方で行方不明者がまだ1万数千もいて、原発事故の先行きも見えてこない現状のなか、浮かれる気分になれないのも事実…

当たり前のことですが、何か無理をして特別なことするのが大切な訳ではないでしょう。

粛々と、もっとも正しいと思える道筋を辿っていきたいと思います。

それは花の美しい通勤コースを選んで辿るのと、少し違うかも知れませんが。



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プロフィール

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向井康治

ガーデン工房 結 -YUI-は、埼玉を起点に植物を中心に据えたガーデンデザインと設計・施工を仕事とする会社です。
ただし、面白い仕事であれば時には利益も距離感覚も忘れ去る脳天気ぶり。
だから、この仕事にはいつも様々な出会いがあります。人、植物、もの、本、言葉、音楽…。

結 -YUI- はネットワークです。
それは多彩な技術や知識を持った人々が持てる力を共有し合うこと。
人と自然界の美とが満を持して出会うこと。

わたしが文芸、農業、インド、土木、外構、アウトドアと巡ってきた先の到達点は、おそらくそれらみんなの要素を遺憾なく結集することのできる、小宇宙 「ガーデン」でした。

ガーデンデザイナーとして、ガーデナーとして、これまでの、そしてこれから先の「出会い」を余すことなくお伝え出来ればと思います。

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